• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

よんよんRのブログ一覧

2013年02月03日 イイね!

海外サーキットへの道(その4、サーキットデビュー)

海外サーキットへの道(その4、サーキットデビュー)2月2日(土)、とにかく走って参りました。金曜に納車、翌日にサーキット、このパターンは最近自分で購入した、NSX、NC(NRA)、NC(クーペ)すべてに共通するパターンです。納車して待ちきれずにすぐにサーキットを走る。だいたい、ノーマルパッドがフェードするとか、ボロボロになるとかして深く反省して帰ってくるのですが...

Barbagallo Raceway の一般走行会日 である Tuning Day に初参加です。全長 2.5キロ、裏ストレートでは NC でも 170~175キロ の速度が乗る高速コースです。紙の上で見ると、なんとなく筑波に似ていなくもないのですが、走ってみるとずいぶん違う。結構高低差があり、コースアウト・イコール 丘の下に横転転落の可能性がある場所があります。また、比較的高速で抜けるコーナーを伴う上り坂では前方がブランドになり恐怖感を感じます。さらに、上り坂の頂点ではフロント加重が抜けてコースアウトしやすいなど、日本のサーキットではあまり経験しなかった危険どころが満載です(笑)。コースの各ポイントについて解説を始めるとキリが無いので、またの機会といたします。

動画は、デジカメの固定状況が悪く、乗り物酔いしやすい人は見ないほうが良いかと思います(笑)。と思ったのですが、YouTube のブレ補正を使ったら普通に見れる... ロールバーの無いロードスターに乗っている人って、車載をどうやって固定しているのだろう。




オフィシャルは、コントロール・ラインのポストに居るだけで、コース上には一切居ません。したがって、前方にスピン車両が居ても親切に旗を振ってくれる人がおりません。走行初回の講習もビデオを見て5分間の自習のみ。その後、ボランティアのおじいさんが、初心者には声をかけて判らないことがあれば教えてくれます。「長袖シャツ持ってきた?」「ヘルメットは持っている?」「サーキットは走ったことがある?」、「日本でちょっとだけ」と返事をし、装備品を指差します。そこには、3年間の使用に伴いちょっと良い感じになった、アルパインスターのFIA公認 レーシングシューズ と グローブ、バラクラバス、4輪用ヘルメットが置かれています(笑)。

時間的な制約もあり、スポーツシートやパッドは交換せず、牽引フックのみを装着して走行に望みます。水温などの監視のために、日本から持ってきた BITZ の Touch B.R.A.I.N. も設置。固定する場所が無いのでガムテで手元に貼り付けます。

サーキットのルール上は、一般車両は牽引フックの位置に赤いテープでマーキングをすることになっています。色が赤なのでちょうど良い。また、こちらではレース車両は日本と異なり、牽引フックとしてナイロン製の短いベルトのようなものが取り付けられています。接触の際に、他車を傷つける可能性が少なくなります。バンパーからベロンと出ている姿は、格好は良くありませんが...

休日の走行会ですが、同時にコースインする車両は多くても 5~6台程度。しかしながら、半数以上は本当のレーシングカーであるため、タイム差が大変大きい。私の運転するノーマル MX5 は、はっきり言って一番遅い。悔しいのは、明らかに旧車で遅そそうに見える車に、完全にチギられることです。「マシンの性能を腕でカバー」 という前向きな気持ちで挑みますが、無理でした。レース経験者だと、さすがにちゃんと走れていて速い。後ろから来た場合でも、勝手に抜いてくれるので譲る必要なし。

オーストラリアでは、土地に余裕があり保管場所に困りません。また牽引トレーラが盛んに使われています。レーシングカーはおろか、ボートやクルーザーさえも普通の人が自分で運んでいます。したがって、コースでは専用のレース車両を準備すればよく、あえて改造の制約のあるナンバー付車両をサーキットで使用する必要性が無いようです。ナンバー付で走っているのは、BMW の M3 とか GT-R、カリカリチューンの V8コモドア とか、モンスター車両ばかりです。

170キロオーバーからのフルブレーキがありまずが、パッドを交換していないことからブレーキの感触に十分気をつけながら、連続周回も押さえながら走行を行います。謎のタイヤ、YOKOHAMA A.Drive R1 は新品バリ山タイヤでしたが、結構悪くない。ブレーキングでそこそこ詰められる感じから、スポーツタイヤのたぐいである模様です。16インチと異なり、扁平率の高い 17インチ、45タイヤは あまりショルダーが落ちず、ハンドリングに剛性感を与えます。素人考えですが、ショックとの相性は無視するとして、同じトレッドであれば 17インチの方が接地面積が有効に使えてタイムがでるのではなかろうかと思います。しかもライフが伸びそうです。純正17インチホイールのデザインは、16インチホイールとと比較して冷却性が高いためか、ベーパロックとかフェードとかの類は発生しませんでした。

