最近、歳を取ったせいか昔の事を思い出す事が多くなってきた。
一晩中宛も無く車を走らせる事が楽しかった頃の事…
懐かしくもう一度乗ってみたい過去の愛車を思い出してみたいと思います。
自動車の免許を取る前には既に最初の愛車が高校生の私の元に有りました。
高校3年の夏休み。従弟の以前の愛車ホンダZ(360cc)をくれると言うので
先に自動車免許を持っていた友人を誘って日吉津の従弟の家まで引き取りに行ったのです。
ホンダZは「水中メガネ」のニックネームで親しまれた車です。
初期のモデルは空冷エンジン。後期は水冷の360cc2気筒のエンジンを積む軽自動車初のスペシャリティカーとしてデビューした車です。
私の貰ったホンダZは昭和48年式後期型。当時は古い軽自動車って扱いの車でしたが、
私の中では初めての自分の車。それは嬉しくて免許取得前で乗って出掛ける事は出来ないので
自宅の庭の15mほどの場所を前進・バックを繰り返しワックスを掛けて磨いたり、
メンテナンス系の雑誌を参考にオイル交換やプラグ交換などホンダZに触れるのが楽しくて仕方なかったのを覚えています。
免許を取った後は毎夜毎夜走り回り、車によって行動範囲が広がり興味のある所へすぐに行ける。
自由を手に入れた感覚でした。
今と違い情報なんて皆無に近い時代。興味のある事は実際に現場まで赴く事でしか目に出来ない頃だったので噂に聞いた峠や走りスポットにもホンダZで見に行きました。
今考えると寝なくても疲れない疲労より楽しさが勝ってる頃でしょうね。
初めての愛車だったので今でも大好きな車の中の一台です。
Posted at 2016/03/13 00:25:27 | |
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