
2011年7月3日、久々に上位の方々が復活し役者がそろった感じの Party RaceII 緒戦 NC1 シリーズ。なんか、欠けていたものが埋まったような安心感です。
そこそこ激しいバトルはありましたが、特に NC1 シリーズ 上位、特に 2位~4位 の間では、これぞ Party Race という正々堂々のバトルが繰り広げられ、これを観戦していた 他クラスのレーサ達にも、深く強く響くものがあったようです。見る者に感動が伝わるレースってなかなか無いですよね。
当事者のドライバー達の満足感も半端なく、表情に笑みがこぼれ、勝ち負けにこだわらずに勝負の内容に満足している様子がとても良くわかりました。
特に、悲願であった「レース復活」を果たした 21号車 さんは見事に2位を獲得。最終ラップにまでもつれる、劇的なバトルを制しての順位だったそうです。続く、97号車、36号車 とも、蓋をあけて見れば順当な結果。21号車 さん、復活を果たした安心感か、バトルの満足感か、顔じゅうから幸せ感が溢れ出ていて、表彰式の最中に吐きまくる、自慢の毒舌にも切れがありません(笑)。
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それでは、以下、後方集団(5位以下)でも繰り広げられていた、素晴らしいレース内容のレポートです(笑)。顔見知りの方も増えましたので、敬称略で、今回も、だらだらと書きます。当方の主観と誤解が多分に煎り込まれておりますので、そのあたりをご了承いただけるようお願いします。
予選
あれやこれやでクリアが 1本 も取れず、12位にあまんじる。上位の方々がしっかりとタイムを出したので言い訳もできない。。。
5番 100号車
6番 159号車
7番 31号車
8番 27号車
9番 88号車
10番 33号車
11番 74号車
12番 44号車(わたし)
13番 22号車
14番 7号車
15番 69号車
スタート
5秒前、赤点灯、前方で動いた車があり一瞬シグナルから目をそらし、再度シグナルを見ると消灯している。ほんの僅かな瞬間、反応できず、0.5秒ほど出遅れてしまった。22号車 がスタートを決めて、(というか普通だったかもしれませんが)1コーナ入口では完全に横に並ばれる。
はるか前方の31号車 が、失敗したらしく2台転落。27号車 1コーナの外側ダートに脱輪しやや失速、88号車がこれをパス。88号車は、1ヘア前でさらに159号車をアウトからパス。
1周目(100→88←→159←→27←→31←→33
→74←→22←→44→7)
31号車 と33号車、ダンロップ下まで並走していたが、31号車が競り勝ち前へ。44号車、ダンロップ下まで22号車と並走していたが、その先左でダートへ転落、22号車に先を許すと、これを見逃さない 74号車 が2ヘアのインに飛び込む。22号車、74号車、44号車 が裏ストレートで互い違いに並び、非常に近接した状態で最終に飛び込む。色々とバトルを経験してきたがこれは大変危ない間合い(笑)。
ヒヤッとするような瞬間を経て、74号車が22号車の前へ。団子で若干失速した44号車 を、最終立ち上がりで7号車 が襲うが届かない。Party Race 初参加の 69号車、やや遅れ始める。
2周目(100→88→159→27→31→33→74→22→44→7)
全体的にバラケて直線に並ぶ。最終で挙動を乱した 22号 車若干失速。44号車 1コーナでインを狙える間合いに。
3周目(100→88→159→27→31→33→74→44←→22→7)
1コーナで 44号車 が 22号車のインへ飛び込み並走、1ヘア手前のアウトのダートに落ちると並走は解け、再度テールツーノーズに。2ヘア出口で 22号車 が失速(シフトミス?)すると 44号車再び 最終で並走で飛び込み最終出口で前に。74号車、前方の33号車を射程圏に捉え、最終をベタベタで抜ける。
4周目(100→88→159→27→31→74←→33→44→22→7)
74号車 が1コーナで 33号車 の前に。44号車 は 早速 1コーナで ギアミスで2速に入れるところを4速に。再び22号車に並走を許す。1コーナでこらえて前を確保すると、しばらくは平穏な周回に。
5周目(100→88→159→27→31→74→33→44→22→7)
1ヘア付近で、早くも周回遅れのNBと遭遇。うまくかわせずに前方集団と離れる。
6周目(100→88→159→27→74←→31→33→44→22→7)
1ヘア先で 31号車 が失敗(?)すると、ダンロップ下で74号車が並走、2ヘアの前で前に出る。33号車がさらに狙うが、これは届かない。74号車、バトルに満足してピットへ。
7周目(100→88→159→27→33←→31→44→22→7)
ダンロップ先で 31号車 が挙動を乱すと2ヘア入口、33号車 がインからパス。31号車 が2ヘアで大きく奥から加速ラインで立ち上がると、最終手前で 33号車の後ろにぴたりとつける。
