
12月3日 13:44:02、ついにはやぶさ2が打ち上げられました。
2度の延期があったため、今度こそという思いは、打ち上げに関わった関係者の方のみならず、全国、いや全世界共通だったのではと思いますが、H2Aロケットはその信頼性の高さを見せつけるかのごとく見事に飛び立って行き、はやぶさ2を始めとした4機(しんえん2、ASTSAT-2、PROCYON)の分離を成功させました。
世間にはラッキーな人もいるようで、たまたま乗っていた飛行機から、打ち上げられていくH2A-26号機を撮影出来たとのこと。
45秒経過あたりからロケットロードが確認でき、1分55秒あたりでSRB-A(2基の大型ロケットブースター)がきれいに切り離されていく様子が確認できます。
はやぶさ初号機の時も、打ち上げは順調に行ったものの、その後が苦難の連続でした。
その意味でははやぶさ2くんも、これからが勝負。
何事もなく目的地「1999JU3」へ到着し、ミッションを達成してほしいものです。
さて、はやぶさ初号機の製作記もいよいよ完結編。
鬼門の一つだった12基のスラスターもなんとか製作し、その他の部品もつけて、ようやく本体が完成。
引き続きイトカワとディスプレイベースも制作し、大団円を迎えました。
では、御覧ください!
そしてイトカワ。
さらに、忘れてはいけないミネルバさんも。
思えば4年前、みん友の成田のオッサンさんに調達していただいたこのキット。
はやぶさの航行並みの長い期間を経て、ついに、ようやく、完成させることが出来ました!
最近ではプラモデルといえばガンプラばかりだったので、スケールモデルを作るのは本当に久しぶり。
しかし作り出したら本当に楽しかったです♪
「ホンモノ」が存在するスケールモデルの世界では、「一に写真、二に写真、三四がなくて五に写真」と言われる(?)ほど、いかに実物を調べあげ、忠実に再現できるかがひとつのメルクマールになると思っています。
冒頭画像ははやぶさ関連の様々な論文等です。
・はやぶさ搭載蛍光X線分光計の定期観測
・はやぶさの成果 -サンプルがかえる前に分かったこと
・「はやぶさ」小惑星探査機に搭載されたマイクロ波放電式イオンエンジン
・「はやぶさ」搭載リチウムイオン電池の運用経過
・はやぶさサンプルの初期分析計画
・接地摩擦を考慮した小惑星探査機MUSES-Cの運動シミュレーション
・小惑星探査機はやぶさ搭載LIDARの開発
・イオンエンジンによる小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用
昔ならこうした資料は容易に入手できませんでしたが、現代のネット社会では、根気よく検索すればかなりの情報を手に入れることができ、模型製作の参考にすることができます。
たかが数百円程度のプラモデルに、何万円もの資料代をかけて、何ヶ月もかかってひとつの作品を完成させる。
興味のない人たちから見ると、大量の疑問符がつくような行動も、我々模型製作者にとってみると、至高の時間だったりします。
その観点から、今回のはやぶさ初号機の製作は、長い中断期間があったものの、本当に楽しく作ることが出来ました。
この場を借りて、成田のオッサンさんには深く感謝申し上げたいと思いますm(__)m
な~んて言いながら、次回作は再びガンプラだったりしますがなにか?ww
製作を振り返る意味で、これまでの製作記を並べるとともに、今回の作業と完成作品の説明へのリンクを以下に掲げておきますので、興味のある方は御覧ください。
・
製作記 その1
・
製作記 その2
・
製作記 その3
・
製作記 その4
・
製作記 その5
・
製作記 その6
・
製作記 その7
・
製作記 その8
・
製作記 その9(フォトギャラ)
・
完成編(フォトギャラ)
Posted at 2014/12/07 16:46:09 | |
はやぶさ製作記 | 趣味