2023年05月08日
簡単では無い車のレスキュー
こんばんは。
昨日近所の金網で囲われている草地(去年まで畑)にカローラフィールダーが刺さってました。
開発会社(特定商業地域開発)の関係車両でしょう。
今朝はカローラフィールダーだけでしたが、夕方帰り道見たらFJクルーザーがレスキューしようとしたのでしょう。
見事にやらかして刺さってました。
もう普通にはレスキュー出来ない位置関係になってましたねぇ。
さて、4駆乗りの方は「こんなん簡単にレスキューしてやんよ!!」と思うでしょう。(FJクルーザーのオーナーも、そう思ったんでしょうね)
そう思っている内は、残念ながら無理です。(実際無理だったから刺さってます)
レスキューは経験値と知識が必須。
引っ張れば良いってもんでも無いんですわ。
ジムニー、ランクル系に乗っているとレスキュー頼まれたりします。
レスキューしたくなったりもしますね。
でも「ちょっとまって」ください。
貴方にレスキュー出来る位の知識と経験はありますか?
「引っ張るだけだから・・・」
甘いです。
JAF等のレスキューの方々は如何にも簡単にやってるように見えますが、物凄い量の経験と知識に基づく作業をしているのです。
ですから素人に毛が生えた程度の知識では大怪我の元なんですよ。(実際に大怪我してる人も沢山いますよ〜。)
全国のJAF等の作業員の方々でも年に何件か怪我をされています。(プロでもです)
動画でも走れる砂浜で刺さった車輌を助けたりってのありますけど、失敗してる方が多いんですよ実際。
助けるつもりが自分も刺さったりね。
完全に甘くみている証拠です。(たまに失敗を出している方もいますよ)
比較的危険では無い部類の平坦地でのレスキューですら頭脳を使います。
ジムニー限定ってワケではありませんが、ワイルドグースさんのウインチの動画はレスキュー動画では無いのですが勉強になりますよ。https://youtu.be/IPMPBAMnKzc
ウインチ装備してるなら最低限持っておきたい装備一式等の紹介をしています。
結構ウインチのパワーに物を言わせてレスキューしてる動画がありますが、正直一歩間違えれば大惨事です。
ウインチ装備一式したオラがジムニーに常備したいアイテムは〜
1:シャックル大小各1組ずつ(クルマによって使い分け等)
2:ツリープロテクター(スリングベルトの幅広でも可)
3:スナッチブロック
4:車輪止め(折り畳みで大きい物)
5:サンドラダー(的な物でも可)
6:革手袋(ワイヤーの場合、ワイヤーの油が着くしホツレで怪我をする可能性があるから)
は最低限欲しいね。
1、2、5、6は常備してます(笑)
スナッチブロックと車輪止め買わなきゃ!(汗)
ジムニーは4駆の車両の中では軽い部類。
ですから、車輪止めで動かないようにしてウインチを使った方が安心です。
そしてスナッチブロックを使いダブルラインで引けば少ないパワーでも引けますので安心です。(絶対では無いよ〜)
とまぁ軽く書き出しましたが、この程度は触りも触りですよ。
最初の一歩のレベルだと思います。
冒頭の状況、状態だとウインチで引っ張らないと無理でしょうし、金網で囲われ出入口側は狭い農道(汗)
しかも地味に交通量が多いときたもんだ(爆)
(道路の反対側はパイプガードレールがあるので、引く距離もほぼ無い)
さぁ貴方ならどうやってレスキューしますか?
ちなみにコレは簡単な部類になりまーす。(経験者からすればって意味でね)
これを読んでも「何言ってんの?簡単やん」と簡単に思うならレスキューは辞めた方が宜しいと思います。
本当にウインチのワイヤーがテンション掛かっている状態で切れて、吹っ飛んで来たら簡単にヒトの身体を斬りますからね。(冗談では無く本当です)
「JAFさんやレスキュー会社さんがワイヤーで引っ張っている時にワイヤーの傍に絶対に近寄らないでください!指示が無い限り車輌にもです!」
心配でウロウロするのは解るんですけどね。
万が一怪我されては困りますから。
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Posted at
2023/05/08 21:45:08
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