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ザクとは違うのブログ一覧

2022年11月06日 イイね!

第9号輸送艦製作記(艦尾付近の工作その2・ジオラマベースの製作)

何シテルでもつぶやきましたが、家族のコロナ療養も明けたのでいよいよ製作を加速させいたいところです。

前回までに運搬軌条2条4本を設置したので、今回はその周辺の構造物を作ります。
まずは煙突直後にある機銃座。
第9号の艤装中の写真でかなり詳細な形状が分かります。


これを元に三連装機銃座及びその下の給気口を作ります。キットでは銃座支柱は円柱形となっているので、銃座も含めて0.3mmプラバンやプラペーパーなどでスクラッチします。その結果がこちら↓


銃座を支える2枚の板に軽目穴を開けていますが、これは0.2mmドリルで下穴を開けてから0.3mmドリルで拡大しています。
給気口頂部両側には銃座を支える三角板をエッチングパーツで再現しました。ただ実艦では何枚、どんな角度で付いているのか、どれだけ写真を見てもよく分かりませんでした。いずれにせよほぼ見ることのない箇所ですね(笑)

先程の実艦写真にあるように、この銃座の直後に単装機銃座があります。ここで悩んだのがその支柱が垂直ではなく少し斜めに立てられているのではないかということ。
早速同型艦などを調べ上げます。

これらで確認する限り、9号だけは垂直に立っているように見えます。
柱の断面が丸なのか四角や三角なのかを特定する資料は手元にないので、今回は丸いものとして作成しました。
そしてそれらを船体に設置したのがこちら。


次に、その少し後ろに設置されている給排気筒を作ります。
まずは図面と写真をチェック。


キットのパーツよりも前後に長く、前部上端の角が取れています。
これらを踏まえてスクラッチしたのがこちら。


さて、ここまでの工程で上部構造物がかなり出来てきたので、ぼちぼちそれらを船体に設置してみましょう。


だいぶ形になってきていることが実感できたので、モチベーションもアップ!
引き続きジオラマベースの製作を開始します。
実作業に入る前にDAISOの300円コレクションケースの上でレイアウトを検討します。


次に1mmプラバンで枠を作り、その内側にスチレンボードを敷いて嵩上げします。


その上から石粉粘土を塗りつけて乾燥を待ちます。


一昼夜を過ぎた頃からひび割れが発生するのでその部分を彫刻刀でV字カットし石粉粘土を詰めます。


実はこの後さらに乾燥させたところ「反り」が発生しました。
さてどうするかな…。
Posted at 2022/11/06 16:15:02 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2022年10月29日 イイね!

第9号輸送艦製作記(艦尾付近の工作)

前回から1ヶ月近くも間が開いてしまいました。この間、コロナにかかってしまったため進捗が止まってしまいましたが、今週娘がコロナになり、続いてハモン様も罹ってしまったので、がっつり自宅待機することとなり結果的に模型工作生活となりました(苦笑)

前回は艦尾の運搬軌条やり直し予定というところまででしたが、その後結局やり直すことにしました。
その報告前に、いつものように実艦写真を元に考証作業を行います。

第9号の艤装中のものです。画像に示したようなポイントを押さえながら工作することになりますが、ここで注目したのは2つの運搬軌条の中央にある爆雷投下軌条。
今回の考証や工作を行うまで一等輸送艦に爆雷が装備されていたことを知りませんでしたが、Wikiによれば投下軌条の他に手動投下台4台があり爆雷は34個(or50個)を搭載していたのだそうです。
手動投下台は手元の資料ではその位置などを確認できませんでしたが、投下軌条は↑の写真でかなり詳細に分かります。
ただ取り外し式波除けの向こう側がどうなっているか分かりません。図面ではそこに揚爆雷筒の頭部があるはず。また「ローラー?」と表記した装備も詳細が不明です。
同型艦の写真で確認してみましょう。

第1号輸送艦です。爆雷投下軌条のレールより少し低い高さで揚爆雷筒の頭部が確認出来ます。


こちらの艦名は不明ですが、運搬軌条の高さが推定できます。


こちらも艦名不明ですが、揚爆雷筒は1号と同じ位置にあることが確認できます。
これらの情報を元に工作を行います。
まずはボラード・フェアリーダーそして誤って付けてしまった軌条をすべて剥がし、甲板にペーパーを掛けてから滑り止め甲板を施工し直しました。


