
長々と書いて来たが、ようやく最終話。
[HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス] による、
2020年09月の鉄道旅の記録。
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北海道 周遊パスの旅 7 の続き。
ラッピでお昼を食べて、函館駅に戻る。
函館散策はせず、またここで折り返し、特急に乗車。
まずは、向かいのホームから。
13時53分発、特急【北斗】13号。
乗って来た上り列車と同じ、261系の車両。
乗り場の7番線ホームへ移動して。
261系は、最後尾の1号車が、グリーン車だ。
特急【とかち】と同じ、綺麗な青紫色の革シートだよね…と見たら、えっ!
この特急【北斗】は、革シートではなかった。
JR北海道の列車ガイドページには、
「ゆったりとした空間に豪華な革張りシートを採用。」と書かれているのに。
しかし、この青色も良いね♪
よく見ると、生地の模様に黄色の点々もあり、星をイメージしているのかしら?
旅の終盤。
4回まで無料で取れる指定席、最後の1回を、この列車で使用する。
2~5号車が普通車指定席で、2号車最後列の1つ前、右・海側を選択。
最後列の車椅子対応座席は、空席を調べた際、既に左右共、埋まっていて。
この後、大きめのスーツケースを持った若い夫婦?が、座りに来た。
13時53分、函館駅を発車。
五稜郭駅、新函館北斗駅に停車・発車してから、右下に国道5号線が見え…
その2分後、進行方向左側には、小沼が見えて来る。
次の、大沼公園駅を出るとすぐ、右には大沼が見える。
午前中の上り列車よりも、少しは綺麗に撮れたかと。
「上り列車よりも、少しは綺麗に」と言えば…
今度は北海道駒ケ岳が、山頂も見せてくれて。
5分程走行し、また違った角度からも見られた。
次の停車駅、森駅にて。
海が近いので、ウミネコがいる。
この時は、内浦湾 (噴火湾) のすぐ側を走行しているが…
国道5号線と何度も交差し、海寄りになったり、離れたりする。
八雲駅~長万部駅間。
道路の方が、海に近くなる辺り。
お天気が良く、心地いいね♪
この後、長万部駅に停車、発車した。
次に停まる洞爺駅までの間に、先程撮れなかった、小幌駅がある。
鉄道でしか訪問できないのも特徴である、秘境駅。
車では見に行けないから、再び、列車内からの撮影に挑戦しよう!
…という気持ちはあり、張り切って準備していた。
それなのに、なぜか、とても眠い。 瞼が重い… (=_=)
…はっ!
気が付くと、トンネルの中を走行している。
ハイドラの表示を見ると、静狩駅は過ぎている?
では、次が小幌駅だよね?
カメラを構え、トンネルから出た瞬間、シャッターを押す!!
…あぁ、またもや撮れず。 カメラのせいではない。
ファインダー越しに見えたのは、小幌駅を過ぎた後の景色… orz
特急【北斗】13号は快調に走り、洞爺駅に停車。
伊達市を経て、室蘭市に入り、白鳥大橋も過ぎて…
定刻の16時13分、東室蘭駅に停車。
次の登別駅、白老駅も、定刻発車した後。
進行方向左側には、特徴的な形の山が。樽前山だ。
まもなく苫小牧駅だな、と思っていると、急激に減速。
車内放送が。「先行列車に遅れが出ているため…」って!
仕方ないことだが、定刻より3~4分遅れて、苫小牧駅に着いた。
ここで降車して、乗り換える計画なのだ。
元々の乗り換え時間が5分しかない中、数分の遅延でも厳しい。
急がねば、乗り遅れる!
ボケていても、撮り直す余裕はない!
…ふぅ、間一髪で間に合った!
乗り込むとすぐ、扉が閉まり、苫小牧駅を発車。
16時59発、日高本線の下り列車。初乗車だ。
学生が多いけれど、少しの空席はある状況。
日高本線は、苫小牧駅~様似駅間を結ぶ路線だったが…
2015年、高波により、広範囲の線路が被害を受けた。
鵡川駅~様似駅間 116.0kmは、代行バスが運行されているが、
この区間は復旧できないまま、先日、鉄道事業の廃止が決定。
列車が走れるのは、全区間の約2割、苫小牧駅~鵡川駅間 30.5kmのみ。
1つ目の停車駅、勇払駅。
ここを出ると、日高本線は、太平洋に近い所を走行する。
夕焼け空も見えるといいな、と思い、進行方向右側に座った。
徐々に暗くなって行くが、車窓からの眺めを楽しもう。
あっ!新日本海フェリーが見える。
苫小牧東港だ。
この厚真川を渡ると、次の浜厚真駅。
途中、この日高本線でも、動物の影響による遅延が発生。
定刻より3分程遅れて、17時32分、終点の鵡川駅に到着!
