先日、北海道旅行に1週間行っていたことなどから捕鯨母船・第19号輸送艦の製作はほぼ完全ストップ。実はその背景にモチベーションキープが難しかったこともあります。輸送艦は完成後にF様へ引き渡す予定であることから極力妥協を排して作ることとなり、そのプレッシャーはなかなかのものなのです(汗)
ということで少し気休めに伊370潜水艦を作ります(笑)
キットはハセガワ製品をメルカリで格安で購入。
しかし実物は少々ひどい状態でした。

ところどころに接着剤のはみ出し跡が残っており、パーツは手でもぎ取ったような形跡も見られます。
ということで、工作に移ります。
船体より艦底板のほうが大きいので一部を削ってやる必要があります。
甲板上には様々なモールドが施されていますが、雑に開けられた穴を塞ぐことも兼ねて、モールドをすべて削り落とし木甲板モールドなどをデザインナイフで引き直します。
いよいよ艦の作り込みに入りますが、伊370他の丁型潜水艦は手元に図面もなく、写真も以下の5枚しか見当たりませんでした。
この他、こがしゅうと氏の書籍に掲載されたイラストも参考にします。
それらを参考にした艦首付近のディテール工作はこちら↓
同様に艦尾付近もディテールアップしました。
艦橋は比較的鮮明な写真があるので、それを参考にしながら工作しました。
キットの艦橋は断面が六角形のようになっていますが、実艦はステルス性向上のため下向き台形が2つ重なったような断面なので、デザインナイフなどで形状の修正を行います。
潜望鏡のうち1本は艦橋左舷側にめり込むような形での設置なので、そのように表現しました。
その他、ディテールを入れたのがこちら↓
その後、墨入れ塗料を使って全体にウェザリングを入れて完成。

キットには回天がセットされていますが、十死零生の兵器は載せない主義なのでオミットしています。
さて、艦はこれで閑静なので、引き続き簡易ジオラマ化します
Posted at 2024/06/16 11:00:24 | |
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