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2021年06月30日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(マスト主砲などの製作)

軽巡洋艦龍田の製作もいよいよ大詰めです。
まずはマストの製作。
燕雀さんのブログによれば前マストの主柱の直径は1mm、支柱は0.6mmくらいと推測されています。
個人的にはそれぞれもう少し細めの方がカッコいいかなと思ったので、0.9と0.5にしてみました。
さらに防空巡洋艦たるもの電探は必須なのでマスト中段に新設したフラットに22号電探を、マストトップ下にE27逆探を設置しました。
また22号のすぐ下に小さなフラットを作り、2キロ信号灯を設置。

径の異なる円柱を2つ積み重ねた上に傘がかぶさる形状。円柱2つはメカコレ宇宙戦艦ヤマトの主砲砲身から作りましたw

後部マストは実艦では継ぎ目のない1本柱ですが、龍田改二では三脚に改装されたものとします。中段には13号電探を設置するのでスクラッチ。

メインとなる柱は、本物は三角柱ですが、サイズ的に三角柱を作るのが困難なので、1.5mm角棒にしました。

各部に付く様々な装備品もちまちまと製作。
↓は応急用角材とループアンテナです。

角材はプラバンの細切れで適当に作ったものです。ループアンテナはジャンクパーツのアンテナ部をピンバイスで十字方向にくり抜いています。この作業は初めてだったので、まずは0.3mm、次に0.5、さらに0.6、0.7と徐々に太くしていくという作業工程。この過程で壊してしまう人が多いらしいので、初めてにしては失敗もなくまずまずのくり抜き具合かなと自己満足に浸りました(笑)

旧海軍の計画では、主砲は長8cm高角砲5基とされています。

この砲は阿賀野型にしか積まれなかったもので、写真も図面も乏しく正確な形状や寸法が分かりません。唯一手元にあった図面がこちら↓

これではさっぱり分かりませんorz
仕方ないので、形状は深雪会HPのCG画像を、寸法は矢矧のキットパーツを全面的に参考にしながらスクラッチします。
深雪会HPのCG画像はこちら↓

その作業過程は以下の連続写真でご覧下さい。






そして塗装すると、完成です!


特に天蓋の面構成がかなり複雑なので、完成するまでは「こんなもの、どうやって作りゃいいんだ…」と悩む日々が続きましたが、若干の妥協(砲塔前面両側のシャッターは、射撃中は「開」が正しい)によりどうにかそれらしい形状にすることができました。
これが完成した瞬間は激しく高揚したのは内緒です(笑)

旧海軍の作った天龍型改装計画では、8cm高角砲は5基(他に25mm連装機銃4基)とされていますが、近接対空兵装が貧弱に感じられることと総重量の軽減効果を狙って8cm連装高角砲は2基とし、その他に25mm三連装機銃6基及び同単装機銃10基を装備し、さらに主砲の代替として15cm9連装噴進砲1基を装備することとします。
同噴進砲は駆逐艦澤風に試験的に搭載されていますが、対空兵装としてではなく対潜装備としての搭載(一応、対空用としても利用可能な想定とのこと)とされています。その写真資料は以下の2つ↓



この装備は何らかの理由により実戦投入困難と判断され、他艦への装備は見送られました。
今回はこの砲が抱える課題を解決し、対空対潜両用砲として活用できる目処が立ったという想定で作ることとします。
当然ながらこんなマイナー装備のパーツはインジェクション・エッチングとも存在しませんので、必然的にスクラッチ↓

実際の噴進砲は架台に25mm三連装機銃を利用したと何かの資料に記載があったので、フジミのパーツセットから転用し、その上に1.5mm角棒を砲本体として載せるという簡単工作です(笑)

上記の他にも様々な装備品をジャンクパーツから拾ったりスクラッチしたりしながら取り付け、仕上げにメタルリギングで空中線を張り、龍田改二は完成。
さらにジオラマベースに水柱などを立てて、戦闘中の表現を加えます。

かくして約3ヶ月の長きに渡った工程は終了。
次回はいよいよ完成アップです。お楽しみに♪


【お詫びと訂正】
以前のブログで「龍田艦橋の前面には段差がある」との持論を展開しましたが、先日購入した「写真 日本海軍全艦艇史」に↓の写真が掲載されていました。

これは昭和16年6月にクェゼリン環礁で撮影されたもので、前マストの三脚のうち後ろ二本が重なって見えることから正横からの撮影と判断できます。
写真は若干不鮮明なことと、天幕がかかった状態ではあるものの、艦橋前面はツライチに見え、段差等は確認できません。
従って↓の写真で見られる羅針艦橋直下の影は前面の段差によるものではなく、単なる写真のシミなどか、小さな台が作ったものでないかと考え直しました。

先のブログではその台の上に何を載せたのか分からないとも書きましたが、例えば作業灯などは他艦でも見られます。
いずれにせよ確定的な証拠があるわけではないので、今後新たな資料が発掘されて謎が解決されることを期待したいと思います。
Posted at 2021/06/30 22:55:14 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味

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