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ザクとは違うのブログ一覧

2025年02月27日 イイね!

画像コンポジットにチャレンジ

2月は本当に寒い日が続いたのでなかなかキャンプに行けず、月末になって漸く2回目。
午後から仕事を休んで、まずは梅の開花確認に行きました。
場所は愛知県豊川市の赤塚山公園。
しかし現地はまだまだ全然さっぱり…



敷地内には数百本にのぼる梅の木が植わっているので、満開になればさぞ素晴らしい光景が見られると思われます。
でも少なくともあと1週間はダメかな…。

その後、キャンプ地へ。
今回は渥美半島付け根あたりの海岸です。





風は少々強めでしたが、快晴に恵まれています。
波の打ち寄せる音を聞きつつ海風を感じながら浜辺をぶらぶら歩くのも楽しいですね♪

車内で休憩後、夕飯。
夜になると少し寒くなるので、湯豆腐と日本酒で体を温めます。


おなかが膨れたらいよいよ星空撮影。
今回はコンポジット撮影に挑戦します。
コンポジットとは同じ画角で複数枚撮影し、その明るい場所を重ね合わせて明るさを強調する(比較明合成)というもの。
まずは合成元となる星空を撮影します。
その後、カメラによって生じたノイズを取り除くため、レンズに蓋をした状態で真っ黒な画像を1枚作ります。
そしてそれらを比較明合成用ソフトで合体!という流れ。
ソフトは日本語対応もしている「SiriusComp」を使います。


ダークフレームを指定し、次に保存先ファイル名(星空画像)を撮影枚数分指定してやると…
あれ、複数枚の指定ができない。
ソフトの説明にはshiftキーやctrlキーを使えとありますが、それでもダメです。
やむをえん、1枚だけで試しにやってみるか、と実行したところ


ん、これでいいのかな???
とりあえず進めてみたところ…


おおっ、出来た♪
合成された画像を確認すると…


んーやはりこうなったか…。
実はこの結論は想定していました。
私の機材はPENTAXのK-30とGPSユニットで構成されますが、PENTAX独自の技術である「GPSユニットにより撮像素子を動かす」ことにより1枚の写真では星が止まって写されるようになります。
しかし連続して撮影した場合、カメラ自体は同じ方向を向いているので、今撮った1枚と次に撮る1枚では、星の位置が少しずれているのです。
よって、連続で撮影した画像を合成しても星が動いている様子が合成されてしまうことになります。

ではこれを避けるにはどうすべきか?
GPSユニットを使わず、その代わりにポータブル赤道儀を使ってカメラ本体を星に追随させるしかありません。
ポタ赤、高いんですよね。定価だとウン万円。

ちなみに合成前の写真はこちら↓

若干見づらいですが、中央にオリオン座があり、オリオンのベルト(三つ並んだ星)の下にはオリオン大星雲も確認できます。
その左方におおいぬ座のシリウスとこいぬ座のプロキオンがあって冬の大三角を形作っています。
オリオン座の右上には木星が輝いていますね。

よし、ポタ赤買う前に星の軌跡を1枚の写真に合成するところから始めよう。
ということで、次回に続く(笑)
Posted at 2025/02/27 21:06:56 | コメント(2) | キャンプ&温泉 | 旅行/地域
2025年02月22日 イイね!

小笠原捕鯨船団ジオラマ、完成

昨年4月から製作を開始して、延べ11ヶ月。自分史上最長期間を経て自分史上初の「戦わないフネのジオラマ」が漸く、やっと、遂に完成しました。その故もあって、かなりの長文です(笑)
ではご覧下さい。





時は終戦直後の1945年。
長く続いた戦争などにより当時の日本人の栄養状態はかなり酷く、これを改善することも含めた捕鯨再開が検討されました。
しかし、そのためのフネがない。
戦争中は民間船の多くが軍に徴用され、そして撃沈されたので、捕鯨のためのフネは残っていません。
そこで目を付けられたのが一等輸送艦。艦尾スロープはクジラを引き上げるのに適していると考えられました。その最初のフネが第19号輸送艦です。
戦後、復員輸送艦として運用するため主砲や機銃は勿論、13号対空電探なども含めた武装解除を行うとともに復員兵のための居住スペースが設置されましたが、その業務終了後の1945年12月から捕鯨母船になるための改装が施され、2月に捕鯨船(キャッチャーボート)2隻、本土への輸送船7隻と共に総勢10隻の船団が組まれ小笠原諸島沖へ出港しました。

