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ザクとは違うのブログ一覧

2018年02月03日 イイね!

小牧・長久手の戦い

美術館めぐりシリーズも今回は少し趣向を変えて、博物館へ。
行き先は愛知県長久手市にある古戦場公園です。


ここは1584年に羽柴(後の豊臣)秀吉の軍勢と徳川家康の軍勢が戦った地です。
行ってみようと思ったのは、公園内の郷土資料室で特別展「小牧・長久手の戦い~戦国を駆け抜けた者たち ここ長久手で。~」が開催されており、そこで秀吉の書状が公開されていると知ったからです。


資料室はこのように大変小さな施設で、展示も10数畳程度の小さな部屋ひとつに、パネルが10枚そこそこ掛けられているのと、部屋の中央にビデオを流しているだけという簡素なもの。
書状もレプリカ、しかも本物を写真に撮ったと思われるようなものでした。

しかしそれで「寂しかった」と言って帰ってくるのは、それこそ寂しい。
我が家から程近い場所で昔あった出来事でもあるので、少し調べてみました。


そもそも小牧・長久手の戦いは、本能寺の変で信長が亡き者にされ、明智光秀も秀吉に討たれた結果、次の天下人を誰にするかという政治抗争のひとつです。
まずは秀吉方の池田恒興が犬山城を落とし、これに対抗して清洲城にいた家康が小牧山城を攻め落とします。
ここで池田恒興は小牧山城を直接攻撃せず、家康の本拠である岡崎を攻めること(「中入り」策)を秀吉に提案します。
その移動中に起きたのが「長久手の戦い」。

そらくんと時々散歩に行く「色金山歴史公園」には、小高い丘の頂上に巨石が並んでおり、長久手の戦いの際、その岩に家康が座って軍議をしたという言い伝えがあります。

ただ、よく調べるとその直前に「白山林の戦い」というのがあったようです。
こちらは輜重隊を連れた羽柴秀次(秀吉の甥)の朝食中に家康軍が攻め、秀次は命からがら逃げ帰ったというもの。
実はこの白山林、我が家からほど近い場所にあります。
さらには、その戦いでの戦死者慰霊のため神社があるのですが、それが我が家が毎年初詣に行く「本地が原神社」の前身だったらしい、と。
同神社の敷地内には小さな祠が3つ並んでいて、そのうちの一つが兜神社という名前がついているのは知っていました。
実はこれがその慰霊のための神社なんだとか。

また、羽柴秀次といえば先日行った近江八幡城の城主。
彼は、子宝に恵まれなかった秀吉から跡継ぎ候補とされ、関白まで上り詰めました。戦も白山林の戦い以外はことごとく武功を上げており、近江八幡では部下にも恵まれて善政を敷いたため、領民からも慕われていた様子。
「近江商人」というのは、彼の作った城下町から生まれています。
でも秀吉に秀頼という跡継ぎが生まれたことで、彼の運命が暗転します。
謂れなく切腹を命ぜられ、一族も処刑されてしまいました。
享年28。

自分の身の回りにこうした歴史が埋もれていたり、旅先で出会った事柄が今日知ったこととつながっていたりする。
なんだかちょっと不思議な気分です。
と同時にもう少し自分の住む地域の歴史を勉強してもいいかなと思った、そんな一日でした。
Posted at 2018/02/10 20:32:37 | コメント(1) | 城めぐり | 旅行/地域
2017年12月23日 イイね!

佐和山城&八幡山城

再び琵琶湖周辺を攻めます。
今回はまず佐和山城
この城は石田三成の居城で有名です。
「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」とまで言われた佐和山城。以前から行ってみたいと思っていた城址です。

ここは山城で、ふもとにある駐車場から20分程度かけて山登りしなければなりません。
道中はこんな感じ。

時間はさほどかからないとは言え、決してハイキングではなく「登山」でした(^_^;)
遺構はあまりきれいに整備されているとは言えず、案内看板も最小限しか設置されていません。

二の丸、西の丸を経て、本丸へ。
そこからは彦根城を臨むことができます。


さらには伊吹山。


三成はここに5層の天守を築いたという説も残っています。
二の丸、三の丸、西の丸は決して広いとは言えず、多くの将兵を滞留させるだけのスペースがあったとは思われませんでした。
ということは、この城が「過ぎたるもの」とされたのは、堅固さではなく天守の豪壮さ故だったのかもしれません。

城から降りて、次に近江八幡市へ移動。
ラ コリーナ近江八幡」という施設に立ち寄ります。
こちらは「たねやグループ」が和菓子とバームクーヘンの店を出しています。
建物と敷地はこんなにきれい。



