モケイ友達とランチオフ
体温を超える異常な日々。
あまりの暑さで模型趣味を楽しむ余裕すら無くなりそうです。
そんな中、みん友のチュンチュンまるさんから連絡が。
「知り合いからフネのキットを大量にもらったのですが、1人では作りきれないので、ザク違さん貰ってくれませんか?」
はいっ、はいーっ!!!
大歓喜(笑)
キットは数十にも及び、郵送するとお金がかかるので勿体ない。ちょうどその時、キャンプに行く計画を立てていて、ちょうどその方角がチュンチュンまるさんのご自宅方面と判明。
よし、取りに伺おう!
その連絡をしたところ、さらに嬉しい申し出が。
「お渡しついでにランチ行きませんか?」
はいっ、はいーっ!!!
再び大歓喜(笑)
話が急速にまとまり、ソッコー実現。
岐阜市のとある飲食店でオフります。
まずはお食事ですが、その最中も模型談義。
ザク違
「岐阜コックピットの会に所属しているので、色んな情報が入ってきますよね?」
チュンチュンまるさん(以下、チュン)
「はい。でもその全部を取り入れると自分の作品じゃなくなりますよね。」
おーっ、確かに。
私はどこの会にも属していませんが、所属があると様々な情報が入って知識や技術が向上するので羨ましいと思っていました。
実際その効果はあるそうですが、その上で自分なりに研鑽するという姿勢は素晴らしいです。
食事のあとも会話は続きました。
チュン
「この後、キャンプなんですよね。時間は大丈夫ですか?」
これはオフ終了の合図なのか…と真意を図りかねていたところ
チュン
「作品を持ってきたので見てもらえますか?」
ザク違
「是非!」
拝見したのは4月の展示会でも出品されていた重巡高雄。

ゴジラマイナスワンでの活躍が記憶に新しいですね。
この作品は数十年前の旧キットをベースにしており、そのパーツを極力活かして作られています。なんとマストまで!
艦船模型の見どころの1つは艦橋。特に高雄型は「カバが泳いでいるようだ」と揶揄されたほど頭がデカイです(笑)
しかしこの作品の作り込みは凄い!

フィットの悪いモナカ割りパーツをキレイに貼り合わせただけでなく、周囲の光学機器や兵員待機所なども忠実に再現されています。
そしてトップの防空指揮所には自作双眼鏡がズラリ。さらにメインマスト頂部の21号電探のネットも伸ばしランナーでの自作だそうです!これには驚きました。
1/700双眼鏡と言えば高さ1mm程度。これをアフターパーツでなく伸ばしランナーでこれ程までに均質に作るとは!
チュンチュンまるさん、3Dプリンター製品殺しですね(笑)
他にも随所に作者のコダワリが。
艦橋基部の通路や舷側の凹み(魚雷発射管格納部)はきちんと開口してありました。
また煙突トップの雨よけカバー支柱は金属線での自作。
煙突後ろには端艇が置かれていますが、いずれもリギングできちんと固定されています。

この芸の細かさには脱帽m(_ _)m
そして主砲。

これまた驚いたのは、砲身こそアフターパーツに交換してあるものの、砲塔はキットパーツなのです。パーツにはモールドが何も入っていないので、伸ばしランナーで補強リブを入れてあります。この端正な作りがこの作品の見どころでもありますね。
船のジオラマで皆んなが悩むのが波の作り方。

この作品ではスタイロの上に軽い粘土を塗り、波は筆で叩いたのではないかと言ってました。
1/700の細かい波はなかなか表現が難しいですが、お見事!
この手法は今度試してみようと思います。
次は駆逐艦雪風

こちらはスケールが1/350なので、大きさによる迫力があります。
高雄とは打って変わってエッチングパーツてんこ盛り仕様。

作者自らが「最高のお気に入り」と言われるとおり、細部にわたって見事な作り込みです。
無論、高雄も含めて考証は行き届いています。

各所に配置された水兵が、単体作品でありながらジオラマのような臨場感を醸し出しています。
複雑に張り巡らされた空中線はストレッチリギングだそうです。

ザク違
「これだけ複雑だと張り回すのは大変ですよね」
チュン
「いや、線が伸びるので大したことないですよ。メタルリギングは伸びないので使いづらいですね」
ストレッチリギング、買わねば!(笑)
おっと、もうこんな時間。
楽しい時間は過ぎるのが早すぎます。
別れ際の駐車場でキットの貰い受け。
大型艦を中心にすごい沢山もらってしまいました。ありがとうございますm(_ _)m
ウキウキ気分のままキャンプ場へ。
ささっと設営を済ませ、いつもならティータイムですが、今日は貰ったキットを確認します♪

更には、なぜかガンプラも(笑)
アウトドアでプラモが並んでいる姿はちょっとシュールですね(笑)
実は今回のラインナップで特別に欲しかったのが2隻。

こちらは私が初めて作ったウォーターラインシリーズのフネ。
しかも箱に表示された価格は私が買った当時の200円!

これには感動しました。
キットは完成させますが、箱は記念に取っておこうかな~(^ ^)
もう1隻は大和。
箱を開けると、大きなチューブ入り接着剤があり、ノスタルジーに浸れます(笑)

小学生の頃は1/700に限らず、あらゆるスケールの大和を買い漁って自宅に並べて悦に浸っていたのを、昨日のことのように思い出します。
これもいつか完成させて、当時の自分からの成長を確認したいと考えています。
道中で買ったチューハイを飲みながら、その他の箱を開けてはニンマリ、次の箱を開けてはニヤニヤという、なんとも気持ちの悪いオッサンの時間を過ごしました^_^;
その後は夕飯。

食べ終わる頃には日も暮れてきました。
この日は満月。

水面に映る月もまたよし。
お月様には柴犬そらくんもいます。
明るい満月で、きっと楽しく跳ね回っているでしょうね。
そんな、模型サイコー、キャンブサイコー、そらくんサイコーな1日でした。
Posted at 2024/07/25 20:54:04 | |
艦船模型 | 趣味