
今日は長文です、覚悟して読んでくださいw
数日前にPC用のキーボードを代えたいと、
ここと
ここでブログで書きましたが、悩みに悩んだ結果、写真のキーボードを購入しました。
今回のキーボード選定の条件を挙げます。
・メンブレン方式以外の機械式キースイッチ。
・フルキーボード(テンキーが付いているヤツ)
・予算は1諭吉以内
この条件で探したところ、機械式スイッチではドイツ・チェリー社のメカニカルスイッチが評判が良くて、いくつかのメーカーからこれを採用したキーボードが発売されていました。
この中でもFILCOの
Majestouchというシリーズが有名で、かなりの種類のキーボードがラインアップされています。
ではこのMajestouchシリーズから選ぼうと思い、更に条件を絞り込みました。
・キー配列は日本語配列(JIS配列)
・キートップ刻印にかな表示なし
日本語配列なのに、かな表示なしというのは何?と思われる方がいるかもしれません。
JIS配列とは、英語配列(ASCII配列)のキーボードとキーレイアウトは殆ど変りなくて、アルファベットの配列は同じなのですが、たとえばEnterキーがASCII配列は1段分の上下幅しかありませんが、JIS配列は2段分の上下幅があり、押しやすい。
あと、記号のキー配置も違います。
例えば“2”のキーをShiftを押しながら押すと、JIS配列では「"(ダブルクオーテーション)」が入力されますが、ASCII配列では「@(アットマーク)」が入力されます。
今回ボクが選びたいのは、JIS配列でローマ字入力ユーザーには邪魔なだけの、かな表示が無いものになります。
次にキー入力時に個人それぞれの好みが出やすい、キータッチを選定します。
メカニカルスイッチには、キーの重さやクリック音が違うものがありまして、その軸の色から黒軸、茶軸、青軸などあります。
黒軸がキーの押下荷重が一番重く、茶軸、青軸の順に軽くなっていきます。
これは実際にキーを打ってみないと、自分の好みが分からないので、近所のパソコン専門店に行って確認したのですが、田舎の悲しいところで、メカニカルスイッチ採用のキーボードはまったく置いてありませんでした。パ○コン工房め(怒
こうなると、キーが重いか軽いかで決めるしかないのですが、ここに新たなライバルが現れますw
欲しいキーボード候補に初期段階から入っていたのですが、高くて手の届かない存在の、東プレ製の
REALFORCEシリーズ。
これはメカニカルスイッチ方式とは違い、静電容量方式と言いまして、
参考にさせてもらったホームページの言葉を借りますと、「基板上の固定電極と、キーの可動電極の間の静電容量の変化を検出し、ON-OFFを判定するスイッチです。物理的な接点が無いため、接点の劣化が無く耐久性が高い」そうです。
さぁ、ここで不幸にも
質が上のものを見てしまいましたw
そうなると、メカニカルキーの粗が見えてきます。
・物理的接触のメカニカルキーは、スイッチが基板との接触によりハンダ付けが悪いものはそのあたりが壊れてくる。
・スイッチの劣化による
チャタリング(スイッチのオン・オフの接点が切り替わる際に、オン・オフが細かく繰り返される現象)が起こる。
・物理的なスイッチのため、クリック音が大きい(黒軸などクリック音が小さいものもある)
この時点で、MajestouchではなくREALFORCEのほうが欲しくなってきましたw
で、ネットでも評価の高いREALFORCEにも欠点はあります。
それは、
価格。
安いものでも1.6諭吉からであり、高いものは2諭吉を軽く超えます。
ただ、品質はかなりのもので、その耐久性は高く、その信頼性の高い機構は金融機関等のキー入力業務に採用されています。
さすがはMade in Japan!