次にデザインナイフで軌条の位置をマーキングします。


続いてプラペーパーで運搬軌条のレールを作ります。


レール内側には無数のコロが並んでいるので、これを伸ばしランナーで表現します。
適当な長さに切った伸ばしランナーを並べた上から0.3mmプラバンをあてがい、オルファの「別たち」でバッサリ切ると、0.3mmの伸ばしランナーが量産されるという方法。

しかしイマイチ綺麗にできません。
やむなくプラ角棒の壁に0.3mmプラバンを添え、プラバンの厚み分で伸ばしランナーを切ることを繰り返しました。

こうして作ったコロをレールに沿って並べて接着し、反対側のレールを設置するという工程を4本繰り返します。
それが終わったところでレールの高さ調整のためペーパーを掛けました。
修行でした…。
苦行でした…。

その後、いったん撤去したボラードとフェアリーダーを戻し、艦尾端の点検口と思われるものをプラペーパーで設置するとともに、エッチングパーツで爆雷投下軌条も設置しました。

爆雷投下軌条は実艦写真を見ると足の数が少なめです。エッチングパーツは比較的密に配置されていますが、これを修正するのはちょっと大変そうだと思ったのでそのままにしてみました。
なお艦尾端は、甲板の傾斜がきつくなっているため足を伸ばす必要があったので、プラペーパーで作り直しました。

肝心の運搬軌条ですが、プラペーパーという素材の特性上、レールが微妙にうねってしまいました。その他、ツッコミどころ満載の出来上がりですが、ここは膨大な量の精密作業を完遂したという点で努力賞くらいをもらえると嬉しいです(汗)
Posted at 2022/10/29 20:03:55 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2022年10月03日 イイね!

第9号輸送艦製作記(主砲フラット、艙口などの製作)

このところ旅行づいているので今回もあまり進んでいません。

1番主砲周囲の操作フラットは以前に床板部分を作成しましたが、甲板に設置する際のディテールを追加します。実艦はこんな様子。

両サイドの鉄板は0.3mmプラバンで表現します。


前面の波除けはプラペーパーで作り、道具箱と思われるものはプラバンの細切れを付けました。若干大きすぎたかな…。実艦写真ではその脇にリベットと思われるものが見られるので、伸ばしランナーでそれらしく付けてみました。


またフラット後部は松型駆逐艦の例を参考に、極細切りプラペーパーで横桟を付けました。


次に手掛けたのが艙口。
2箇所あるうちの1箇所は開放状態で作りましたが、もう1箇所はこれから開けるという状態とします。この部分の詳細な構造は図面ではよく分からないので、先日遊就館に行ったついでに南極観測船宗谷と病院船氷川丸を見学し、現物の写真を撮ってきました。



しかしいずれもカバーが掛けれらているため、蓋部がどのような材質でどのような構造になっているか不明です。そこで参考にしたのがこちら↓


また「船の科学」1954年9月号の記事にこんな表記を見つけました。


これらのことから、ハッチボードの材質は木で、船体中央の線に向けて細長い板が何本か渡されている作りであることを突き止めることが出来ました。
そしてプラバンなどで製作。


次に取り掛かったのは艦尾に延びる運搬軌条です。
「日本の軍艦別巻図面」を参考に、片舷4本ずつのラインをデザインナイフで入れます。


軌条の高さは0.2~0.3mmくらいと思われるのですが、これをプラペーパーで作ると直線性が確保しづらいのではないかと心配になりました。そこでエッチングパーツのランナー(?)部を細く切って使ってはどうかと考えました。

右がジョーワールド、左が海魂のものですが、海魂のほうが少し薄いので使うとしたらこちらになりますが、切った際に丸まってしまうため、これを戻そうとすると微妙なラインの崩れが残ってしまいます。
結局この方法は厳しいのではないかと思われました。
やむを得ず極細に切ったプラペーパーを切れ込みに沿って丁寧に据え付けていきます。
と、待てよ、実艦写真のチェックがまだ終わってないぞ。
そう思って見てみると…


あれ?
手元にはもう一つの図面「日本海軍艦艇図面集」のものもあるので、両方をチェック。


ダメだこりゃ…orz
既に右舷側3本まで施工しましたが、内側2本は削り取り、誤って引いてしまったデザインナイフのラインはパテ埋めし、その上からもう一度滑り止め甲板の鋲をデザインナイフで一つ一つ彫り込んで行かなければなりません。
こんなことじゃ、年内完成どころか永久に完成しません…OTL
Posted at 2022/10/03 22:59:01 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2022年09月19日 イイね!

