
毎度だらだらと長いレースレポートも、今回こそ本当に最後です(笑)。
平成24年3月17日(土)、18日(日)に開催された、Party RaceⅡ特別戦① (東日本サーキット応援エキシビションマッチ in 菅生)に参加して参りました。
3月末から海外赴任が決まっており、12月 岡山の特別戦が最後のレースと思っておりましたが、年明けに急遽開催されることが決まり、最後の最後に再びレースに出るチャンスが与えられました。全てのスケジュールに優先して参加の準備をしてきました。
そうはいっても、前日まで海外出張。水曜日の 朝3時起き に始まって、パース、シドニー、ブリスベン、シドニー と移動しながら仕事をこなし、金曜日の朝に夜行便で帰国し出社、夜に自分の送別会に出席(ウーロン茶のみ)、そのまま菅生に向けて徹夜で移動。移動の途中、東北道のサービスエリアのレストランで仮眠を取ったもの、睡眠不足が続くなか、予選直前の2日間は椅子の上でしか寝ていないという厳しい状況です。
今回、タイヤがボウズで参戦できなかったという46号車さんが、旅の道連れで助手席で同行します。今回、出張先の私に変わってり、宿の予約をしていただくなどで色々と助けて頂きました。
菅生に到着。ほどなく、雨。天気予想では降水量1mmの予報が出ておりましたが、あっというまに完全なウェットに。普段ならば気分的に滅入ってくる所ですが、最後に走れるという喜びが大きく、うれしくて仕方がありません。睡眠不測も一切感じません。
私は、昨年6月に開催された 初回の ”東日本サーキット応援エキシビションマッチ”に参戦した際に菅生の会員になっています。会員として午前中のスポーツ走行枠を走ります。9ヶ月ぶりの走行。雨の中、誰もコースインしようとしませんが、私は待ちきれずに10時の開始時間前からコースインの信号の前で待機します。
コースイン。菅生は高速コース。ウェットでも175kmは出てしまいます。様子を見ながら、2分15秒、12秒、3周目で10秒 まで一気に詰めます。そこから、9秒、8秒、7秒台まで。結局、予選開始までに40周も走った。
前の周まではコースが完全に雪で覆われており、直前まで開催が危ぶまれていたとのこと。ホームストレートの脇コンクリートウォールの前には雪の山が出来ており、コース外土の部分はすべて雪で覆われています。銀世界の中を高速で駆け抜けます。
調子に乗って走っていると、足を攣ってスピン。スピンしたところに、先客がスタックしていて突っ込みそうになるがギリギリセーフ。半車身コースアウトして、後輪が雪に乗ってしまうと、簡単にスタックして動けなくなる。当然赤旗、先輩ともどもレッカーのお世話に。レース本戦でスピンしたら、即リタイアということ。気をつけねば。
遅れて登場した 12号車さん が、めずらしく練習走行でじゃれてくる。抜いたり、抜かれたり。とても楽しい。が、ウェットでこれをやるのはかなり怖い。あんまり私を信用しないほうがいいですけど(笑)。12号車さんウェットだというのにラインが自由自在。コーナリングの速度が速い。姿勢の作り方が上手い。なぜか、イン側の私よりも、アウトのあちらさんの方が速かったり。理解不能だ(汗)。
今回の参戦は、12号車、30号車、44号車、54号車、73号車、75号車、95号車 (敬称略)の7台、NC1 が 5台、NC2 が 2台です。
車検、ドラミを経て予選スタート。昼飯を食べたせいか、若干集中力が無い。雨は完全に小降りになって条件が良くなっているはずであるが、練習走行と比べてタイムがおもわしくない。
気温が上がり、路面から湯気が立ち昇るのがはっきりと判る。およそ10週のタイムアタックの半分を周るころには、完全に霧となり特にホームストレートとハイポント付近ではブレーキ前に前方のコーナを視認することが困難なほど濃くたちこめる。ホームストレート、まったく前の見えない中、アクセルを全開とし、170km 以上の高速から側方の看板だけを頼りにブレーキングを詰める。大変怖い。
こんな状況で、予選アタックは続行されるのか。すぐに赤旗が出るかもしれない。こんな状況でアタックを続けるのは狂っているに近い。他のレーサはたぶん、もうアタックを止めていることだろう。電光掲示板は、トップの12号車と大きな差があることを示し、タイムも若干あがりつつある。タイムアタックをやめるわけには行かない。集中力を高め、最後に近いラップでベストを出す。
結局、トップの12号車 2分3秒、私は 4.5秒離されての 8秒台で 2位 を獲得。やっぱり、ウェットは難しい。楽しいけど。
そして驚いたのは、霧の中ほとんどのレーサがアタックを継続し、後半ベストを出していたこと。皆、狂ってると思った(笑)。54号車さんに話をしたら、「それがレーサーってもんですぅ」 って言ってました。
予選が終わり、サートラに参加の 旧8号車 さん と牛タン屋に。旧8号車 さんとは、岡山以来なので 1000km 以上の距離を経ての再開です。帰りに餞別で牛タンのレトルトパックのセットを頂くなど、本当にありがとうございました。
お腹がいっぱいになり気力を使い果たしダウンした私に代わり、46号車さんが運転を代わって蔵王の大きなリゾートホテルに到着、風呂に入って、ビール飲んで、3日ぶりにようやくベットで寝れることに。1分で眠りに落ちます。
タイトルにも書いた、
霧の中の予選アタック がとても印象に残りました。
Posted at 2012/03/22 00:50:46 | |
トラックバック(0) | 日記