先日、血液検査を受けてきたところ、腎臓の数値がよくないとの話が出ました。
私は父親方が透析家系なので、いずれ自分もそうなるだろうということは自覚しており、ハモン様にも以前から伝えてあります。
医師からその話を聞いた瞬間は、いよいよ来たか…という感覚でした。
とはいえまだまだ長く付き合っていかなくてはいけない体なので、いたわってやる必要があります。早速対応をググってみました。
しかし近年は食生活を含めた日常生活は同年代の他の人たちに比べてかなり気を付けているので、検索して出てくるような対策をこれ以上加速させるのは少々無理がある気がします。
待てよ、ということは別の要因があるのではないか???
そこでふと思い出したのは有機溶剤。
模型製作はスクラッチが中心であることもあり、更には流し込み接着剤を必要以上に多く付けてしまう悪い癖もあります。塗装も吹き付け以外は部屋内でやることが多く、その際に換気扇も使っていません。特にここ1~2か月は捕鯨船団ジオラマ製作の佳境だったこともあり、それらの作業がほぼ毎日続きました。
実は有機溶剤の成分が体内に入ると異物として認識されるため、腎臓に負担がかかります。その対策で最も有効なのが換気。これは昨年度受験した衛生管理者試験の勉強で得た知識です。まさかこんな形で役に立つとは…(苦笑)
いずれにせよ、原因がはっきりしたのなら早速その対策を講じなければなりません。具体的には以下のとおり。
1 模型製作の部屋にある換気扇を、作業中は常に回し続けること
数年前に換気扇を設置したのですが、ほとんど使っていませんでした。宝の持ち腐れ…orz
2 有機溶剤を含む接着剤や塗料を扱う際はマスクをする
N95マスクが望ましいですが、不織布マスクでも一定の効果はあるだろうと思われます。
3 塗料の一部をアクリル絵の具に切り替える
メインで使っているタミヤ水性アクリルはラッカー系塗料などに比べて有機溶剤含有率は低めですが、さらにその影響を抑えようと思います。
4 メイン接着剤を有機溶剤不使用のセメダインスーパーXや木工用ボンドに切り替える
アロンアルフアも有機溶剤は含まれませんが若干の刺激臭もあるので、ゴム系接着剤の方が安全だと思われます。
現状の作業用デスクは↓のような状態です。

ここへ以下を追加します。
5 作業用デスクの脇の壁に換気扇を増設する
見積を取ったところ、約10万円(!)と少々お高いですが、体のためには必要な出費と考えるようにします。
6 増設換気扇に向けて小型サーキュレーターを設置し、有機溶剤使用作業時に使用する
塗料や接着剤そのものから上がってくる有機溶剤臭が人体に届く前に5の換気扇へ流すためのものです。
これらの対策を取れば人体への悪影響は相当程度回避できるのではないかと思います。
対策の4に記載したスーパーXを先日買ってきました。

ある程度粘性があるため糸を引きますが、コニシのGボンドほどではなく、乾くと透明になります。実際に使ってみると、やはり糸を引くため少量使うのが少々難しいです。艦船モデルは1mm前後の極小パーツが多いので、スーパーXよりも木工ボンドの方が使いやすいかもしれません。いずれにせよ有機溶剤によって溶着するわけではないので、いわゆるムニュ消しが出来ず、合わせ目消しにラッカーパテを使わざるを得ません。
あれ、これじゃまた有機溶剤臭が出ちゃうじゃん(困)
こうしたことをあれこれ考えていると、工作部屋に入ることすら億劫になってきました。仕事をリタイヤしたら毎日引きこもって模型作りに勤しもうと思っていましたが、この感覚だとその人生設計も見直さなくてはいけないのか???
仮にそうなると、毎日を過ごすためのネタづくりを新たに始めないと…。
そこまでのことにならないよう、まずは気持ちと環境を整えていくことから始めたいと思います。
まさかここまで大きな話になるとは…
でも気付かずにそのまま過ごして透析生活が始まってしまうと二度と元には戻れないので、今気付いてよかったのかもしれませんね。
ガンバレ、オレ!
Posted at 2025/03/04 21:42:37 | |
艦船模型 | 趣味