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ザクとは違うのブログ一覧

2024年12月30日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ジオラマベースの製作)

19号輸送艦(捕鯨母船)、文丸(捕鯨船)、第35播州丸(運搬船)の3隻がだいぶ形になってきたので、ジオラマベースの製作をおこないます。

まずは海となる部分の外周を囲うため、
1mmプラ板を15mm幅で切り出し、長方形に組み立てます。この際、直角を出すため、立方体の木片を当てます。


これがしっかり接着されたら、その内側に100円スチレンボードを2枚重ねにして入れます。ここで3隻の大体の配置を書き込んでみました。
その後、台座部分をマスキングして外周部分をブルーで塗りました。


この上に石粉粘土を塗り付けます。硬化後に水分が抜けて収縮し、スチレンボードから剥がれてしまうという状況を経験しているので、ボードに木工ボンドを塗っておきます。
今回は壁面との接着も考慮し、壁面裏側にも木工ボンドを塗っておきました。


その後、表面に波を付けます。
ジオラマの舞台である冬の小笠原諸島近海は荒れ気味だったようなので、少し大きめの波をいくつも作ります。


大きめといっても1/700の高低差が1mmあれば実際には70㎝ということになるので、あまり大げさにならないように気を付けました。

粘土が硬化するまでに4~5日程度はかかるので、その間に3隻の工作や塗装を進めます。播州丸には墨入れ塗料でウエザリングを施すとともに、船首ウインドラスにアンカーチェーンを巻き付けました。

チェーンは0.1mmワイヤー2本をねじって、ペンチの平らな部分で押しつぶしたものです。

船体後半にもウエザリングを行うとともに、舷窓を開口しました。
また煙突にはマル「は」の表記を入れました。これはコピー用紙に印刷したものを張り付けただけの簡単工作です。拡大写真だと紙の厚みが段差となっているのが分かりますが、肉眼だとほとんど分かりません(笑)


35播州丸の舷窓の位置が分かる図面や写真はないので、準同型船の32播州丸を参考にしました。


ブリッジには救命浮標が付きますが、この機会に量産しました。
1mmプラ棒の切り口にまち針でセンターの印をつけ、0.6mmドリルで穴を開けます。

この時、ドリルとプラ棒を逆方向に回しながらにするとセンターに穴が開き続けることになります。
その後、デザインナイフで薄切りを作り、白と赤で塗装しました。

これだけ作っておけば、当面は大丈夫かな…(笑)
Posted at 2024/12/30 23:04:47 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年12月23日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ブリッジなどの製作)

上甲板には船艙があります。その数と大きさはF様から提供された要目表にありました。


表記からすると①が一番前のものでしょう。よってこれだけ少し大きめに作りました。


ここでふと船体の色が気になりました。前回ブログではブリッジは白で船体とブリッジ以降の構造物は黒であろうと推測していましたが、F様から頂いたこちらのイラストでは煙突以外の構造物は白で塗られています。また第32播州丸の写真を見ても同様に感じました。



改めて35播州の側面写真を見直してみると…


よって、一部塗り直し…



さていよいよブリッジの製作にとりかかります。
実船写真を見ると、ブリッジの前にはウインチを載せるためのステージがあります。

この写真を見るとウインチの形状は箱型です。また脇に置かれた補機ボックスは船首尾線と平行に置かれていますが、ウインチは両側に少し開いた形で置かれていることが分かります。
ということでそのように製作。


さらに先程の実船の写真と「船体各部名称図」のイラストを参考にブリッジのディテールを加えました。



短艇甲板を製作しますが、平面形状が分かる写真も図面もないので、やむなく「船体各部名称図」のイラストを参考にしました。



ボラードの位置は適当ですw
第35播州丸もだいぶ形が見えてきました。
今年は年末年始の休みが長いので、その間にどこまで進められるか楽しみです♪
Posted at 2024/12/23 22:02:14 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年12月16日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ブリッジと船首の製作)

