このところ旅行づいているので今回もあまり進んでいません。
1番主砲周囲の操作フラットは以前に床板部分を作成しましたが、甲板に設置する際のディテールを追加します。実艦はこんな様子。

両サイドの鉄板は0.3mmプラバンで表現します。
前面の波除けはプラペーパーで作り、道具箱と思われるものはプラバンの細切れを付けました。若干大きすぎたかな…。実艦写真ではその脇にリベットと思われるものが見られるので、伸ばしランナーでそれらしく付けてみました。
またフラット後部は松型駆逐艦の例を参考に、極細切りプラペーパーで横桟を付けました。
次に手掛けたのが艙口。
2箇所あるうちの1箇所は開放状態で作りましたが、もう1箇所はこれから開けるという状態とします。この部分の詳細な構造は図面ではよく分からないので、先日遊就館に行ったついでに南極観測船宗谷と病院船氷川丸を見学し、現物の写真を撮ってきました。
しかしいずれもカバーが掛けれらているため、蓋部がどのような材質でどのような構造になっているか不明です。そこで参考にしたのがこちら↓
また「船の科学」1954年9月号の記事にこんな表記を見つけました。
これらのことから、ハッチボードの材質は木で、船体中央の線に向けて細長い板が何本か渡されている作りであることを突き止めることが出来ました。
そしてプラバンなどで製作。
次に取り掛かったのは艦尾に延びる運搬軌条です。
「日本の軍艦別巻図面」を参考に、片舷4本ずつのラインをデザインナイフで入れます。
軌条の高さは0.2~0.3mmくらいと思われるのですが、これをプラペーパーで作ると直線性が確保しづらいのではないかと心配になりました。そこでエッチングパーツのランナー(?)部を細く切って使ってはどうかと考えました。

右がジョーワールド、左が海魂のものですが、海魂のほうが少し薄いので使うとしたらこちらになりますが、切った際に丸まってしまうため、これを戻そうとすると微妙なラインの崩れが残ってしまいます。
結局この方法は厳しいのではないかと思われました。
やむを得ず極細に切ったプラペーパーを切れ込みに沿って丁寧に据え付けていきます。
と、待てよ、実艦写真のチェックがまだ終わってないぞ。
そう思って見てみると…
あれ?
手元にはもう一つの図面「日本海軍艦艇図面集」のものもあるので、両方をチェック。

ダメだこりゃ…orz
既に右舷側3本まで施工しましたが、内側2本は削り取り、誤って引いてしまったデザインナイフのラインはパテ埋めし、その上からもう一度滑り止め甲板の鋲をデザインナイフで一つ一つ彫り込んで行かなければなりません。
こんなことじゃ、年内完成どころか永久に完成しません…OTL
Posted at 2022/10/03 22:59:01 | |
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