いかにも女の子受けしそうな感じです。
事実、施設内には女性がたくさんいて、おっさん一人旅の私は明らかに浮いてました(^^ゞ

そこで食したのがこちら↓

生どらです。
激うまです。

そしてお次は八幡山城
近江八幡城とも言われます。
こちらの城も山城ですが、山頂付近までロープウェイがあります。
山のふもとにはこんなお堀が。


八幡堀と言われるもので、戦時は防御機能、平時は海運機能を果たし、琵琶湖と城をつなぎます。こうした機能があったからこその「近江商人」ということでもあるのでしょう。当時の城主・羽柴秀次の先見の明と言うべきですね。

こちらの城は台風などの被害により、当時の遺構がほとんど残っていません。
城主・秀次も秀吉に切腹させられており、その後、城は破却されてしまったため、わずか10年の命でした。


天守跡とされる場所からはこんな景色が臨めます。
佐和山城もそうでしたが、琵琶湖周辺は平地に田畑が広がっており、その一部にぽつんぽつんと小高い山があるという地形。
つまりその山に城を作れば、攻め手の様子も一望に出来ますし、城下町も広く作ることができます。
さらには近江国自体が東国から京に攻め上るための関所のような位置にあるため、交通の要衝であったという点も見逃せません。
琵琶湖東岸に城が多いというのは、こうした背景があるからかもしれませんね。

ちなみに近江八幡市街はこんな感じ。



こうした建物がまちづくりにも一役買っているといったところでしょうか。

今回はあまり時間が取れませんでしたが、ぶらぶらと歩きまわるのも楽しいかもしれないと思わせてくれる、そんな日帰り旅行でした♪
Posted at 2017/12/29 21:10:03 | コメント(1) | 城めぐり | 旅行/地域
2017年11月08日 イイね!

プレマシーさよならドライブ(曽木公園・苗木城編)

新車・シャトルの納車日は11月17日(金)に決まりました。
ということは、現車・プレマシーとはあと10日のお付き合い。
11年ちょっとの永きに渡って乗ってきた思い出深い車でもあるので、ここで「さよならドライブ」を企画することにしました。
無論、助手席にはハモン様を乗せて。

行き先の一つ目は「曽木公園」。
岐阜県土岐市にある小さな公園ですが、この時期になるとすばらしい紅葉が見られます。





この日はあいにくの雨模様だったので、水面に映った紅葉とのコンビネーションは楽しめませんでしたが、それでも美しく色づいた木々に二人で感動し、言葉もありませんでした。

11月10日からは夜間ライトアップも予定されており、たくさんの人が訪れると思います。
ちなみにその際の入場料は1人200円です。

そろそろお昼。
少し移動した先の恵那市明智町にある蕎麦「やまだや」。
実は2年前にハモン様と一緒に訪問しているのですが、本当に美味しかったので再訪しようと決めていました。

しかし!

店主の高齢ゆえ;か、「水木金は定休日」とのこと。
確かに前回訪れた際も「歳だからしんどい」とおっしゃっていたなぁ…

急遽予定変更で、岩村城の近くにある蕎麦屋「ゆい」へ行くことにしました。


しっかりとしたコシがあって、大変美味しかったです♪

さらにドライブは続きます。
次は岐阜県中津川市にある「苗木城」


木曽川沿いにそびえる小高い山の上に築城された戦国時代の山城です。
別名「霞ヶ城」。またの名を「赤壁城」とも言うそうです。
天文年間に遠山氏が築きました。
この城の売りは「石垣」。
時代によって石の積み方が異なるというのは知られていますが、こちらの城には以下のような積み方が見られます。
・野面石乱層積み
・打込石乱層積み
・打込石整層積み
・切込石整層積み
・ノミ切り加工整合積み
・谷積み技法を用いた石垣

城内に置いてある小さなパンフに図解入りでそれぞれの説明がされており、大変分かりやすくなっています。
そして人工物の石垣だけでなく、この城には巨石がたくさん見られます。



そして極めつけは天守台真下にある「馬洗岩」。

戦の際、この岩の上に馬を乗せて、米で馬の体を洗うことで、「城内にはまだ水は十分にあるぞ」というデモンストレーションに使ったそうです。
でも、岩の上までどうやって馬を引き上げたのか…謎です(^^ゞ

ここまで見てくると、この城の石垣は本当に素晴らしいものだと感じます。
なぜ「百名城」に選ばれなかったんだろう?と思いましたが、調べてみると「続百名城」に選ばれていました(´▽`)

頂上の天守台からはこんな景色が望めます。


好天だったらもっと素晴らしかっただろうと思うと、少し残念。
また来ればいいかな(´▽`)

道中、ちょっと戸惑ったのは、ハモン様が「怖い」を連発したこと。
大して危険でもないのに?と思って聞いてみると、どうやら高い場所が怖いとのこと。高所恐怖症のような状態です。
仕方なく階段昇り降りなどは手をつないで。
うーん、ハモン様と手をつなぐなんて、何年ぶりだろう…。
と、決してロマンチックな想いでなく、むしろお年寄りの介助をしているような感覚(笑)
将来は私が世話をしてもらうんだと思い込んでいましたが、意外と逆かも(笑)

無事降りてきてから、最後にプレミー君と一緒にパチリ。


さ、まだまだ走るぞ~!
Posted at 2017/11/10 23:05:38 | コメント(3) | 城めぐり | 旅行/地域
2017年10月22日 イイね!