ジオラマの舞台はこの時の1946年4月中旬頃=操業終盤です。当時の船員の日記からは、海が相当荒れていたようなので、波は少々高めに作ってあります。
19号は、艦橋前の主砲を撤去したため船体前半の乾舷が大きくなった状態で浮かべてあります。
この頃には航海用に残された22号電探は暴風により破壊され、中央機銃台にあった探照灯は操業中に艦橋頂部へ移設されています。


中央機銃台上には復員船時代に設置された木造建屋がありました。その後部左舷側には鯨油を採取するためのプレスボイラーが設置されていました。また後部船艙は乗組員の居住スペースとして活用されていたので、既設ハッチの代わりに出入口を設置しました。

艦中央付近の甲板は木張りとなっていますが、これは機関室からの熱で鯨肉が腐敗しないようにするために施されたものです。

艦尾スロープには引き上げられて解体中のマッコウクジラを再現しました。スロープに設けられた左右のエプロン(板張り部両側の壁)のうち左舷側は破損により撤去された状態です。

乗組員によって皮を切断され血を流している様を表現する時は、少々心が痛みました…。
クジラの前方には解体後のクジラの一部を散在させてあります。

肉の色表現には苦労しましたが、なかなかいい感じに仕上がったと思います♪

捕鯨船(キャッチャーボート)の文丸は、幸いにも残っている図面を基にしながらのフルスクラッチです。文丸の写真はほとんど残っていませんが、同型と思われる船からディテールを推定しました。
独特な形状の船首再現は新鮮な経験でした。甲板には実船写真を参考にウインドラスなどを設置し、船首楼甲板後端には伸ばしランナー製のアンカーを置きました。


前マスト周辺も同型船を参考に、極力それらしくディテールを追加していますが、マスト周辺にあるボラードの配置は軍艦などには見られないもので、マスト直後の捕鯨用ウインチも特殊な形状なので、楽しみながら製作することが出来ました。

ブリッジや煙突付近も図面や写真を参考に極力忠実な再現に努めました。


焼き玉エンジンから吐き出される黒鉛は0.55mm針金の軸に着色した綿を付けて表現していますが、空中線アンテナを潜り抜けさせるのに少し苦労しました。また船尾旗竿にはSCAJAP旗を掲げています。船員たちには屈辱的だったかもしれませんね…。

文丸の周囲には捕獲したクジラを繋留しています。

これらも実際の捕鯨船の写真を参考に再現しました。写真では分かりづらいですが、小さな背びれや皮膚のシワも表現してあります。

19号輸送艦の隣には出航し始めた輸送船・第35播州丸を配置しました。これもフルスクラッチです。
35播州の写真は、当初は横から撮った遠景が1枚のみでしたが、F様と一緒に調べていくうちに何枚かの写真が発見され、かなりディテールが分かるようになりました。図面こそ発見できませんでしたが、その姿はそれなりに再現できたのではないかと思います。
船首から船倉甲板あたりはディテールの分かる写真が見つかったので、それを基に再現しています。


右舷アンカーは引き上げ中を再現しました。実際の作業ではアンカーについた泥を洗い落とすためホースパイプから水を流しますが、今回はそこまでの再現は行っていません。

船体のフレアはもう少し強めに出すべきでしたが、その角度が分かる写真が見つかる前に作ってしまったので、少々甘いです。

ブリッジは比較的鮮明な写真が見つかったので、それを基にしていますが、ブリッジ屋根上に何がどう配置されていたかは不明なので、「船体各部名称図」のイラストを参考にしました。


煙突以降の甲板上の配置は遠くから撮ったほぼ真横からの写真1枚のみしか資料が無く、塗装も含めてほとんどが推定ですが、民間船舶らしい形になったのではないかと思っています。
煙突から吐き出される煙は文丸のものより低いですが、これはフネがまだ動き出して間もないことを表現したつもりです。
こちらにも船尾旗竿にSCAJAP旗を掲げました。

