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みすた~55の愛車 [スバル レガシィツーリングワゴン]

整備手帳

作業日:2020年5月4日

タイミングベルト交換 その10 (ウォーターポンプ交換編 その3)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
いよいよ作業は折り返しです。

ウォーターポンプは純正品を用意しました。
純正品番:21111AA370

ここに前回書いた、ウォーターポンプシールと、ヒーターバイパスホースをあらかじめ装着します。
写真では、クリップも着いてますが、エンジン側の配管にホースを付ける前でも構わないと思います。

ウォーターポンプシールは、溝に沿ってはめるだけです。
ヒーターバイパスホースは、ポンプ側とエンジンからの配管側で、微妙に形状が違います。
うまく説明できませんが、Vの字に曲がっている手前までまっすぐなのがウォーターポンプ側、Vの前に微妙にくねっているのがエンジン側かと思います。

取り外したウォーターポンプに付いた状態をよく確認して、同じように装着して下さい。


ちなみにこのヒーターホース、入れるのに結構苦労するので、あらかじめゴムを侵さないグリスなどで潤滑しておいた方が良いです。



2
次に、外すときに苦労した遮熱板を、ウォーターポンプにボルト留めしておきます。

この時の締め方は、エキゾーストカバーにボルトの頭がぶつからない程度で大丈夫です。
遮熱板が動いたほうが、ポンプの取り付け時にエンジンの下に遮熱板を滑り込ませやすいです。


一応、サーモスタット側を塞いでありますが、インペラー側は開放されてるので、あまり意味がないかも。

あとはエンジンブロック側のガスケットがボルトを通す前に落ちてしまうので、こちらも穴位置を合わせて、テープで落ちないように固定しておきます。
(テープはボルト仮留めの段階で剥がせる位置、長さで貼ってください)
3
次に、ウォーターポンプをエンジンブロックへ固定します。

(先にヒーターバイパスホースを接続しようと思いましたが、うまくいきませんでした)

あらかじめ、ヒーターバイパスホースを手前に捻って、エンジン側の配管から逃げを作っておきます。
(写真では、ホースの接続に四苦八苦した結果、一旦ホース外してしまってますが)


ボルトは10mm、全て同じです。
6本のボルトを、ガスケットがずれないように仮留めしたあとに、エンジンブロックと隙間があるうちにテープをはがします。

ガスケットに問題がなければ、数字順に、2段階でトルク締めします。

1回目:12N・m

2回目:12N・m
4
そして、ヒーターバイパスホースを接続します。

色々試行錯誤しましたが、ウォーターポンプ側にまずホースを接続した状態から、ホースの上端を曲げて、なんとかエンジン側の配管にねじ込む、という方法に至りました。

力技なので、ゴムを侵さないグリスでしっかり潤滑してねじこんだあと、ホースに無理な力がかからないようにねじれをなるべく解消する感じで。

この間、クリップも邪魔にならない位置に避難させないといけないので、探りながらの作業になるかと思います。
 

あとは、タービンに繋がるクーラントホースも、ここで繋いでおきます。
こちらはかなり楽に繋げられると思います。



写真では締まってませんが、遮熱板のボルトもここで締めておきます。

締付けトルクは、6.4N・mですが、トルクレンチも入らない場所なので、締めすぎない程度の力加減で締めておきましょう。
5
ここで、カムシャフトのシールを交換しました。
オイルは漏れてはいませんでしたが、予防的に。


シールを抜くのには、ストレートの「シールプーラー シャフトタイプ」を使用しました。

シールを入れる時は、SSTなど持ってはいないため、ホームセンターの排水管のコーナーを巡って、DV継手の「DVバルブ用ソケット」というものを発見しました。
(呼び径 40×1 1/2" というもの)

これだと、外径が54mmなので、シールの外側からギリギリ出ません。

少しずつ叩いて、斜めにならないように入れました。



※作業が終わったあとに発見しましたが、

TS継手 キャップ 30
DV継手 ソケット 40

の2つを組み合わせると、中心を叩けるSSTが完成します。しかも、200円以内に収まります。
(近所のケーヨーデイツーに売ってたのは、クボタケミックスのものでした)
6
カムシャフトのシール交換が終わったら、ベルトカバーNo.2 LHを取り付けます。

ここでは、向かって右側の2ヶ所(赤丸)を仮留めしておきます。

ベルトカバーの仮留めが終わったら、テンショナーブラケットをボルト3本(緑色)で取り付けます。(締付けトルク:24.5N・m)
下の1本だけ、長さが違います。

テンショナーブラケットの取り付けが終わったら、ベルトカバーと共締めのボルト(黄色丸)を取り付け、残りの2本のボルトと共にトルク締めを行います。(締付けトルク:5N・m)

※手順書では、テンショナーブラケットが先なのですが、それだとうまくカバーの左端がテンショナーブラケットの裏に入りませんでした…



ボルトのサイズを忘れてしまいましたが、おそらくこの辺りは10mmと、12mm、14mmのソケットがあれば大丈夫かと思います。
7
ここで、カムスプロケットを取り付けます。

外したカムスプロケットを、カムシャフト側の突起と合うように回して、位置を合わせておきます。
(ここでしっかり合わせておかないと、エンジン不具合に繋がるので、しっかり位置を確認すること)


次に、SSTのカムシャフトプーリー固定レンチでカムスプロケットを固定します。
10mmヘックスビットでボルトを締めていきますが、


30N・mで締付け後、さらに45°締付け


という指示です。
写真がなくて申し訳ありませんが、トルクレンチで締めた後、固定レンチ側とビット側にマークを付けて、さらに45°締めました。
(ビット側に90°の間隔で2ヶ所に印を付けて、その中間を45°としてマークしました。)

緩めるのと違い、ここでは両手でレンチとラチェットを持って締めることができました。


この後、スプロケット固定用のSSTを使うので、カバーはまだ取り付けません。


※ここでカバーを閉める場合は、ボルトは8mm、締付けトルクは3.4N・mです。
スプロケット側に、新品のOリングを忘れずに装着して下さい。
8
この日は、最後にサーモスタットを取り付けて、サーモスタットカバーを固定して、作業終了しました。

エアーが抜けるように、サーモスタットのジグルバルブを上にして固定します。
(サーモスタット側にも、切り欠きがあります)

サーモスタットカバーの締付けトルクは9N・mです。



次は、タイミングベルトの装着に進みます。

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