田辺城址

舞鶴港は夕方までに見終わり、その後、宿に入るまでに少し時間があったので、すぐ近くにある田辺城址まで足を伸ばしました。

田辺城は別名を舞鶴城(ぶがくじょう)というそうで、1579年に細川藤孝が築城した平城です。



現在、遺構として残っているのは石垣の一部くらいで、本丸跡もこのとおり。


ただ、櫓をかたどったこちらの建物内は小さな博物館になっており、貴重な資料が保存されています。




1600年の関が原の戦いの際には、この城も西軍15,000の軍勢に攻められましたが、細川藤孝以下500人がよく守り、50日耐え忍んだ後に、後陽成天皇の命により開城しました。

北は日本海、東西は日本の川に挟まれ、南側には田園の湿地が広がるという要害。


この影響で西軍勢は関が原本陣に間に合わなかったそうです。

単なる小さな平城に見えたので、資料を見るまでは「江戸時代に入ってから築城された政庁でないか」と考えていましたが、北陸方面から京に入る要衝にもあり、戦略的にも意義のある城だと感じました。

軽くフォトアルバムっておきましたので、興味のある方はご覧ください。
Posted at 2017/11/08 21:59:44 | コメント(0) | 城めぐり | 旅行/地域
2014年12月27日 イイね!

犬山城に行ってきました

犬山城に行ってきました昨日は今年の仕事納め・・・のはずですが、明日も休日出勤しますけどなにか?

さて、時はさかのぼって一昨日。
クリスマス当日は溜まっていた振替休みをいただき、家族みんなで国宝・犬山城へ行ってきました。
東名阪高速道で事故渋滞があったため、予定よりも30分遅れで現地付近へ到着。
先にお昼を食べることにしました。
場所は犬山城下町にある「豆腐かふぇ浦嶌

ランチはこちら↓


ひとつひとつがヘルシーな作りになっており、そして何よりおいしい♪
なかなかに高いコスパでした。

さて、お腹も膨れたので、いよいよお城へ。


平山城から見る景色はなかなかのものですが、当日は伊吹おろしがきつく、天守閣最頂部の外回りの廊下は寒くて仕方ありませんでした。

ここで犬山城について若干。
現存する天守が建てられた年代については天文期説、慶長期説などがあるそうですが、現在のような姿となったのは1617年(元和3年)ごろなのだそうです。
ということは、もうすぐ築400年ってことですね。

最近、名古屋市の河村市長が「名古屋城の天守閣を木造にするっ!」などと言い出していますが、そもそも巨大な天守を木造で作ればそれだけで莫大な税金が必要となりますし、その後のメンテにも大量の税金が毎年つぎ込まれることになります。
「木造だから」ということでものすごいプレミアムが付いて、観光客の数が増えて地元が潤うかというと、率直に言って疑問です。
政令指定都市の首長ならば、単なるポピュリズムに傾倒することなく、冷静かつ懸命な判断をしていただくべきかと。

ちょっと脱線してしまいました。犬山城の話に戻ります。
私の記憶では、犬山城は「全国唯一の個人所有の城」だと思っていましたが、現在は「公益財団法人犬山城白帝文庫」に譲渡されたようです。

では、現場に戻ります。
城内の階段はこんなに急!


娘二人は「コワイコワイ!」の連発でしたww

その後は城下町の散策。


親戚やご近所へのおみやげを買い込み、味噌田楽に舌鼓を打ち、家族全員大満足の一日でした。
ただ、イタイ指摘が。

長女「今日ってクリスマスだよね?外国のイベントの日に、なんで日本のお城へ行くの?」
ザク違「えっ(@_@;) いいじゃん別に…」

さらにデキるようになったな、長女!

お店とお城の様子はフォトギャラっておきました。
261225 犬山城ほか
Posted at 2014/12/27 19:38:50 | コメント(6) | 城めぐり | 旅行/地域

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「重巡鳥海の製作(船体の修正その5) http://cvw.jp/b/488285/48485437/
何シテル?   06/14 16:51
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