付近の海面にはホオジロザメの背びれを置きました。実際の現場でもクジラの血の匂いを嗅ぎつけてサメが多く寄ってきたようです。



【製作後の感想】
一等輸送艦はオルモック輸送時の第9号の製作経験が活かせたので基本的な部分は比較的順調に進捗しましたが、鮮明な実艦写真がほとんどないため、捕鯨母船としての艤装の解明はなかなか困難でした。そうした中でもF様から提供される資料は大変参考になり、概ねF様のイメージする姿を再現できたと思います。
1/700マッコウクジラは石粉粘土で作りましたが、まずまずの形で再現できた気がします。艦尾スロープに横たわったクジラは甲板との間に粘土を追加して隙間が生じないようにしたり、文丸に引っ張らせるクジラや19号甲板上の切断された鯨肉は全体を作ったのちに必要な部分を削り取って作りましたが、何と言っても苦労したのは肉の色でした。
プラカラーの調色を苦手としているので既存の色を使いつつ、どうリアルに表現するかは何度も試行錯誤を重ねました。結果的にはよい色になったと感じています。少し前に作ったカスモサウルスのジオラマの時にも思いましたが、無機物ばかり作っていたところで動物を作ると少し新鮮な気分が味わえて楽しいですね。
文丸や第35播州丸は自身初の民間船製作でしたが、それぞれに独特の船体形状だったり艤装だったりするので、その研究過程も含めて楽しかったです。
製作の最後は煙突からの煙でしたが、単に高さを稼ぐためという目的だったものの、実際に作ってみると想像以上によい印象となったため、お気に入りポイントの一つになりました。

最後にどうしても語っておきたいのはF様のご協力。
非常に大量かつ多岐にわたる資料提供をいただくとともに、製作中も随時意見交換・情報交換をさせていただき、非常に有意義なモデリングとなりました。F様の考証や研究は大変深いものがあり、疑問を尋ねると殆どが即答で資料とともに帰ってくるという驚きの連続でした。そんな中でも私の考証がF様の気付きに繋がった部分もあったのは嬉しかったです。
F様は以前に「鯨追う艦」という同人誌を発行されていますが、その後の研究結果を踏まえてまとめ直したものを来冬のコミケで販売する計画だそうです。今回の私の作品は近いうちにF様にお渡しする予定ですが、そのコミケで飾っていただけるとのこと。
こんなに嬉しいことはない!
今回のジオラマ製作は一粒で何度でもおいしい、良い経験となりました♪


【製作記録】
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(イントロ編)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体工作の続き)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(艦橋・機銃台等の製作その1)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(艦橋の製作その2)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(煙突などの製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(船体の塗装など)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(フェンダーの設置)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(木製装備品の製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(各種艤装品の製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(捕鯨船・文丸の製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(捕鯨船・文丸の製作その2)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(艦番号の表記など)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(甲板の処理)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ブリッジと船首の製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ブリッジなどの製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ジオラマベースの製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(ウェザリング塗装など)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(マッコウクジラの製作)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(各船の艤装)
第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(仕上げ作業)
Posted at 2025/02/22 15:48:45 | コメント(4) | 艦船模型 | 趣味
2025年02月18日 イイね!

R7年2月 梅林探訪&常滑まちある記

今年の冬は例年になく寒い日が続き、まだこれから寒波が来るという話しも。
その間はなかなかキャンプに行けませんでしたが、合間を縫って久しぶりに出発。

まずは梅の花を探しに行きます。
最初に訪れたのは愛知県東海市の平地公園。広い敷地の一部に梅の木が植わっています。


全部で20本くらいでしょうか。いずれも白く小さな蕾がついていました。

次は大池公園。
こちらは100本くらいの梅林エリアがあります。

こちらもほとんどの木が蕾でしたが、1本だけ数輪咲いていました。


最後に訪れたのは知多市の佐布里池。
こちらは梅まつり開催中で、駐車場前にはガードマンまで立っていましたが…



殆どの木が白、黄、赤の蕾ばかり。
それでも2本だけほぽ満開の木がありました。




おまつりをやるだけあって、敷地内には数百から千本もあろうかと思う梅の木が植わっており、全てが見頃になった時にはさぞ見事な光景が見られるに違いありません。ただ朝早く又は夕方近くでないと、駐車場に入れないくらい多くの人が訪れそうです。
こりゃ平日狙いかなー。

ということで梅はリベンジ確定!

そして常滑市へ移動。
常滑と言えば焼き物で有名なまち。
起伏が激しく狭い路地の多いまちなみは、道路、垣根、壁面などが焼き物で覆い尽くされていました。







無論、焼成のための煙突もあちこちにあります。そして黒い壁や屋根の建物は焼き物隆盛時代を想起させます。





途中で立ち寄った展示工房館内には実物の焼き窯もありました。



私が注目したのはその建物の前に置かれていた大きな壷。

これは呂号大甕(ろごうおおがめ)と言って、終戦間際に作られたもの。高さは170センチくらい。巨大です。
当時の日本はドイツからの技術供与を受けてロケット機を試作していましたが、その1つ・局地戦闘機秋水のロケット燃料を貯蔵しておくためのものです。