第9号輸送艦製作記(軽質油庫、煙突などの製作)

コロナから漸く復活モードにあるザクとは違う。発症から17日目ですが、まだ喉に少し違和感があり時々咳が出たりします。いい加減全快になってくれー。
とはいえ日常生活に支障のない状態にはなったので、模型製作も復活です。

中央部機銃台の後ろにはデリックポストが立ち、その根本には軽質油庫が設置されています。
軽質油庫は大発など搭載艇の燃料を格納しておく場所です。
図面確認後、実艦写真をチェックします。

そしてプラバンプラ棒でスクラッチ。軽質油庫本体は3mm角棒を3mm長に切ればそのまま使えます。デリックポストは1.2mm丸棒を利用。写真を参考にディテールを追加しました。


船体中央付近には2箇所倉口があります。今回は搬出状態のジオラマ化する予定なので、1箇所を開放状態とします。穴は以前に開けてあるのでその周囲に枠を設置します。この部分は実艦の状態を確認できる写真が手元にないので、以前に見に行った海王丸(初代)の写真を参考にします。

そして作ったのがこちら。


各部の工作に飽きてきたので、これまでに作ったものを塗装しました。

色は呉海軍工廠色。第9号は呉で建造されているからということもありますが、佐世保>呉>横須賀>舞鶴という色の濃さの順を考えるとともに、ジオラマの場面が夜であることを考え、少し暗めの色合いとしました。

羅針艦橋内に12cm双眼望遠鏡2基と縦羅針儀などを設置しました。

といっても天蓋(防空指揮所の床)を設置するとほぼ全く見えなくなりますが(笑)

次に煙突の製作。久しぶりにキットのパーツを使用します(笑)
パーツを図面と照らし合わせると一部形状が異なることが分かります。

さらに写真チェック。






煙突後ろ足の根元付近は図面を参考に直立状態に修正しました。ファンネルキャップは傘状になった雨水排出部を0.5mmプラバンで作り、その上に小判型にした0.3mmプラバンを載せてその周囲にプラペーパーを巻いて煙突出口としました。なお出口部は前後を仕切る板が設置されているので、それもプラペーパーで再現しました。ジャッキステーはほぐしたリード線を使用しました。

キャップ上には雨天停泊時にキャンバスを掛けるための格子があります。これもリード線で再現しようと試みましたが、あまりにもサイズが小さ過ぎて工作がめちゃくちゃ大変だと分かったで、今回は見送りました(汗)

煙突の下には缶室吸気筒があります。キットのパーツでは煙突と一体化されていますが実感を損ねていると感じたのでいったん削り取ってプラバンで作り直すことにしました。図面や写真を参考にサイズを検討したのがこちら↓

これを基にして作ったのがこちらです。

実艦の吸気筒入口部には転落防止のメッシュが設置されているはずですが、1/700メッシュは手元にないので、単なる開口部とします。

この3連休は初日が仕事だったので実質2連休ですが、台風の関係でほとんど外に出られず模型工作に没頭することが出来ました。このくらいのペースで製作が進めば年内完成も見えてくるのですが、どうなることやら…。
Posted at 2022/09/19 14:43:21 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2022年09月11日 イイね!

第9号輸送艦製作記(探照灯台の製作)

前回までに艦橋構造物と中央部機銃台を製作しましたが、いずれも図面と実艦写真との間にいくつも違いが見られました。手元の図面2種類はいずれも「公式」とされるものですが、少なくとも一等輸送艦に関しては、全面的に信用するべきではないと判断せざるを得ません。
もともと旧海軍艦船は図面通りに作られていることは少なく、同型艦でもそれぞれに違いが見られます。よって模型の製作は図面よりも写真を優先すべきと言い尽くされているところでもあります。これまでも私はこの基本に忠実に考証作業などを行ってきましたが、本第9号輸送艦は実艦写真に比較的恵まれていることから、より写真重視で進めていきたいと思います。

さて今回の探照灯台。まずは図面チェックです。

平面形については2種の図面とも似たような形状ですが、前端の位置が異なります。どちらにするかは実艦写真を見ながら検討します。
ここで少し疑問に思ったのは、戦時急造型である本艦型はあらゆる部分が直線基調で作られていますが、この探照灯台床面のみ円形です。本艦型の設計のベースは丁型駆逐艦ですが、そちらの探照灯台床面は八角形です。冒頭に述べたように、図面が実態と合わないということも考えると、一等輸送艦の探照灯台の床面は円形でなく多角形だった可能性も考えられるのでないかと思いました。
今回はこれも同時に検証します。


