19号輸送艦(捕鯨母船)、文丸(捕鯨船)、第35播州丸(運搬船)の3隻がだいぶ形になってきたので、ジオラマベースの製作をおこないます。
まずは海となる部分の外周を囲うため、
1mmプラ板を15mm幅で切り出し、長方形に組み立てます。この際、直角を出すため、立方体の木片を当てます。
これがしっかり接着されたら、その内側に100円スチレンボードを2枚重ねにして入れます。ここで3隻の大体の配置を書き込んでみました。
その後、台座部分をマスキングして外周部分をブルーで塗りました。
この上に石粉粘土を塗り付けます。硬化後に水分が抜けて収縮し、スチレンボードから剥がれてしまうという状況を経験しているので、ボードに木工ボンドを塗っておきます。
今回は壁面との接着も考慮し、壁面裏側にも木工ボンドを塗っておきました。
その後、表面に波を付けます。
ジオラマの舞台である冬の小笠原諸島近海は荒れ気味だったようなので、少し大きめの波をいくつも作ります。
大きめといっても1/700の高低差が1mmあれば実際には70㎝ということになるので、あまり大げさにならないように気を付けました。
粘土が硬化するまでに4~5日程度はかかるので、その間に3隻の工作や塗装を進めます。播州丸には墨入れ塗料でウエザリングを施すとともに、船首ウインドラスにアンカーチェーンを巻き付けました。

チェーンは0.1mmワイヤー2本をねじって、ペンチの平らな部分で押しつぶしたものです。
船体後半にもウエザリングを行うとともに、舷窓を開口しました。
また煙突にはマル「は」の表記を入れました。これはコピー用紙に印刷したものを張り付けただけの簡単工作です。拡大写真だと紙の厚みが段差となっているのが分かりますが、肉眼だとほとんど分かりません(笑)
35播州丸の舷窓の位置が分かる図面や写真はないので、準同型船の32播州丸を参考にしました。
ブリッジには救命浮標が付きますが、この機会に量産しました。
1mmプラ棒の切り口にまち針でセンターの印をつけ、0.6mmドリルで穴を開けます。

この時、ドリルとプラ棒を逆方向に回しながらにするとセンターに穴が開き続けることになります。
その後、デザインナイフで薄切りを作り、白と赤で塗装しました。

これだけ作っておけば、当面は大丈夫かな…(笑)
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Posted at
2024/12/30 23:04:47