現金自動預け払い機(ATM)のキーにも静電容量方式は使われており、触ったことがある人は多いと思います。
最初に設定した、予算1諭吉はもう無理と諦め、予算度外視で考えることにしました。(ここ、一番のツッコミどころw)
REALFORCEと言っても、ラインアップされている製品にはいろいろな特徴があり、違いが一番大きいのが、変荷重か等荷重かってところです。
変荷重とは、人差指や中指の力が強い指で押すキーは重めのキー荷重(55g)、それから薬指や小指で押すキーに行くに従ってキー荷重が軽くなってく(45g、30g)という、キーによって荷重が違うタイプ。
対して等荷重は、全部のキーが同じ荷重になっているものです。
これは、45gと30gがラインアップされています。
キーを変則的に使う、ゲーミングキーボードによく採用されています。
ここが一番のこだわりどころで、普通に使うなら変荷重がオススメなんでしょうが、ボク的にはパソコンでゲームもすることはないのですが、なぜか等荷重のものをチョイスすることにしました。
理由は特にありませんw
なんとなく、「等荷重?何だか分かんないけどカッケー!」って思っただけですw
そうなるとキー荷重は何gを選ぶかというところですが、コレまたネットで情報収集したところ、色々な情報が沢山あり正直わからない感じ。
キー荷重が適度に重いヤツがいいと書いているところもあれば、軽いヤツが指の負担が少なくて、キー入力量が多い人にはこちらがいいと書いているところもあります。
そこでキー荷重の軽い30g等荷重をチョイス。
この中でREALFORCEをさがすと、
Realforce108UDKという機種が該当しました。
これはMajestouchシリーズを販売しているダイヤテックが代理店販売しているモデルです。
ネット価格を見ると、6月中旬現在1.8~1.9諭吉。
ほぼこれで決まりという方向で、カミさんからの資金の支給を待っていたところ、
価格比較サイトに同じ機能でちょっと安いヤツがあることが判明しました。
Realforce108UD-Aというモデルで、
アーキサイトというPCパーツ販売会社が東プレとコラボして
アーキサイト特殊仕様モデルとして販売しているものでした。
調べていくと、この108UD-Aというモデル、先の108UDKとほとんど同じモデルですが、
キーバインドを変更できるディップスイッチが付いていて、それでいて1.8諭吉弱で若干安いという、ボクにとっては渡りに船、みたいな製品でした。
特殊仕様(REALFORCEのフルキーボードで唯一のディップスイッチ採用)でオリジナルモデル、コレがボクの琴線に触れないわけがありません。
またキートップの刻印も、墨地に黒の昇華印刷で、一見すると刻印無しに見えるマニアックな仕様で、キートップの印刷が長期使用による印刷掠れが無い昇華印刷(印刷コストが高い)であること、これまた嬉しい限りです。
この108UD-Aには変荷重のXE01B0と、30g等荷重のXE31B0が2種類のラインナップがあり、ここは当然等荷重のXE31B0をチョイス。
無事カミさんからの資金の支給もあり、昨日届きました。
肝心のキータッチの使用感ですが、
もう別次元w (人´∀`).☆.。.:*・゚
REALFORCEを使い出すと他のキーボードには戻れない、使っていてタイピングが楽しくなるって評価がよく分かります。
軽快であり、押したキーがきちんと反映される(←ここ重要)ってのが気に入りました。
これは趣味の世界に入るので、万人にウケるものではないのですが、個人的には支払っただけの対価は充分にあると思います。
たかがキーボードにそんな金かけてどうする?って人もいるでしょう。
それはそれで正解だと思います。
こんな変なこだわりがボクの性格の一部となっていますので、これはこれでしょうがないw
ちなみに今回のキーボード購入に併せて、パームレストも
ちょっと良いモノにしました。
今回かかった金額を申しますと、
・キーボード:Realforce108UD-A XE31B0 \17,977
・パームレスト:FKBPR/B \2,931
合計 \20,908 となりました。
お約束ですが、フォトギャラにうpしましたのでおヒマなら見てやってください
↓
フォトギャラ
あと、従来のメンブレンキーとの打鍵音の比較をYouTubeにアップしたので、これもおヒマなら見てやってください。(途中で、ピッと鳴るのはミスタイプなので気にしないでくださいw)
長々と書きましたが、これもREALFORCEのキータッチが良くて嬉しく、ダラダラと長文になりました。
最期までお付き合いありがとうございました。