側面を見ると、左に掲げた図面では探照灯下に六角形と思われる台座がありますが、右の図面では探照灯床全体を台座が支えているように見えます。
ではいよいよ実艦写真。


第9号の探照灯台を前からと後ろから撮影したものです。
前からの写真では探照灯台床面は後ろに向かって広がっているように見えます。また床面と基部の後端が同じラインで終わっています。
後ろからの写真では、探照灯台床面の高さが水兵の膝より少し高い程度で、手前に置かれた機銃弾薬箱よりは少し高いように見えます。同床面の平面形ははっきりしませんが、折れ角が付いている様子が見受けられないので円形ではないかと推定できます。
ここで不思議なのは探照灯台後ろにある鉄板。特にRが付いているように見えません。この鉄板が何のためのものか不明ですが、鉄板が平面構造であるならば探照灯台後端部が直線で切り取られ、そこに鉄板が接続されているのかもしれません。


第5号輸送艦の左舷からの写真を拡大すると僅かながら探照灯台の影が見えます。不鮮明なのではっきりと断言できませんが、影は台中央に向かって斜めにかつ直線的に伸びているように見えます。仮にこの見方が正しいとすると探照灯台床面は多角形ということになります。

念のため同時期に設計・建造された丙型や丁型海防艦の図面や写真で探照灯台の平面形を確認したところ全て円形で作られており、駆潜艇その他の小艦艇も全て円形のようです。
探照灯台はなぜ円形なのか、丁型駆逐艦だけなぜ多角形なのかといった疑問は残りますが、先程の第5号の写真での影は「たまたまそう見える」だけだと考えるほうが無理がない気がします。よって床の平面形は探照灯周囲は円形で、後端部のみ直線で切り欠かれている形状とします。


続いて探照灯台床面の前端部と基部についてです。
2号ではキャンバスの前端が機銃台前端より後ろにあります。同様の様子が4号と9号にも見られます。またいずれの艦でも探照灯と望遠鏡はあまり離れていないようです。よって探照灯台床面前端は機銃台前端より少し後ろにあると断定しました。
基部についてはいずれの写真でもはっきりしませんが、4号では望遠鏡下に白いスペースが見えます。これが何らかの構造物の反射によるものなのか、望遠鏡下が抜けていて向こう側が見えているのか判然としません。
一方第9号の写真では望遠鏡下は明確に暗く写っています。
これらのことから少なくとも第9号では、基部は探照灯台全体を支えるサイズであったと考えられます。

そして漸く工作w

手すりとキャンバスは後日設置します。

次に探照灯。
図面ではこのような表記があります。

文字がつぶれかかっていますが、「七十五糎(?)」と書かれているようです。
75cm?旧海軍の小艦艇に搭載された探照灯は90cmのはず。75cmなどというタイプがあったのか?
そう思って調べてみましたが、Wikipediaでも150cm、110cm、90cmは記載があるものの75cmはありません。他のサイトでも調べましたがどこにも出てきません。他艦の図面なども調べましたがやはり見当たりません。
そこで第9号の写真を確認。

身長165cmの私の肩幅はだいたい50cm。当時の日本人はもう少し小柄だったようなので45cmとすると、探照灯の直径は90cmとなります。仮に直径を70cmにしようとすると肩幅を35cmにしなければなりませんが、さすがに小人過ぎますよねw
ということで探照灯は90cmで確定。
パーツはナノドレッドを使えばよいのでしょうが、もったいないので自作。
1.2mm丸棒を適当なサイズに切り出し、その厚みから少しはみ出るように0.1mmプラペーパーを巻き付けます。

次にその上から先程よりほんの僅か短いペーパーをもう一度巻き付けます。

こうすることでレンズ面を取り囲む枠が出来るという寸法です。
さらにプラバンなどでディテールを付けてやれば完成。

実際の現場ではキャンバスで覆われていることが多いので、ここまでこだわって作る必要もないのですが、今回は夜間の輸送場面をジオラマ化する予定なので、あえてキャンバスの無い状態の再現を試みます。
Posted at 2022/09/11 11:34:28 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

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