第35播州丸のブリッジの様子が分かる写真が数枚見つかりました。また、よく似た船形の第32播州丸のブリッジも参考にします。



これらを基に作ったのがこちら↓


そしてブリッジより後ろも作ります。参考にしたのは35播州の真横から撮影した写真。

この写真を見る限り、煙突下の甲板室の高さはかなり低いと思われます。
35播州はこれ以上細部が分かる写真がないので、こちらも32播州を参考にします。


細かい配置などは推測になりますが、こんなイメージではないかと考えました。


ここで船体の塗装に入ります。
船首楼甲板と上甲板は木張りであることが写真から明らかですが、ブリッジ以降がどうなっているか資料がありません。
F様に相談したところ「2Ⅾ戦標船が参考になるのでは」と、↓の図面を提供してくださいました。

この船は「木甲板」と表記された箇所の後ろに揚貨機が配置されており、その部分以降は鉄甲板だろうと思います。しかし35播州の場合、このエリアには短艇甲板があるので、揚貨機は配置されていないと思われます。よって全面木甲板と推定しました。

船体及び煙突については黒、ブリッジは白ということが35播州の写真から確認できます。問題は短艇甲板以下の甲板室の色です。先ほどの真横からの写真を見ると…

陰になっていてよく分かりませんが、全体的に黒いようです。
よって、このような塗装としてみました。


こうして全体像が見えてくると気分が上がります♪
そして船体にブリッジを設置すると…
ん…おかしい。
どうにもブリッジが横長すぎる気がします。
改めて検証し直します。まず、違和感を持ったブリッジの幅。

赤線と青線は同じ長さで、黄線は青線の半分の長さとなっています。これで全体の幅の取り方がはっきりしました。
次に真横からだと思っていた写真は、実はよく見るとわずかに右前方から撮影したものだということが分かり、ブリッジの前後長を間違えているということが判明しました。


これらを踏まえて作り直したのがこちら。

左が作り直す前のものです。だいぶ整った印象(それでも若干横長なイメージ…)。

ということで、次に取り掛かるのは船首のディテールアップ。
製作にあたっては35播州の写真を参考にします。

アンカーは適当なパーツが手元になかったので、ボラードとともに自作。それがこちら↓


ちなみにアンカーと一緒に写っている円形のパーツは船首舷側のベルマウスで、0.8mmドリル刃に0.1mm金属ワイヤーを巻き付けて作ったもの(もう一回り大きくてもよかったかな…)です。インジェクションパーツに比べれば出来はよくないですが、自作と考えればまずまずかな、と(^^;

前回ブログで製作報告したウインドラスの前にはアンカーチェーンに繋がる穴がありますが、その形状は以下の3種あります。

35播州がいずれであったかを判断できる資料が手元にないので、工作が最も楽なボンネット型を選択しました(笑)
こうして作ったのがこちらになります。

私としては船首フェアリーダーが意外とよく再現できたかなと自己満足しています(笑)

さて次は上甲板に3つ設置された船倉などを作ります。
年内概成を目指していますが、果たして…
Posted at 2024/12/16 21:59:51 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年12月07日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(甲板の処理)

前回ブログでは上甲板の木張り表現を失敗したところまで報告しました。
色々考えた結果、0.5mm幅に切ったプラペーパーをひたすら貼り続けるという鬼畜モデリングにすることにしました。ひたすらちまちまと貼り続けます…。


次に上甲板のへりに立った壁に三角ステーを設置します。
0.1mmプラバンを1☓0.5mmの三角形に切って、一枚一枚ひたすらちまちまと貼り続けます。これまた鬼畜モデリング…。

だって実船がそうなってるんだもん…

そして船首楼甲板の設置。
今回は船体設置前に0.5mmピッチで木甲板のラインを入れておいたので、さほど苦労はしませんでした。


さてここまで来て感じたのは船首フレアの具合。
実船はこのようなイメージです。

船体をスクラッチしていた時点ではこの写真が手元になく、戦標船だから直線的なライン構成で作られているだろうと根拠もなく推定していました。これは気になる…。
そうなると船尾の形状も気になりだし、別の戦標船の図面を見ると水面に向かって絞り込んだ形状となっています。


