2021年08月03日
おはようございます(^O^)
毎日暑いですねぇ。
しっかり水分補給して熱中症に気をつけましょうっ!!
さて、近年ゲリラ豪雨等で冠水路が出来る状況が増加していますね。
ニュースや動画等で冠水路を走行しているのを観ますが〜・・・
大半のドライバーが冠水路走行に潜む危険を理解していないですねぇ。
JAFでも冠水路走行に関する動画を出してます。
その位危険性をドライバーが理解していないって事です。
自動車学校でも教えないしね。
何の為の学校なんだか。
冠水路を走行する上で注意すべき事は沢山あります。
1:アクアプレーニング現象(ハイドロプレーニング現象)
これはタイヤと路面の間に水の膜が出来て滑空状態になる現象。
ハンドル切っても曲がらないし、ブレーキ掛けても止まりません。
速度が高い程起こる現象ですが、タイヤの溝が少ないタイヤや磨耗が進んでいるタイヤでは低い速度でも起こりやすくなります。
また稀なパターンですがブレーキローターとブレーキパットの間に水が入り込み、ブレーキの効きが極端に落ちる事も起こります。(ローターの偏磨耗も原因にもなります)
2:水の抵抗による車体等の破損
水の抵抗力は水深と速度と前面投影面積に比例します。
水深が浅くても速度が高ければ大きな抵抗になり車体等の破損につながります。
また外装だけでなく、車体前面にあるラジエター等もダメージを受け破損する事もあります。
3:水による電装系へのダメージ
水がエンジンルーム内に入り込み、伝送系統からの漏電等により故障する。
最悪伝送系統の総交換になりえます。
4:ウォーターハンマー
エンジンルームに入った水が、エアクリーナーボックスに入り、そのままエンジンに吸い込まれると水の抵抗力でエンジン内部を破壊します。(詳しくはググッてね)
5:水没によって車内からの脱出が困難になる
水没してエンジンが停ると大体は窓が開かなくなったりします。(ヒューズが飛んだりして)
さらに水深の深い所だと、水が抵抗となりドアが開かなくなります。
脱出が困難になるだけでは済まない状況になります。
6:水飛沫による視界不良
この視界不良によって追突事故が起こりやすくなります。
ワイパーの速度を最速にしても雨量や水飛沫の具合によって視界は遮られます。
豪雨と言われる状況でも無灯火のドライバーが非常に多いです。
周りの車が速度出してても自分の速度は落として、ライトを点けて、速度が著しく落ちるようならハザード点滅させたりして、自分だけで無く周りのドライバーにも注意喚起するようにするのが1番ですね。
さらっと書き出しても、こんなに有るんですよ。
ちなみにジムニーとかみたいなSUVでイケイケで走る人もいますが、それでも万能では有りませんのでアシカラズ。
エマージェンシーハンマー等を車内に置いている人達も増えていますが、そういう危機管理がしっかりしているドライバーさん達は、そもそも危ない所に近づきません。
状況に合わせた運転技術をドライバーは求められます。
当たり前の事ですけどね。
これが出来ていないドライバーが多いと言う事を普段から理解して走る事で事故やトラブルから遠ざかる事が出来ます。
では皆さまご安全に。
Posted at 2021/08/03 08:07:53 | |
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