
先日、下の娘の学校で学園祭がありました。
娘は高3。高校最後の学園祭です。
普段なかなか学校生活と関わることがないので、ハモン様と一緒に行くことにしました。
校舎に入ると廊下などには生徒たちが作った様々な作品が展示されています。娘の作品を探すのを後回しにして、メイン会場の体育館へ急ぎます。まずは撮影のため座席を確保しなければなりません。
会場の体育館では3年生全員を3チームに分けての演劇が行われます。その端には出番を待つ生徒たち。その中に娘を見つけると、少し恥ずかしそうな、でも親の顔を見て嬉しそうな表情を返してくれます。
いよいよ本番開始。
テーマは「高校3年間を振り返って」
最初のチームは1年生時代をお笑いベースで振り返ります。ネタは少々古かったものの、アントニオ猪木が客席後ろ側から出てくるなど演出にも工夫が見られ、会場は爆笑でした。
しかしこの年はコロナ全盛で、入学したものの登校できない日々が続き、その後漸く登校出来るようになったという筋。
皆んな、苦労したよね…(涙)
そして2年生時代のチームはダンス中心。出演者全員の一生懸命さがひしひしと伝わってきます。
この年は野外学習がありました。披露するダンスはトーチトワリング。先端に着火した雑巾を巻き付けた木の棒を、何人かが同じ動きでバトンのように振り回すものです。(トーチトワリングは愛知でしかやらないという情報もありますが…。)
体育館では火ではなくLEDでしたが、一糸乱れぬ演技は見ていて気持ちよかったです。
この年もコロナのせいで野外学習行けるかなって心配してたね…(涙)
そして3チーム目。娘のいるチームです。
ここは割と純粋な演劇仕立てで3年生の1年間を演じます。この年は大阪へ修学旅行に行ったことが語られるとともに、生徒たちの人生の転機が演じられます。
娘の学校はいわゆる進学校ではないので、大半の生徒が卒業後社会に出ます。3年生はそのためのレクチャーを受け、実習の名のもとに企業などの現場に入っていきます。
初めての社会。
初めての仕事。
そして同世代ではない人たちとの共同作業。
全てが初めて尽くしで緊張や反省の連続。
時にはプレッシャーに押し潰されそうになりながら、でもひたむきに前に進もうとする様子が演じられました。
娘も苦労しながら頑張ってたね…(涙)
劇が終わると3年生全員による「栄光の架橋」の合唱。
そして最後の大トリはセンターに立った私の娘が大きな声で〆の一言。
「これで高等部3年生の発表を終わります。ありがとうございました!」
笑いあり涙ありの素晴らしい出し物でした。
劇中、この3年間を思い出し、つい涙腺が緩んでしまったのは誰にも内緒です…。
学校生活はまだ4ヶ月ほど残っています。
その間を悔いのないように楽しみ、そして4月には新しい世界へ進んでいってほしいものです。
未来ある若人たちに幸多かれ。
Posted at 2022/12/03 21:28:04 | |
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