
さて3階へ。
ホンダコレクションホール続きです。
3階はレーシングカーな階と成っていました。

まずは2輪から、1954年ホンダが国産バイクとして初めて国際レースへ遠征した時のR125(左)とその時カルチャーショックを受けたというMVアグスタ、こういったライバルに強く影響されたと言う展示がホンダらしい、一番右はそのアグスタの影響を受けOHVから4カムDOHCと成ったRC160、僅か5年でDOHC化、国内レースで圧勝。

これだけ保管されているのが凄い!、1960年代世界選手権に挑んだホンダのバイクがほぼ全て揃っています。

RC149、何と並列5気筒、奇想天外な手を使うのが昔からのホンダ、NRもしかり。

と言っていたらその楕円ピストンでお馴染みNR500のエンジンが、このカットモデル欲しい!

よく鈴鹿サウンドオブエンジン等で出てこられるフレディ・スペンサーが駆って1983年のGPを制したNS500。

しかしやはりホンダバイクはロスマンズカラーが似合いますよね、こちらはスペンサーが250・500ccクラス両方に参戦しダブルタイトルを獲得。

ホンダエンジンであれば何でも展示されています、石油会社elfが1980年代GP参戦した際ホンダからエンジンを供給され開発されたelf 3、独創性溢れるマシンです、これ見たかった一台。

っと2輪だけでも濃厚、前に進まない(爆)。

2輪は小さいので展示台数多いですね、凄いです。

新しいのはザックリで。

ドリーム50のモチーフと成ったCR110カブレーシング、カッコイイ!

ホンダと言えばそうロードだけでなくオフロードレーサーも。

NXR750、パリダカで通算5勝を上げたマシンですね、市販アフリカツインの原型、いやはやカッコいい。

XR600Rバハ、こちらはバハレースを制したモデル。

オフ車もカッコいいですね。

RC125M、ダブルプロリンクと言う複雑怪奇な足回りがメカメカしくて素敵。
もう2輪だけでもお腹一杯に成りそうですがメインは4輪、という事で4輪コーナーへ。

間の踊り場では2階同様企画展が、F2マシンとF1マシンが。

ラルト ホンダ RH-6-84

左は中嶋悟が全日本F2でチャンピオンを獲得した時のマーチ ホンダ 86J

この「POWERED by HONDA」と言うロゴが好き。

これはお馴染みウイリアムズ ホンダ FW10、ターボ時代のF1はイイですね~。
ここで何だか腹時計がとてもお腹空いたと警告!
時を忘れて見ていたら13時半、11時に入館したので既に2時間半。
お昼ご飯をツインリンクもてぎの遊園地エリアへ。

ク〇暑い中空いている所を探し、森のキッチン どんぐりと言う所へ冷たいお蕎麦を頂きました。
さて腹ごなしが終わったので残り3階の半分、4輪コーナーへ、しかしもう時刻は15時前、本日の予定2本目のミュージアムはキャンセルでここを存分に楽しむ方針へ。

RA272、1965年メキシコGPで参戦2年目にして歴史的勝利を飾ったマシンです。

葉巻時代のF1はメカメカしさ満点で見ていて飽きないです。

宗一郎様のお言葉はいちいちカッコいい!

右はホンダ初のF1マシンであり、初めて作った4輪車と言う無謀なお車RA271、そして左はそれを制作するにあたって参考にしたクーパー T53、当時購入したマシンがこうして残っているのが凄いですね。

RA272への進化前の見比べが出来るのも面白いです。

1966~67年のF1を戦ったRA273、重量過多問題で目立った戦績は残せず。

1967年、シーズン途中で投入されたRA300、デビュートゥウィンを飾ります。

いよいよF1にも空力化の流れが、1968年のRA301。

どれも動態保存と言うのも凄い所ですね。

ブラバムにエンジンを供給しF2にも参戦、1966年には11連勝!

JPSカラーですがロータスでは無くマーチ ホンダ 812、1981年の国内F2で走ったマシンです。

ラルト ホンダ RH-6-84、1982年のヨーロッパF2選手権のマシン。

某シティの広告にも使用されていて見たかったマシンの一台、スピリット ホンダ 201C、1983年15年ぶりにF1へカムバックしたホンダの記念碑的マシンです。

F2マシンがベースのF1マシンの為小柄。

いやはやカッコいい!!エンジンはV6ツインターボ、なのでシティターボへとイメージを繋げた訳ですね。

1984年はウイリアムズにエンジン供給、ウイリアムズ ホンダ FW09、ここからウイリアムズとの共闘が始まります。

無骨なリアウイングステーが素敵。

そしてきました、私が一番好きなF1マシン、ウイリアムズ ホンダ FW11B。

子供時代の刷り込みか何かでとにかくこのマシンが大好きでした。

カーペットなので気にせずローアングラー(爆)。

これも大好きな一台です、ロータス ホンダ 99T、キャメルカラーが素敵。

そして最強の一台、これも大好きです、セナ・プロスト駆ったがマクラーレン ホンダ MP4/4、16戦中15勝ともはや化け物!!

ホンダF1第二期黄金時代と言える3台並び、ここだけでも数時間過ごせそうですね(笑)。

ホンダ最強の1500ccターボエンジン、RA168E、600馬力超、12000回転の化け物です。

タービンはIHI。

最近のF1は良く判りませんのでスルー。

この時代ぐらいまでしかTVで見ていませんでした。

お次は市販車、有名なS800RSCですね。

環〇族ではなく本物、全日本ツーリングカー選手権の1600ccクラスで全勝したマシンです。

バブル後のル・マンで始まったGTクラス、マクラーレンF1と言う化け物が現れる事を知らない日本車は真面目に市販車を改造、GT2クラスを走ったNSX。

1997年のJGTCを走ったNSX、上記のル・マン参戦マシンのノウハウがここに活かされることに。

こちらは更に過激に成ってきた2000年のJGTCNSX。

これぐらいの年式のJGTCマシンもそろそろイベントで走って欲しいのですけど・・。

そしてコレクションホール全体で一番見たかった一台がコレ。

1996年、JTCC=全日本ツーリングカー選手権で暴れたアコード!!

JTCCは僅か5年で消滅し今や黒歴史感も有り、各メーカーマシンを隠し気味・・、イベントでも近年走行した例は全く無いなど完全に闇へ・・。

しかし箱車の形のままで各ワークスが形振り構わず全力で戦ったから最高だったんですけどね・・、ドライバーを中心に座らせるためハンドルポストですらこの感じ。

極限まで下げられた車高、もはや族〇。

何時か走っている所を見たいです、そう言えば更に過激なEvoマシンは何方に?

何か可愛いステッカーが??

こんな厳ついマシンに開発者の由良さんの似顔絵が、可愛い。

ラストはインディのマシンも、こちらは1996年のマシン。

そして2017年、日本人初のインディ500を優勝した佐藤琢磨のマシンが。

ポジション1の状態で展示されています。

最近のインディマシンはフルカウルに近づいていますね、益々サイ〇ーフォーミュラ感が。

最後の3階は濃密過ぎて超長文に成りました、如何でしたか?
私もこんなにも濃厚だとは思いもせず何だかんだ全てを見きるのに3時間強も掛かりました。
予定していたもう一つ、那須クラシックカー博物館は予定から削除、またの機会に行きましょう。
ここ以上に今回のメインで有るミュージアムは群馬県なので夜の内に下道で茨城県から群馬へ移動です。
という事でDay3へ続く。