このところ余暇=キャンプの日々だったので、かなり久々の製作記となってしまいました。
船体工作も6回目。今回は作り直しばかりで、あまり進んでいません(爆)
まずは以前に施工した舷側の溶接痕ですが、どうにもオーバースケールなので流し込み接着剤を塗布してプラを溶かし、より細く整形できないかと試みてみましたが…。
より酷くなってしまいました…orz
さすがにこのままには出来ないので、思い切って削り取ることにしました。
せっかく施工したT字板や防舷材まで全て削り取ってしまうのは勿体ないと考え、溶接痕のみ削ってパテ埋め→ペーパー掛け→サフ吹きを繰り返しましたがやはりキレイにはならないので、仕方なく全てを削り落としてからT字板と防舷材を再取り付けしました。
そしてそれらの施工後はこちら↓
次に取り掛かったのはホースパイプの孔の縁取り。前々回の報告時に作ったものはどこかへ失くしてしまったのでこれまた再び作り直して甲板に取り付けました。

このあと周囲をパテ埋めして整形しています。
これで漸く前回の施工状態にまで戻しました。やれやれ。
次は錨鎖関係設備の設置。
その前に図面を確認します。
図面を見る限り、ライジングビットが見当たらず、左右両方の錨鎖ともホースパイプからキャプスタンへ向かって線が引かれています。え?これだとキャプスタンを回すと片方の錨が上がり、同時にもう片方の錨が下がってしまいますが???
そんな疑問を持ちながら写真を見ると…

確かにライジングビットはありませんが、代わりに錨鎖庫入口部が回転するようになっていると分かりました。なるほどこれなら片方の錨鎖をチェーンストッパーで留めておきながら、もう片方の錨鎖をキャプスタンで上げ下ろしすることが出来ます。併せてライジングビット非設置による工期短縮も可能ですね。
ということでまずキャプスタンの制作。
0.5mm丸棒の輪切りと1mm径に切ったプラペーパーを重ねてそれらしく作ってみました。

錨鎖も前々回報告時に0.19mm金属ワイヤーで作りましたが、やはり少し太いと感じたので、リード線をほぐして出てくる極細金属線を2本よじってペンチでつぶして作り直しました。

この方法だと0.2~0.3mmくらいのチェーンぽいものが作れます。
困ったのは錨鎖庫入口のカバー状のもの(錨鎖管覆)をどう作るか。
最初にやってみたのは1mmプラ角棒に0.5mmドリルで穴を開け、それを基準にカバー形状を削り出す方法。しかし私の技術ではどうしてもオーバースケールになってしまいます。
悩んだ挙げ句考えたのは、プラペーパーにセラミックナイフの先端を押し付けて凸を作る方法。

意外と上手くいきました!
ボラードについては実艦の写真を見る限り高さが70cmくらいだろうと思われます。

0.1mmプラペーパーの台座の上に0.3mmプラ棒を0.8mmで切ったものを植え、頂部に0.4mmプラ棒の薄切りを載せました。

フェアリーダーは0.5mmプラバンに0.3mmドリルで2箇所開けた穴をデザインナイフで削って繋げ、外周を整形して作りました。
今回はここまで。
船体の修正作業が終わっていよいよディテール工作に入ることが出来たので、楽しくなってきました♪
Posted at 2022/07/02 21:39:28 | |
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