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アリゾナのRoute 66沿いにあるグランドキャニオン・キャバーン。

ココは単なる観光名所というワケではなく、核戦争など非常事態が起きた際に使う食料品や医薬品の貯蔵庫でもあり、その歴史は冷戦時代のキューバ危機まで遡ります。

貯蔵庫として使われているのは地下の奥深くであることはモチロン、温度と湿度が年間を通じて一定であり、食料などの保存に適した環境であることも大きな理由。




61.5度はモチロン摂氏じゃなく華氏。
日本人に馴染みのある摂氏に直すと16.4度くらい。
湿度は71%あるけど気温が低いので、不快指数は約60になりますね。
なので「何も感じない」という絶妙なコンディションといえるでしょう。



なお以前にも何度かご質問をいただきましたが、ココはグランドキャニオン国立公園にあるワケじゃなく、奥がグランドキャニオンまで続いているという洞窟です。

ざっくりと直線距離で計算してもグランドキャニオン国立公園までは120㎞以上。
地下で曲がりくねっていることを考えれば距離はもっともっと長いはず。

600㎞超えのマンモス・ケイブには負けるけど、現時点で判明している日本の最長が約23㎞なので、とんでもないスケールであることは確かですね。