新年一発目のキャンプに行ってきました。
目的地は潮岬。
と、その前に観光。
まずは和歌山県新宮市にある小さな城跡を2つめぐります。
そのうちの京城はマイナーでしかも案内看板がほぼ無いという城(失礼)ですが、かなり見ごたえがありました。

一枚目の写真は堀切。
かなりの規模で山を削っており、さらに同規模のものがもう一つあります。
二枚目の写真に写っている岩はかなりの大きさで、本丸直下に配置されていました。岩が元からここにあったのか、人力でここまで運ばれてきたのかは分かりませんが、すごい迫力でした。他にも大規模な曲輪がいくつもあったり、確認できませんでしたが、石垣も作られているようです。
この周辺にはあまり大きな城はなく、行く前はここも左程の規模ではないだろうと思っていましたが、調べてみると堀内氏という名家の城だったようです。
堀内氏で思い出すのは「信長の野望全国版」。
学生の頃友達とさんざんやりましたが、その中で紀州の大名とされていたのが堀内氏です。これだけの規模の城を作れるということは、堀内氏の権力は相当なものだったのでしょう。
すごいぞ堀内氏!
その後訪れたのは那智の滝。
言わずと知れた名瀑です。
滝に至る道中にはこんな景色も。

なかなかのラピュタ感。
そして神妙な気持ちになります。
石の階段を少し降りていくと滝とご対面。

滝の下り口には紙垂(しで)が飾られており、この滝の神聖性を物語っています。
せっかくなのでお祈りしてきました。
さらに歩いて、ほど近い場所にある
青岸渡寺も見て回りました。

那智山自体が熊野信仰の霊場とされ、滝を中心に修験場となっていて、このお寺はその拠点の一つ。そして西国三十三箇所巡りの一番でもあります。
更にもう一つの拠点が次に掲げる
那智大社です。

那智大社は全国約4,000もある熊野神社の御本社で、熊野三山のひとつです。ちなみにあと2つは田辺市の熊野本宮大社、新宮市の熊野速玉大社。
那智大社は「結宮(むすびのみや)」とも称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮とされているそうです。
実は今年の私の目標は「趣味の更なる充実」。
これまでキャンプにせよ模型工作にせよ、個人として楽しむということに主眼を置いてきました。ただやはり仲間と一緒に楽しむことができれば、より豊かな今後の人生があるのではないかと思うようになりました。
その意味では人の縁を結んでくれる那智大社は今の私にとってパワースポットと言ってよいでしょう。
本殿脇には八咫烏像があります。
世間では日本サッカー協会のシンボルとして有名ですが、神武東征の折に道案内をした烏で、熊野の神様の使いなのだそうです。
ザク違「八咫烏よ、私を導いてくれ…」
こちらでも先ほどとは別のお祈りをしてきました。
神様同士で喧嘩しないでね。
観光も一通り済んだので一路キャンプ場へ。
ちょうどお昼頃だったので、潮岬キャンプ場へ行ってみました。こちらは無料キャンプ場なので、お昼を食べるだけという利用も可能です。
しかし…。

冬季閉鎖中でしたorz
やむなく本来の目的地・リゾート大島へ。
チェックイン後、すぐにお昼。

チキラーとお米を一緒に炊いて、蒸らしてからあさつきをふったもの。簡単でうまいです!
この日は全国的に寒かったようですが、現地は雲ひとつなく風もないピーカン!

ポカポカ天気の下、次に作る艦船キットの考証作業をやろうなどと考えていましたが、頭痛が…。
ここで無理をするといけないと思い、車内に常備してある風邪薬を飲んてテントで昼寝しました。
夕飯前にはすっかりよくなりました。やれやれ。
そして夕飯の準備で車から荷物を取り出している時にふと夜空を見上げると、一筋の光が…。
すーーーーーーーーーーーっ
あれ?点滅もしないから飛行機じゃない、このスピードだと国際宇宙ステーションより早いし、え?本当に流れ星?いやいやそれにしちゃ長く輝いてるよね?やっぱり流れ星じゃない?そうだよね!ね!うわやばい、すごい!あー消えちゃった。
ということを考えていられるくらい長く光ってました。
時間にして3秒はあったと思います。
これだけ長く光っていたのは、ちょうど一年前くらいに富士山の北を流れたもの以来。その時は向こう側へ流れていきましたが、今回はこちらに向かってくるようなライン。
さては熊野の神様が私に舞い降りたか!
こりゃ今年はいいことあるかも(笑)
気分良く夕飯を済ませたあとはいよいよ星空観測。
前回キャンプでは300mm望遠レンズでオリオン大星雲を狙い撃ちましたが、やはり画像が粗かったので、今回は最終兵器・500mmを持参しました。
精密キャリブレーションを終えて、撮影↓

なぜか星が縦に流れて写ってしまいます。
何度試しても同じ。
なぜだ…。
試しに55-300の中望遠と18-55の標準ズームでも撮影しましたが、そちらはキレイに写ります。

ということはカメラ本体でなく、レンズに何かがあるはず。
これは原因究明後にリベンジ確定です。
ここの夜空はいつも感動します。
一般的に冬の空は一等星が多いが、天の川は薄いとされます。
しかしここでは冬でも天の川がくっきりと見えるのです。
キャンプ場の管理体制もしっかりしていて迷惑キャンパーもおらず静かな夜が過ごせるので、また来月の新月に合わせてリピートしちゃおうかな(笑)
そうそう、帰り道に荒船海岸近くに建設中のロケット発射場「スペースポート紀伊」(
スペースワン株式会社)の前を通りました。

取付け道路周辺は工事を完了していました。
どうやら中の施設もほとんど完成しているようですが、ロケットの部品調達が滞っており、初号機打ち上げは今年末の予定とされているのだそうです。
運が良ければ、キャンプ場からロケット発射が見られるか!?
Posted at 2022/01/09 21:58:28 | |
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