実物はこのひとつだけとのこと。永く保存するためにも屋内展示に切り替えてほしいものです。

歩いていて気付くのは、焼き物の小売店の他にカフェが多いこと。
「焼き物散歩道」と名付けられた見学ルートは1周1時間以上かかるので、その途中で立ち寄るイメージですね。
そして老若男女問わずカップルが多いこと。若い女の子数人などの観光客はほとんどいませんでした。
外国人は意外と少なく、アジア系が数組と欧米系が1人でした。
あとはなんと言っても観光客の数が多い!
焼き物の街まちは瀬戸、備前、美濃に行ったことがありますが、その中では常滑がダントツ1番多いです。有料駐車場もほぼ満車でした。
この違いは何か?
「大都市名古屋からの距離」だとすると、瀬戸も近いです。
やはり「焼き物尽くしのまちなみ」ではないでしょうか。
散歩道はさほど広くないエリアに設定され、ぐるっと回ると焼き物のまち常滑を知れたような気分になります。その間中、至る所に配された焼き物の姿を目にすることが出来、「あぁ、焼き物のまちだなぁ」という気分に浸り切ることが出来ます。煙突や黒壁の建物も昭和の風情を感じさせるのに一役買っています。
またご当地キャラをネコに設定し、まちのあちこちにネコの焼き物を配置していました。

招き猫は夫婦円満などのご利益もありますしね。特にコロナ以後は犬よりネコの人気が上がったという話も聞くので、そうした「ネコ効果」もあるかもしれません。

さて、楽しかったまち歩きを終え、久しぶり(2週間ぶり)のキャンプへ。
今回は知多半島の海岸沿いにある公衆トイレ近くの駐車場で車中泊です。現地からは伊勢湾や中部国際空港が見渡せます。


夕飯はギョーザの蒸し焼き。
蒸し器の代わりにメスティンを使います。水を入れた蓋に金網を乗せ、その上からメスティン本体を載せると簡易蒸し器の完成!

2品目はサバ水煮缶とカイワレを混ぜて鰹節を振りかけたもの。

この夜は比較的暖かかったので、車の外で夕飯を楽しみました。ふと空を見上げると満天の星空。月が上がってくるまで冬の星座がしっかり楽しめます♪
持っていったパック酒はあっという間になくなってしまいました(笑)

んー、やっぱりまちある記とキャンプは最強コンボですね(^ ^)
Posted at 2025/02/18 21:36:10 | コメント(1) | まちあるき | 旅行/地域
2025年02月16日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(仕上げ作業)

播州丸の船尾にある短艇甲板上には何があったのか不明ですが、「船体各部名称図」にあるイラストを参考に、ディテールを追加します。
また、合計6本あるデリックには3Dプリンター製の滑車を取り付けます。


塗装すると滑車の軽目穴が埋まってしまうので、まち針の先で開口する必要がありますが、非常に精細なディテールが魅力的です。

播州丸や第19号輸送艦の甲板上には木箱やロープを配置します。
木箱は友人からもらった3Dプリンター製品、ロープは0.19mm針金です。


ここまでの作業でこのような状態にまでなりました。
フルスクラッチにしてはまずまずいい感じ♪


各船には旗を掲げます。
旗は2種類。大洋漁業のマルはマークと、日本の国旗・日の丸です。
マルはの旗を掲げる場所についてF様に確認したところ、文丸は前マスト、播州丸は後マストとのことだったので、そのようにします。
問題は19号輸送艦。
当時の写真は↓のように見えます。

どちらにするか悩みましたが、もともとガフは後マスト中段(デリックポストの上端のあたり)に付いておりそこに軍艦旗などを掲げていたので、捕鯨母船時代も同様だろうと推定しました。
ここでF様から貴重なご指摘が。
私は文丸と播州丸の船尾旗竿に日の丸国旗を掲げるつもりでしたが、今回のジオラマの場面=1946年は日本はまだ占領下。よって日の丸を掲げることはできずSCAJAP旗を掲げることとされていたようです。

これは目から鱗でした。

そしてそれぞれをコピー用紙に印刷し、デザインナイフで切り取ったのち、二本のピンセットを使って揉み解すと裏表の2枚に分かれるので、このうち印刷面のほうを使用します。


19号の6mカッターの設置を忘れていました。
カッターは艦上での作業中は舷外に振り出していたようです。
よってダビットを外側に出した状態に取り付け、そこへカッターを吊るします。
問題はその吊るし方。伸ばしランナーやメタルリギングでは細すぎて作業が大変だし、ぶらぶらするため接着強度に不安があります。
散々悩んだ挙句、0.1mm針金を2本よじってペンチで平らにつぶしたものを使うこととしました。それがこちら↓

