ズゴックは完成しましたが、我が工房にはまだまだ罪がたくさんあります。
これからは艦船とガンプラをそれぞれ一つずつ同時並行で作っていこうと思います。
まず艦船はこちらのキット↓

F-TOYSがかつて発売していた「艦船キットコレクションFINAL(呉空襲編)」の戦艦榛名。スケールは1/2000です。
スケールモデル製作には資料が欠かせません。

画像上が既存のもの、下は新たに買い足したものです。
この他にネットでググって出てくる画像も収集します。
幸い、榛名は終戦後に米軍が撮影したカラー画像や動画が残されています。
動画はyoutubeとニコ動で確認しましたが、ニコ動は高画質版がアップされていたので、そちらでチェックしました。
以下はそのチェック内容です。
以前の駆逐艦竹製作時にも感じましたが、こうした地道な作業が意外と楽しい♪
変態でないと感じられない快感ですね(笑)
細部の確認は逐次進めていくつもりなので、いよいよキットのチェック。
図面や写真と照らし合わせながら寸法を確認しましたが、極めて正確に榛名の姿を再現していると分かりました。
致命的と思われるのは2点。2~4番主砲上の機銃座が省略されていることと、根拠不明の迷彩が施されていることです。
ということでその迷彩塗装を剥がすため、クルマの水抜き剤に浸けて日光にさらします。

10~15分程度置いておくと、表面の塗装がペリペリと剥がれるので、使い古した歯ブラシで全体をブラッシングしてプラの状態に戻してあげます。
1番から4番の高角砲座は艦体にモールドされています。
ここで気になったのは、1番2番の砲座と艦橋甲板が接触していること。
二次改装後の榛名の図面では1/2000で0.52mmの隙間があります。
よってディテールアップを行うことも含めて、いったん砲座をすべて切除します。
また航空機甲板の後端付近の形状も図面と微妙に異なるため、形状の修正を行いました。
副砲座については、意味不明の凹みがあったので、0.3mmプラバンを差し込んで埋めてやります。
また汚水捨管の位置を写真でチェックした結果、いくつかの箇所で不足すると分かったので、細切れプラペーパーで再現しました。
ちなみに一つのサイズが0.3×0.5mmくらいの極小サイズなので、作業は難渋しました…。
主砲バーベットの高さを霧島(S16年時)の図面で計測したところ、キットでは4番バーベットのみ0.5mm高すぎると分かったため、ヤスリで削って調整しました。
また、キットでは木甲板・リノリウム甲板とも細かい直線モールドで表現されています。
ただ先日射水市で見た海王丸の甲板は木板の間を黒いラインが走っているだけ(凹凸なし)だったので、思い切って全て削り取りました。

この結果、甲板上のフェーリーダー、ボラード、通風筒、昇降口などの全てのモールドも削り取ってしまったので、このあと再現し直すこととなります。
自ら茨の道を歩むと決断するのに数日かかりました(汗)
Posted at 2020/11/14 15:10:14 | |
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