2011年05月01日
仮設住宅に入居しても
今日2発目の辛口目気味なブログ。
仮設住宅について書いてみました。
各地で仮設住宅の建設及び入居が始まっていますね。
仮設住宅の場所も様々。
避難所となっている学校の校庭だったり、違う地域に出来た仮設住宅だったり。
いろんな形態がありますね。
しかし「避難所から仮設住宅に入れば生活が良くなっているんだな。」と思っている方が多いかと思います。
しかし仮設住宅の場所に関わらず生活が必ず好転するとは限りません。
理由としては
1:避難所と同じ敷地内の場合は生活も避難所に居た頃と大して変わりは無い。
食料調達等も困難な地域が多いからである。(避難所に依存する形になってしまう可能性がある)
2:被災状況が軽い地域の仮設住宅に入れたとしても、生活が軌道に乗るまでは外部の力を借りていかなければならない。(特に高齢者や乳幼児がいらっしゃる家庭等)
3:仕事が無い方も多数いらっしゃる上に移動手段も限られてくる場合がある為に長期間外部に依存しなければならない可能性がある。
ざっと大まかにみても、どれだけ大変か判っていただけると思います。
書き方としてもキツメな書き方ですが、簡単に書こうとするとこうなってしまいました。
それだけ必ず好転するとは限らない状況なのです。
各仮設住宅の範囲で自治会のような組織を作り助け合って行くというシステムがとられて行くようです。
これは重要なシステムです。
こういう組織で生活に関する事を集積し行政に知らせる事で生活の改善につながって行きますから。
それとこれから起こりうる事であろう(起こらないで欲しい・・・)事柄にも対応していけるはずです。
それは阪神淡路大震災の時に仮設住宅で大きな問題となったのが老人の「孤独死」です。
中にはしばらく気付かれずにいたケースもあったんです。
当時ボランティアに行っていた私は可能な限り年配の方々の話し相手になっていました。
それだけでも十分精神的に落ち着かれるんだそうです。
こういった事を問題を防ぐ為(起きないようにする)にも自治会のような組織は重要なんです。
ボランティアに頼る事も大事ですが、やはり地域の輪(和)というものには勝てません。
ボランティアは自治会のお手伝いのいうスタンスで行くべきだと私は思います。
特に長い視点で見た場合は重要だと思いますし。
仮設住宅の周囲の地域の方々の協力も必要です。
挨拶を交わすだけでも良いのです。
これからどれだけ長い時間が必要なのか解りませんが沢山の人たちの協力で歩んで行く事になります。
個人、地域社会、企業、そして行政。
全ての調和がとれて行く事を願います。
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Posted at
2011/05/01 20:04:26
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