昨日、ハモン様と一緒に名古屋市中区にあるボストン美術館で
「ルノワールの時代 ~近代ヨーロッパの光と影」展を見てきました。
最初に断っておきますが、この展示は「ルノワール展」ではありません。
あくまでもその時代の作品を展示するというものです。
実際、約90点の展示中、ルノワールの作品は2点のみでした。
しかし、だからと言ってこの展示が価値を落すことはありません。
モネ、ミレー、ドガ、ゴッホ、さらにはピカソの作品までが一堂に会する展示は、そうそうあるものではありません。
展示タイトルには、副題として「近代ヨーロッパの光と影」と付けられています。
会場に入った段階でその意味を深く考えてはいませんでしたが、作品群を見るうちに2つの意味があることに気付きました。
一つは文字通り、作品の中で物理的な意味での光と影をいかに表現するかということ。
薄暗がりの中、一筋の光に照らされた人物像、木陰にたたずむ人に差し掛かる木漏れ日・・・。
まさに印象派作品の醍醐味と言える部分かもしれません。
そしてもう一つは産業革命を迎えたヨーロッパにおける人生としての光と「陰」。
都会の喧騒、貧富の差、都市の変貌、そして田舎への憧憬・・・。
時代とともにそれらが移り変わる様が、作品群から感じ取られました。
惜しむらくは、そうした時系列による作品への影響と変化を、展示が始まる最初の部分に年表などを配置することで、見る人たちに意識させるという工夫があってもよかったのではないかということ。
さらにはモネ、ゴッホ、ピカソなどの作品が数点ずつありましたが、いずれも巨匠の作品であることの主張がまったくありませんでした。
ニュートラルな目で全ての作品を見てほしいという意図かもしれませんが、少しもったいない気がしました。
さて、素晴らしい作品を鑑賞した後は、お昼ご飯。
今回は金山駅の北にある
カナヤマオイスターバー。
ハモン様とともに、カキフライ定食とカキ蒲焼御膳を注文し、サイドメニューで生牡蠣も発注しました。

生牡蠣は1個300円と言うリーズナブルな価格ながら、カキの旨みがしっかりと出ていて、美味でした♪
また、写真を撮り忘れたのですが、カキの蒲焼がこれまたうんまい!!!
蒲焼と言うとうなぎを連想し、軽く焼け目がついた食材に甘辛いタレがたっぷりとかかっているという状態を想像してしまいますが、カキの蒲焼は二度焼きしているにも関わらず焼け目は付いておらず、中はジューシーで、タレも何か独特な美味しさでした。
これはおススメできます(´▽`)ノ
ハモン様との美術館デートも今回で3回目。
次はどこに行こうかな~。
Posted at 2016/04/17 11:52:44 | |
美術館めぐり | 趣味