
スクラッチの方針と決めた艦橋を下から順に積み上げていきます。
下部艦橋甲板から上部艦橋甲板までを5mmプラ棒などで積み上げ、上部艦橋甲板の中央あたりにある台形状の部分をプラバンで箱組しました。
 
その後ろ両側には3.5m測距儀が付きます。アフターパーツなどが手元に無かったのでこれも自作。直径は2.5mmなので、3mmプラ棒をドリルチャックに装着し、回転させながら削って作ります。
 

このような方法でプラ棒の直径を変えるのは初めてでしたが、なんとかなるものですね(笑)
測距儀の後ろには若干張り出したスペースが作られています。実艦写真を見ると、その高さは他の同型艦よりも短いことが分かります。

そうした情報を基にプラバンで箱組みしました。
 
また下部艦橋後端には斜め後ろに向けて伸びる装甲板(?)があり、高雄のイラストでは↓のようになっています。
 
しかし実艦写真を見ると少し異なるようです。

高雄では庇の付いた壁板が2枚角度を変えて設置されており、そこに出入り口が設けられていますが、鳥海写真では斜めの一枚板のみで出入り口はなく、踏み台のようなものが設置されているように見えます。
よってそのように再現してみました。

併せてブルワークとその後ろの張り出しスペース下に三角ステーを付けましたが、極小プラペーパーの繰り返し接着は大変でしたorz
そして高角見張り方位盤もプラ棒から自作。
 
上部艦橋甲板の後端には高角砲指揮通信所があり、その両側には上下の甲板とをつなぐ階段踊り場が部屋状に作られているので、これもプラバンで再現しました。同時にその両舷に設置される60cm信号探照灯のフラットも設置。
 
中部艦橋後端両側の張り出し部の外側には第一缶室給気口があります。

↑は右舷側ですが、左舷側は上下二段になっているので、左右でサイズが異なります。
これをどう再現するかで悩みましたが、口部分はプラペーパー、その後ろのダクト部はプラ棒の削り出しで表現することにしました。
 
艦橋の下半分はだいぶ形になってきたので、ぼちぼち船体へ設置しようと思います。
  Posted at 2025/10/25 14:44:22 |  | 
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