これならしっかり固定されるはず…。

それぞれの甲板上には乗組員を配置し、場面に動きを持たせます。
手元にある1/700フィギュアは↓の2種類。

どちらを使うかこれまた悩みましたが、やはりエッチングではポージングが大変なことと、何よりペラペラなのが実感を損ねます。よって3Dプリンター製品に決定。
しかし極めて小さいので塗装が大変です…。


いよいよ最後の仕上げ。
1/700艦船、しかも小艦艇は高さがないので、全体的に平板な印象を受けてしまいます。
よって少しでも高さを稼ぐため、焼き玉エンジンの煙を作ります。
材料は薬局で買った脱脂綿。
これを薄く延ばして両面を黒でスプレーしたものを小さくちぎって丸め、これを大量に作ります。これらを煙突から木工ボンドなどでつなげていくと黒煙になるという仕組み。


さて、これですべての作業が終了。
次回は完成報告となります。
Posted at 2025/02/16 08:54:09 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2025年02月09日 イイね!

第19号輸送艦(捕鯨母船)の製作(各船の艤装)

3隻をジオラマベースに据え付けたので、いよいよそれぞれの船に艤装を行っていきます。
捕鯨船・文丸にはマストを立てましたが、前マスト頂部の見張り台へ繋がる縄梯子があるので、これを製作します。試作は3パターン。

左は0.1mm金属線を使ったもの、真ん中は伸ばしランナー、右は斜めの長線のみメタルリギングで他部は伸ばしランナーです。
金属線も伸ばしランナーもあまりにも細すぎるため直線を維持することが難しいので、この作業には向いてないですね。
まぁ、右かな…。
これを2組作るのはかなーりしんどかったですorz

次に19号輸送艦上に引き揚げられた鯨。
こちらは前回ブログで報告した状態に切れ込みを入れ、マニキュアを使って血を流している様子を再現し、解体後の鯨体の一部も作りました。
同時に、周辺で泳いでいるホオジロザメの背びれも作りました。


ここで悩んだのは鯨肉をどんな色にするのか。
黒の上に赤やオレンジを塗ってみたり、茶色の上から赤でドライブラシをかけてみたりといろいろ試しました。さらにその上からマニキュアトップコートや透明メディウムを塗ってみたり…。
結論はこちら↓

レッドブラウンの上に赤でドライブラシをかけ、マニキュアトップコートを塗ったものです。さて、肉に見えるでしょうか…。

余談ですが、解体中の鯨を作っているとき、鯨が少々かわいそうに思えてきました…。
少し前にカスモサウルス(幼体)のジオラマを作り、意外と可愛らしいなと感じましたが、今回は解体される鯨で悲しい気持ちに。動物モデルは色んな意味で難しいですね…。

サメの背びれはさっそくジオラマへ設置。


鯨は19号の後甲板に設置するので、そのあたり一帯を強めに汚しました。


19号の搭載艇は中発と6mカッターが各1隻なので、これらを製作。6mカッターは少し前に作った伊168のパーツをベースに、漕ぎ手の座面と艇尾の舵を自作しました。
デリック周辺にいくつも配された滑車は、以前に第9号輸送艦を作った際には滑車をプラペーパーなどで自作しましたが、今回は軍艦堂さんの3DPパーツを使用しました。

おー、いい感じ♪
直径約1mmの滑車に空いた軽目穴まで再現されていることに驚きました。
最近の艦船キットはエッチングパーツ同梱というものも増えましたが、これからは3DPパーツが同梱されていくのではないでしょうか。
いや、それはインジェクションパーツ製作メーカーとしてのプライドが許さないかな…。

次に後マストを製作します。
その前にマストの形状などを確認。


一等輸送艦は、初期に建造されたものは↑の写真よりも短いマストでしたが、13号電探を設置するためなのか、後期建造艦は倍くらいの高さに延長されています。
細かく見ていくと19号のガフは支柱があるように見えます。13号輸送艦ではガフが確認できない一方、ほぼ同じ個所に長めのヤードがあります。これをガフの代わりにしていたのでしょうか。
また速力信号灯の設置個所が艦ごとに若干異なることが分かりました。

そして伸ばしランナーなどで速力信号灯を自作し、そしてこれまた伸ばしランナーなどで作ったマストへ設置。

速力信号灯は鉛直に設置されているのではなく、マストメインポールを支える後ろ2本の支柱に沿って少し斜めに取り付けられていることが先ほどの写真から分かるので、そのように設置しました。

昨年4月から開始したこのジオラマ製作は既に11か月目に突入しています。さて、年度内に完成できるか!?
Posted at 2025/02/09 09:04:56 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味

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「重巡鳥海の製作(船体の修正その4) http://cvw.jp/b/488285/48472648/
何シテル?   06/07 13:55
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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