8周目(100→88→159→27→33→31→44→22→7)
31号車、1コーナで 33号車のインを狙うも届かない。最終までテールツーノーズが続く。
9周目(100→88→159→27→31←→33→44→22→7)
31号車、1コーナで再び 33号車 のインへ飛び込むと、そのまま並走に。1ヘア手前で前に出る。31号車、抜いた直後のダンロップ下でリアが出て大きく減速。これを 33号車 が再びパスすると、44号車 が2ヘアの入口で 31号車 のインに飛び込むが充分でない。31号車 と 44号車、裏ストレートで並走、そのまま最終も並走。
10周目(100→88→159→27→33→44←→31→22→7)
31号車、44号車並走のままホームストレート。アウトを走る31号車の方が、50cm ほど先行。鼻の差。44号車、1コーナの飛び込みで前に出る。
11周目(100→88→159→27→33→44→31→22→7)
前方では、100号車を先頭とした、同じチームの団子バトル。前も、後ろも牽制しながら、ジャブの応酬が繰り返されているよう。団子集団はペースがあがっていないようで、さらに 後方集団 である 33号車以降も、数々のディープな並走バトルを繰り返していたわりには離れておらず、一旦離れた距離がどんどん近づいている。
12周目(順位かわらず)
44号車(わたし)とバトルをしていた、33号車さん、ここにきてスピードアップ。私を引き離し、前方集団に追いついてゆく。あれれ。
13周目(順位かわらず)
1コーナで明らかに 159号車 を捉えようという動きの 27号車 。「通せんぼじじい」と呼ばれた昨年とは正反対に、本日は4台団子の最後尾で攻め側です。全体的に、レース周回残りわずかとなって、そろそろ勝負に出始める。2ヘアで、159号車 が88号車 のインへ飛び込むと、裏ストレートは並走。最終で飛び込み切れないと、88号車 に再び先を許す。
14周目(100→88→27←→159→33→44→31→22→7)
最終のバトルで ホームストレートの速度が乗らない 159号車 、1コーナで27号車がインから狙う。159号車、突っ込みすぎのためかダートに転落。27号車がこれをパス。このような展開を冷静に虎視眈々と狙っているあたりは、この人らしい(笑)。昂る闘争心のせいか、ここに来て4台の距離が近くなる。
15周目(100→88→27→159→33→44→31→22→7)
4台の団子に、じりじりと追いついてきた 33号車 がついに バトルに参戦。2コーナ立ち上がりで、大きく思い切った加速ラインを取って、159号車に仕掛ける。団子に飲み込まれずに、やや引いた位置からのアタック。こんなの本当に通用するのか?!という余計な心配をよそに、裏ストレートでイン側、並びそうな位置までつける。お見事。最後の最終コーナでの勝負、これは届かずにそのままのポジションでチェッカー。
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今回は、VICIC殿 主催のレースへの編入ということもあり、我々の待機場所はBパドックになりました。自分の走らない、NC2、NC1クラブマンのレースの時間には、おのずからBパドックの観戦席に皆が集まります。周り見渡すと、NC1シリーズ、NB の レーサーとサポートの方々ばかり。Aパド には無い一体感で観戦が盛り上がります。
ダンロップ下で見るNCロードスターの動き。こうも危なげで迫力があるとは知りませんでした(笑)。ダンロップ先で車両がスピンすると、オフィシャルの黄旗が出るよりも早く、観戦席から皆が一斉に手旗で手を振り、「危険!」のジェスチャーです。同じレーサ仲間を助けようという気持ちなのでしょうか。妙な一体感、一般客と違うリアクションが大変面白い。
NC2 シリーズのレースは、先頭集団で抜きつ抜かれつのバトルはありませんでしたが、ワンミスで順位が変わるという緊張感もあり見ごたえがありました。NC1 クラブマン の レース も、中盤の団子の中での混戦があり、その中で各車が素晴らしいバトルを繰り広げている様子が、何度も見られました。クラブマンクラスの中でも参加経験の長いベテランのドライバーの見せるパフォーマンスは、光るものがあります。今回の各クラス混戦ならではの NC2、NC1、クラスを跨いだバトルもありました。順位には関係ないのに、お互いに引かない(笑)。
最後に、主催者やオフィシャルの関係者の方々、個人的にお手伝いを頂いた方々、参加者の方々、ありがとうざいました。また、次回も事故なく楽しいレースにしたいですね。
Posted at 2011/07/04 17:10:26 | |
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