
2月もクレフさん主催の「サーキットへ行こう!」に参加しましたが、良い成果を得ることができませんでした。
今年のタイムアタック・シーズンはほぼ終わりなので、先月記録したベストラップを分析し今後どうしたら2分を切れるか考えてみました。
オンボード映像
まずは1月に記録した自己ベストラップのオンボード映像をご覧下さい。
1コーナーのブレーキを我慢しすぎてシフトダウンが間に合っていません。
プリッピングも中途半端でクラッチを繋いだときにリアがロックしてかなりカッコ悪いアプローチに見えますが、タイムは稼げたようです。
上手いドライバーさんは6-5-4-3-2と綺麗にシフトダウンされていますが、私は結構6-2のときが多いです。
2分を切っているフェアレディZのサンプルデータと比較
このデータシートは993カレラのベストラップと2分を切っているクルマのラップと比較したものです。

上段がオンボード映像で示した993カレラのベストラップ(2:01.522)、
下段が比較用のフェアレディZ Z33(1:59.511)です。
上下段のタイム比較で速い方のカラムがピンク色、遅い方のカラムが黄色になっています。
ラップタイムの差はほぼ2秒、最高速の差は4km/hです。
比較用データはデジスパイスのサンプルデータを使わせていただきました。
このデータが計測された時期は2012年2月なので
この当時Zの最新型はV型6気筒 3.7Lで336psくらいあるのではないでしょうか
比較するためのセクタは以下のように設定しました。
セクタ1 コントロールライン~Aコーナー手前(最高速からフルブレーキング)
セクタ2 Aコーナー手前~ヘアピン(最もチャレンジングな区間)
セクタ3 ヘアピン~Bコーナー(ヘアピンの立ち上がりが重要な区間)
セクタ4 Bコーナー~最終コーナー(5個のコーナーがあるテクニカル区間)
セクタ5 最終コーナー~コントロールライン(エンジンパワー区間)
※Aコーナー(=コカコーラ・コーナー) Bコーナー(=ダンロップ・コーナー)
993カレラが速いセクタ
993カレラのタイムが優れているのはセクタ1とセクタ3、セクタ4です。
トータルで2秒も遅いのに993カレラの方が速いセクタが3個もあるというのは不思議な感じです。
セクタ1とセクタ3は両方とも高速からフルブレーキングするレイアウトなので
ここだけ切り取ってみると短時間でブレーキングを完了できている事がうかがえます。
下のチャートだと赤い線の谷が青い線よりも急な角度で下がっていることがわかります。
さすがはポルシェカレラRSのブレーキです。
しかし993カレラは1コーナーのボトムスピードを落とし過ぎていることが課題となっています。
セクタ4(テクニカル区間)が速いのは自分が得意な区間だからです。(^エ^)b
フェアレディZが速いセクタ
フェアレディZのタイムが優れているのはセクタ2とセクタ5です。
まずセクタ5(最終コーナー~コントロールライン)の差は0.825秒。
これはエンジンパワーの差があるので深く考えないようにします。
問題はセクタ2(Aコーナー手前~ヘアピン)です。
ここはFSWで最も難しいと考えている100Rを含む区間です。
この区間で1秒4近い差を付けられています。

チャートでみると、フェアレディZは100Rの進入速度が164km/hであるのに対し
993カレラは155km/hです。
ボトムスピードはフェアレディZが132km/h、993カレラは130km/hと
差が少ないのですが
993カレラは100Rのコーナリング中にブレーキングしない(アクセルを戻すだけ)
代わりに100Rの後半で加速できずにいます。
それに対してフェアレディZは速いスピードで進入し、しっかりブレーキングして
ボトムスピードに合わせてからヘアピンに向けてしっかり加速しています。
どこを直せばよいか
結論として、もう1.5秒削るためには比較データのように100Rでメリハリのある
コーナーリングをすることが最も重要な課題であることがわかりました。
しかし、できていないのはやはり難しいセクタなんだと思います。
特に私は100Rの立ち上がりでクラッシュ経験ありなのでドキドキなんです。(^エ^;;
東京オリンピックまでには・・・
ちなみに過去のデータで全てのセクタベストを積み上げすると2分0秒5まで きています。
あとちょっとです。これってライフワークになってしまったみたいです。
なんとか2020年の東京オリンピックまでには2分切りを実現したいと思います。
運転手がこれ以上うまくならないときは以下の「やっていない事リスト」のどれかを
発動してなんとかしてしまいましょう。
最後までお付き合いいただき有難うございました。
やっていない事リスト(お金が要りますが・・・)
・最高級のSタイヤを履くこと(やはりADVAN A050)
・スプリングレートのアップとショック減衰力見直し
・軽量化(リアシート完全撤去から?)