車両後方の空が綺麗なので、別のカメラでも撮ろう。
ちょうど扉が閉まり、ライトの光も変わった。
日高本線専用塗装の、キハ40。
馬や日高山脈、海も?
日高の特色がデザインされたロゴのようだけど、
もう、それらが見られる区間を、走行することはないんだね…。
鵡川駅。
むかわ町は何度も訪れているのに、駅を見たことはなかった。
画像左端に、〈列車代行バス〉の案内看板が立っている。
線路は続いているが、この先へ行くには、バスに乗り換えだ。
他の乗客達は、通路を渡って行ったが、私は、ここで折り返そう。
下りでは後方だった、標準塗装のキハ40 (北海道色?)が、前方となった。
17時49分発の、上り列車に乗る。
暗くて景色は撮れないだろうけど、再び、海側の座席を選ぼう。
同じく、海側に座っている人が多いね。
定刻に、鵡川駅を発車。
日が沈み、一気に暗くなる。
車窓からの景色は、記念に1枚だけ。
18時19分、終点の苫小牧駅に到着!
未乗車だった日高本線。
鉄路は短い区間となってしまったが、何とか乗れて良かった。
今度は、乗り換え時間に余裕がある。
苫小牧で何か食べよう、と考えて、調べていた。
苫小牧駅にはカレー屋があるが、残念ながら、18時で終了。
駅の隣にある、大きなビルに入ってみる。
中のカフェを見に行くが、ほとんど品切れで…。
あまり遠くまで行く時間はないので、駅に戻り、列車を待つ。
次に乗車する、特急【すずらん】11号が入線。
自由席に乗り込む。
定刻の19時07分、苫小牧駅を発車。
車内で少し、おやつを食べることに。
そして、20時04分、終点の札幌駅に到着!
ヘッドマークは、既に「回送」表示だけど。
この日は【すずらん】に始まり、【すずらん】で終わった。
4日目のまとめ。
■ハイドラ記録■
休憩ボタンを押したつもりが、終了ボタンに指が触れていたようで。
しかも2回やってしまい、この日の記録は、3つに分かれた。
■乗車した列車■
特急【すずらん】/室蘭本線(支線)・普通/室蘭本線(支線)・普通/特急【北斗】/
特急【北斗】/日高本線・普通/日高本線・普通/特急【すずらん】
■乗車区間 ⇒ 距離■
札幌→東室蘭/東室蘭→室蘭/室蘭→東室蘭/東室蘭→函館/
函館→苫小牧/苫小牧→鵡川/鵡川→苫小牧/苫小牧→札幌 ⇒ 計 約712km
◇乗車した列車は、上下それぞれ1回ずつで、折り返しが多かった。
◇JR東日本の豪華なクルーズトレイン (周遊型臨時寝台列車)、
【TRAIN SUITE 四季島】を、偶然見られた。
◇遅延が発生して焦ったが、未乗車区間も無事、乗車できた。
最後に。
■4日分の旅の総括■
◇札幌駅発着の行程、合計の乗車距離は、3034.8km。
北海道から、鹿児島まで行けてしまう距離!
本来かかる運賃・特別料金(指定席を選択した列車は指定席料金とする)、
計算が間違っていなければ、合計で、89000円。
この周遊パスは12000円だから、存分に使うことができた!
[※実際には、最寄り駅からの移動も含めると、更に…]
◇当初の目標 (全特急列車に乗車・乗ったことのない路線を完乗) 達成☆
2020年時点で存在するJR北海道の鉄道路線は、全線走破!
[今回の旅で乗っていない路線・区間は、過去に乗車済み。
できれば、いつかそれらの記録も書き残し、まとめたい。]
◇特急【おおぞら】の中で食べた「かきべん」。
美味しかったなぁ (*^o^*)