主砲周りの操作フラットを作ります。
図面から大きさを割り出し、プラ板を2枚切り出します。
上面は0.3mm、下面は0.5mmのプラ板を使いました。
表面にスジボリを入れるため、図面に合わせた角度を測って紙に書き、その上からカッターでラインを入れます。

1番主砲用(左)と2番主砲用(右)です。
操作フラットは木製だったようなので、このあと更にスジボリを入れることによって、木のつなぎ目を表現する予定です。
艦橋の工作に移ります。
甲板敷物図によれば、羅針艦橋の床は木製グレーチングだったようなので、これを制作します。
細かいメッシュのエッチングパーツを買ってくればよいのですが、なんとか自作できないものかと考え、まずプラ板の表面にメッシュ状のスジボリを入れ、その上から木工ボンドを薄く塗りました。
しかし乾いた後に剥がそうとすると、どうしてもキレイに剥がせませんでしたorz
次に、木工ボンドの代わりにエポパテを薄く塗ってみました。
これはまずまず成功したと思います。
なお、パテを塗る前にオロナイン軟膏を薄く塗って離型剤代わりにしています。
艦橋ユニットは5mmプラ棒で本体を作ります。

艦橋後端には烹炊室があったので、そこへの出入り口と思われる開口部を右舷側に設け、左舷側には烹炊用機器の設置場所と思われる切り欠きを作りました。
上面には先程作ったメッシュを取り付け、その前面に壁を建てます。
メッシュ部には舵輪や海図台などを置く予定です。
屋根がつくと多分見えなくなりますが(笑)
艦橋は艦船モデルの見せ場の一つでもあるので、これからがっちり作り込んでいきたいと思います。
次に海面の試作です。
まずはスチレンボードの上にダイソー石粉粘土を塗りつけ、適当な凹凸を付けます。
実艦の写真を見ると、艦首によって切り裂かれた波は思ったほど両側に広がることはないようです。
粘土が乾いたら、手で小さくちぎったティッシュに水溶き木工ボンドを付けたものを、一つ一つ貼り付けていきます。

こうすることで波が立っている表現ができるという寸法です。
ティッシュが乾いたら、最初にブルーを吹き、その上から水溶き木工ボンドを吹き付け、さらに光沢トップコートを吹き付けます。
次に波が立った部分にスカイブルーでドライブラシをかけ、再び水溶き木工ボンドとトップコートを吹きます。
最後に白波の表現としてホワイトでドライブラシをかけました。

ちなみに走っている駆逐艦は30年くらい前に作った雪風です。

艦首によって切り裂かれて立っているクリアな波は納豆パックを使いました。
でもイマイチ予期したような波の表現になっていない気がします。
さてどうするかな…。
ティッシュ法はまずまずの成果を上げたという印象ですが、もう少し波のラインを意識した作りにする必要があると感じました。
Posted at 2020/04/19 15:21:01 | |
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