ということで今更ながら手を加えました。金属ヤスリやルーターなどを使いながら形状を整え、こんな感じに。


さらに船首に手を加えます。第35播州丸の写真は真横からの1枚しかないとされてきましたが、F様とともに調べまくるといくつか出てきて、そのうちの1枚がこちら↓

船首楼甲板の様子がかなり詳細に分かります。ここで気になったのは舳先部分の「?」を付けた部分。これは何だろう…ということで「船体各部名称図」(海分堂)を調べるとこんな図がありました。


また35播州はこんな写真も残っており、舳先の形状が分かります。



これらを参考に整えたのがこちら↓



船尾楼甲板に移ります。このあたりは写真も図面も乏しく、推定に頼らざるを得ません。F様とも相談したところ、35播州丸は2D型戦標船に近いフォルムとのことなので、国立国会図書館のデジタルデータの「戦時造船史」に収録されている図面を参考にします。

木甲板という表記が見られますが、付近には巻揚機が設置されているので「木甲板」の表記より左側は鉄甲板仕上げではないかと考えられます。ただ、35播州丸の船尾楼甲板の配置を見ると短艇が煙突両脇でなく、船尾端付近のデッキ上となっています。

この配置だと35播州丸の船尾には巻揚機が設置されていない可能性があると考え、船尾楼甲板全面を木甲板として処理することにしました。
まずは船尾楼甲板に1mmピッチでラインを入れ、その間に1本ラインを入れると0.5mmピッチの線が並ぶことになります。


次はいよいよブリッジの工作に入ります。
Posted at 2024/12/07 11:43:23 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2024年11月23日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(艦番号の表記など)

約2ヶ月半ぶりに艦船模型復帰です。
輸送艦本体に喫水線を入れます。
舷側にマスキングテープを貼る際には、艦中央よりも舳先の方がほんのわずかに高い位置にします。そしてハルレッドを塗装。文丸も同様に塗装しました。


次に舷側中央に塗装された艦番号を入れます。
当時の乗組員・細谷孝至氏の「日記帳」の昭和20年12月25日には「"T19"影を附して、極めて綺麗にはっきりと現はし得たり」という記述が見られます。しかしながら第1回操業当時の写真では明確に確認できません。


ただ、今作品の依頼主F様は記載はあったと考えておられます。私としても当時の記憶などで書かれたのではなくその日の出来事をその日に綴っている日記にそうした記載がある以上、艦番号の塗装は「あった」とするのが妥当だと考えます。

そのうえで気になったのは「T」と「19」の間に「.」があったのか?

第9号輸送艦の例ではある時期とない時期があるようです。
他艦も調べました。


「.」のある例は少ないように感じました。
改めて19号の写真を見ると、「ない」と判断するほうがよさそうな気がします。

全体的には縦長の字体を使っていることも分かります。

文字の間隔や艦橋両側に描かれた日の丸の位置も確認。



こうして準備作業は終わったので、いよいよ施工です。
「T19」はヤマシタホビーのデカールを活用します。数字のフォントは実艦写真と少々異なりますが、やむを得ません。「T」は含まれていないので、7の横棒部分と1を組み合わせます。


位置を決めるため、マスキングテープに印を付け、そこへデカールを仮置きして実艦写真と見比べてみました。


日の丸は適当なサイズのデカールが手元に無かったので、伊58の甲板用白線と艦載機用赤丸を組み合わせました。
こうして出来たのがこちら↓


水転写デカールは苦手な私ですが、まぁまぁかなと自己満足♪

第35播州丸は船体の制作途中です。
実艦写真を参考に、ラッカーパテで全体の形を整えます。


上甲板は木だったようなので、細いプラ板を当てて0.5mmピッチで線を入れます。


ズレまくり…orz
やりなおしますm(_ _)m
Posted at 2024/11/23 11:14:20 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味

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「重巡鳥海の製作(船体の修正その5) http://cvw.jp/b/488285/48485437/
何シテル?   06/14 16:51
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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