4月からの新しい職場は、毎週月曜休み。
まだ完全には慣れていませんが、少しずつ有効に活用できる術を学びつつあります。
有効な活用手段のひとつが「病院通い」。
決して若いとはいえなくなった体は、定期点検が必須です。
今日はそのひとつ、眼科でコンタクトとメガネを処方してもらいました。
きっかけは「眼精疲労」。
激務が続きストレス度の高い仕事、1/1200ムサイの精密工作、そして加齢が重なって、夕方以降にはひどく疲れたという感覚を覚えるようになっていました。
また、先週行った静岡ホビーショーでも、作品を見る際、昨年よりも明らかに見づらくなっていたのです。
実は先週月曜日にも、メガネの処方箋をもらうために行ったのですが、その時「やはりコンタクトがよいでしょう」と言われました。
ちなみに私の左目は「
円錐角膜」。
高校生の頃に発症し、当時、医者からは「日本では数万人に一人と言われる珍しい病気」と言われ、ひどく落ち込んだ記憶があります。
(Wikiでは「1,000人に一人程度」とあるので、決して珍しくないようですね)
究極的には角膜移植となりますが、私の場合そこまでひどくないため、円錐角膜用コンタクト(ハード)を装用することにより、その進行を遅くすることとなります。
で、今日の診察。
まずはテストレンズで、角膜とレンズのカーブを合わせてみます。
診察室でチェックしてもらうと、カーブが合っていないようで、もう少しきついものに変えてみるように言われました。
しかし、そちらのレンズは痛い。刺すような痛みで目を開けていられません。
ザク違:痛いんですけど。
医師:先ほどのレンズよりもカーブは合っています。この画像のようにフィットしている部分が先程より増えているので、こちらがお勧めです。
ザク違:いや、これだと目を開けていられません。
医師:本来ならもっときついカーブのほうが良いのですが。
ザク違:いや、今でも痛いので、これよりきついものは無理です。円錐角膜用レンズを使い出した時は、明らかに痛みが減りました。
医師:そもそも円錐角膜用にすれば痛みがなくなるというのは誤解です。いずれ慣れるはずなので、我慢してください。
ザク違:この痛みをずっと我慢することは、とてもできません。
医師:・・・、では最初のものと今のものの間のカーブに変えてみましょう。
次のレンズも痛みはあったので、そう訴えましたが、医師は頑なに2番目に装着したものを勧め、私は断るという押し問答が続き、最後は医師が折れるという結論に至りました。
こうして、ようやくコンタクトは処方してもらえましたが、キャンプに行く時など、やはりメガネが便利。
引き続きメガネの処方箋をくださいとお願いしたところ、医師からは「保険がどうの、窓口がどうの」とゴネだしました。
これは医者を変えるしかないかと諦めかけていると、医師から「やってみましょう」との言葉。
なんだ、できるなら最初から言ってくれよ・・・。
最近、NHKで「
総合診療医 ドクターG」という番組を時々見ます。
これは、ベテラン医師のリードにより、研修医3名が患者の病名を推理するというものです。この時、キーポイントになるのが「問診」。
いかに患者から多くの情報を聞き出し、そこから有用な情報を取捨選択して、適切な診断を下すかが重要視されています。
翻って、今日、私を診た医師は「データ重視」。
高価な医療機器で診た結果、数値的にこちらが正しい、という判断の仕方。
でもそこには私の言った「痛い」という言葉は無視されていますし、そもそも私の話を真剣に聞こうという姿勢が見られませんでした。
それで患者と医師の信頼関係を築けるのかどうか。
これから私の体も、年を経るにしたがって、いろいろなところに異変が生じるはず。
その時には、プロである医者に頼らざるを得ません。
医師の皆さん、「医は仁術」です。
お金やメンツも大事かもしれませんが、患者のことも大切にしてくださいね。
Posted at 2014/05/26 18:51:53 | |
健康ネタ | 日記