先日完成した駆逐艦竹のジオラマ。
自分の全力を出し尽くして作ったのですが、大きな心残りが一つ。
水柱です。
艦船は可動部分が少ないことなどから、ジオラマ化しても動きを感じる場面設定はなかなか難しいです。
そこで考えたのが「弾着水柱のLED点滅」。
しかしこれは賭けでした。
というのは水柱をリアルに作る自信がなかったので、無理に作るとジオラマ全体をぶち壊してしまうのではないか、と。
残念ながらその通りになってしまったと感じています。
点滅システム自体は物珍しいことも含めて目を引いたようですが、むしろそちらにばかり目が行って肝心の竹が霞んでしまったような…。
しかもその形状もイマイチリアルさを欠いています。

全体の形状が不整形であるとともに、水面から突然立ち上がっている印象を受けます。
ということでちょっとだけ手を入れました。

根本あたりに綿を追加し、全体の形状を整えました。
修正前より多少は良くなったかな。
作品の撮影も再度やり直しました↓

前回撮影時に比べ0.7EV減感させたので、グレーがより濃く表現されました。
さらに工作箇所のキャプション入れ↓

キャプションを入れながら思ったのは「そうそう、ここは調べまくって作ったよなぁ」とか「ここは工作に苦労したんだよね」とか「この工作は大変だったけど、やっただけの効果があったなぁ」とか。
改めて自分の作品を振り返ると工作中のことがいっぱい思い出されて、ますますこの作品への思いが深まりました(笑)
実はこの作品の密かなお気に入りポイントがこちら↓

船によってかき乱された海水が緑色になった部分は海の深みを感じられ、また海水の断面を白で塗った部分も、海の深みを表現できた気がしています。
さすがに水柱撤去はできませんが、できることはやったという感覚を改めて持つことができ、キャンプジオラマとともにお気に入り作品の仲間入りをさせることができました♪
この作品についてはもう一つエピソードが。
今回の作品はとある模型サイトにも発表したのですが、そこで出会った方が艦船模型の達人で、その方からこの作品を高く評価してもらうことが出来ました。
調子に乗ったザクとは違うは、その方に艦船に関する疑問をいくつかぶつけたところ、一気に意気投合。コロナ収束後にはオフりましょうという話まで出ました。
これまで私の周りに艦船のことを深く語り合える仲間は極めて少数でしたが、この方との出会いは大きいかもしれないと感じています。
いろんな意味で思い出深い作品のひとつとなりました(^^)
Posted at 2020/07/23 16:12:57 | |
艦船模型 | 趣味