![最後のブルートレイン 【北斗星】 -後半- 最後のブルートレイン 【北斗星】 -後半-](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/035/813/087/35813087/p1m.jpg?ct=515f5830cfb8)
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最後のブルートレイン 【北斗星】 -前半- の続きです。
奇跡的に入手できたチケットで、望んだ以上の旅となって、
心地良く眠れたのか…?
『枕が変わると眠れない』という言葉がありますが、最近は、
『枕が同じでも眠れない』私。 なかなか寝付けません ^_^;
午前2時台に運転停車した、盛岡駅。その後の一ノ関駅も撮影。
本州に入ってから最初に停車するのは、仙台駅。4時33分着。
人口の多い仙台も、さすがにひっそりと静まり返っていました。
← そしてこれらは、5時36分着の福島駅にて撮影しました。
↓
その前には、綺麗な朝焼けも、見ることができました。
福島駅のホームで青いEF510を撮って、慌てて乗り込み…、
ロビーカーを通ったら、食堂車の入口に向かって、既に10人位並んでいました。
カメラしか持っていないので、自分の寝台へ財布を取りに戻り、
再びロビーカーへ行くと、更に10人位増えています。
モーニングは6時30分からですが、この日は1時間以上前から並んでいたようですね。
みなさん早起きだなぁ~、と思いましたが、かく言う私は、起きる以前に、寝ていない?
食堂車が営業開始。
また相席でしたが、私もギリギリ1回目の案内で、着席できました。
メニューを頂きましたが、どちらにするかは、もう決めていました。
オーダーしたのは、洋朝食。
特に、パンがおいしい (*^o^*)
ちょうどこの頃、北斗星号は東北本線を走行中。
時々、東北新幹線の線路が見えます。
食堂車内で、「あっ!」と言った他の人も見ていたのは、走り去る新幹線【はやぶさ】の姿。
食後には、コーヒーも。
景色や新幹線を眺めながら頂けるのは、貴重な体験ですね。
私が、初めて食堂車を利用したのは、中学生時代に1人旅で乗車した、寝台特急 【富士】。
ちなみに【富士】は、2009年3月まで走行していた、九州ブルートレインです。
揺れる列車内での朝食、初体験。
当時も相席で…と、懐かしく思い出していました。
食堂車でのお食事は、おそらくこれが最後となるでしょう。
贅沢な、モーニングタイムでした。
7時50分、宇都宮駅に到着。
車掌さんに、停車時間が数分あると聞き、今度は最後尾の撮影。
この後、食堂車のクルーが、朝刊を運んで来てくれました。
これも、ロイヤルのみのサービス☆
ピンボケだらけですが *_*
車両基地等に停車している列車を見ると、つい撮ってしまいます。
ちなみに、前日もたくさん撮影し、デジイチの電池が消耗しましたが、
ロイヤルの室内にはコンセントがありますので、深夜のうちにしっかりと充電ができて、
助かりました v(^^)
さて、ヘッドマークも車体も真っ青なブルートレイン、【北斗星】。
車内に青い物はないのか?
前回の北斗星乗車時 にも、車内探検はしていましたが、その時はJR北海道の車両と
JR東日本の車両とが混在した編成だったと思います。
今回は、全てがJR東日本の車両、とのことで、改めて探してみたのですが…、
11号車の青い扉。これは、車体ですよね ^_^;
あっ!右下に写っている 富士重工 のプレートが青いです。
SLの客車でも見ましたね。
他には、共同洗面台の一部に、ブルークリアのプラコップが置いてあったけど、前回と同じ。
ブルートレインの車内は残念ながら?、青くないんです。
北斗星号に乗っている自分の姿が、鏡のような物に写って見えたらなぁ…、
なんて考えていたら、そろそろ、次の停車駅。
(※追記です。車内の青い物、もう1つありましたので、
フォトギャラ にアップしました。)
大宮駅です。
駅や付近にも、たくさんの撮り鉄が!
《鉄道のまち大宮》 だからでしょうか。
昭和の雰囲気が漂う、ロイヤル室内の各種スイッチ。
乗車時間は、残りわずかとなりました。
ついに終着、上野駅。定刻の9時25分に到着しました。
前回、上野 → 札幌 に乗車した際は、途中の青森で、止むを得ず運転停止 ;_;
今回は反対方向の、札幌 → 上野 ですが、全区間乗車できて、良かったです。
もちろん、回送されて行く姿を、お見送りします。
残念ながら、後で割り込んで来てはみ出す、マナーの良くない撮り鉄もいましたが、
ホームの端で待機していた男性が、
「自分より良いカメラをお持ちだし、場所を譲りますよ (^^)」と、言って下さったのです!
申し訳ないので、場所を譲ってもらうのは遠慮したのですが、発車を待ちながら話していて、
結局私は、その方の足元で、ローアングルから撮ることになりました。
上野駅からは、この電源車を先頭にして、機関車 EF510が最後尾。
逆向きに走ります。
発車の合図が鳴り響きました。
途中までは動画で撮影しておき、写真に切り替えました。
…
…見えなくなりました。
寝台特急に乗車したのは、4回目。
車内のサービスや、車内での他の方々との会話等、
トワイライトの旅 の方が良かった点もありました。
乗車してから、トワイライトが好きになり、
ラストラン も見届けました。
その時のように、できれば後姿を見送りたい気持ちもありますが…
遠路はるばる北海道の大地から、東京の大都会へ。
素晴らしい景色を見せてくれながら、最後まで無事に、
そして、快適に運んでくれた、最後のブルートレイン 【北斗星】。
【北斗星】は…
それまでの日本の寝台特急とは一線を画した[ロイヤル]等の個室寝台を備え、
上質なサービスを提供することで人気となった、豪華寝台特急の元祖でもあります。
そのような予約困難な憧れの的である列車が、完全に幕を下ろすまで、3ヶ月を切りました。
定期運行が終了、臨時化されて、乗車できるチャンスが減っている中、[B寝台券]を入手。
そして、奇跡的なタイミングで、とても運良く、[ロイヤル]のチケットが、私の手元に!
札幌から上野まで、約17時間の乗車。
夢のような時間でした。
「ありがとう、ブルートレイン。ありがとう、北斗星号。」
人影もまばらになった、上野駅13番ホーム。
ちょうど5ヶ月前、
北斗星号を見るために訪れた時 には、
《カシオペア・北斗星 編成案内》が掲げられており、
このように真っ直ぐ、ホームの奥まで見渡すことはできませんでした。
札幌駅では、柱に貼られた《特急 号車案内》看板が、臨時北斗星の編成で表示された、
新しい物へと変わっていましたが、上野駅では案内がなくなっていて、寂しさを感じます。
ここに立つのも、もしかしたら最後かも知れないな。
と思いながら、ホームを後にしました。
この後の話は、また
次のブログにして、北斗星の話は終了します。
長くて画像の多い、自己満足なブログにお付き合い頂き、ありがとうございました (^^)