DSCは、絶えず作動しオレンジ色の蛇行マークが表示されます。 OFF すると、車の回答性が確保され、またコーナ出口でしっかりと加速します。

純正の黒いショックは思ったほど悪くなく、ストレートやゆっくりと舵を入れてゆくコーナでは問題ありませんが、数箇所ちょっと不安な動きをする場所があり、直線的に入るなどアプローチのラインを変えてしのぎます。

計測器が無いので正確ではありませんが、タイムはベストで 1分18秒程度。シビックなどが参加している改造程度の抑えめなレースでさえ、10秒は切っているみたいなのですが...35℃を超える猛暑の中とはいえ、あと4秒くらいは現状で縮められないかと思います。

ともかく、今回は車を壊すこともなく無事にサーキットデビューを果たすことができました。

(終わり)
Posted at 2013/02/03 12:00:30 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2013年02月03日 イイね!

海外サーキットへの道(その3、サーキット・メンバーシップ入会編)

海外サーキットへの道(その3、サーキット・メンバーシップ入会編)地元にある サーキット Barbagallo Raceway では毎月一度は土曜日に Tuning Day という一般走行の機会が設けられています。サーキット走行を楽しむためには、下のような手続きと費用が必要となります。平日を含めると、走行の機会はもう少し増えるようです。

1.WASCC (West Australia Sporting Car Club) の メンバーシップ入会
インターネットでも申し込むことができるのですが、サーキットの アドミニストレーション・オフィス に行くと判らないことがあれば質問をしながら専用の申し込みフォームに記入し、入会することができるので楽です。入会費、年会費、必須ではありませんがサーキットへの寄付金(50ドル)を含めると、総額355ドル。ついでに、キーホルダー や ステッカー、ワッペン等のメンバーグッズなども購入します。10ドルくらい。もちろん、これは買わなくとも良いです。

2.CAMS (Confederation of Australian Motor Sports Ltd) のスポーツ走行ライセンス取得
日本と異なり、オーストラリアではサーキット走行を実施するのでさえも、スポーツライセンスが必要となります。これについてはは、受付業務をサーキット事務所がやってくれるので、上記のメンバーシップ入会と同時に申し込むことができます。私が申し込むのは、タイムアタックまでの LS2 (Level2 Speed) というライセンス。レースなどには参加できません。費用は 178ドル。尚、講習のたぐいは一切ありません(汗)。

上記の手続きが済むと、サーキット事務所の責任者が 30日 限定の LS2 仮ライセンスを発行してくれます。割り箸の紙を広げたくらいの大きさの紙に、名前とサインを書いただけのものです。これで 、即日、サーキットを走ることができます。正式なライセンスカードは後ほど自宅に郵送されてきます。

ちなみに、この手続きを本当は 1月4日に実施しており、正式なカードが届いてからブログにあげようと思っていたのですが、ぜんぜん来ないので諦めました(笑)。サーキット事務所の人に聞くと、「年始だからそんなもの」 だそうです。サーキット走行に限らず、当地の色々な Web サイトを色々とチェックしていますが、まだ 2012年スケジュールのままのサイトが多く、1月は正月 (クリスマス) ムードが抜けきらず、仕事にならないという社会のようです。

細かい手続きは、下の サーキット Web サイトに記載があります。
http://www.wascc.com.au/

さて、あらためて各申込書を読み直したのですが、書類に免許証の番号を書く場所がありません。すなわち、サーキット走行に免許証は必要ない。「海外サーキットへの道 (その1)」 は、あんなに頑張って書いたのに、どうやら無駄だったようです...

(続く)
Posted at 2013/02/03 01:44:19 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2013年02月02日 イイね!

海外サーキットへの道(その2、NC クーペ購入編)

海外サーキットへの道(その2、NC クーペ購入編)こちらに来てから、スポーツ走行をするための車を探していたが、先週、ついに緑の NC、ハードトップということで落ち着いた。日本から持参した部品が使えること、いろいろと自分で整備を実施するにあたり勝手が判っていることなどが NC を選んだ理由。色は、探していたものを半年間見つけることができなかったが、実車を見て状態が良く、一目で気に入った。

また、スポーツ走行を実施するにあたり、厳密に言うとハードトップは重量増になるので不利なのだが、絶対的なタイムを狙うわけではないので、楽しめる車であれば良いとの判断。純正の足回りの違い、6速ミッションなどにも多少興味があった。何よりも、中古車市場の玉数が少なく、ソフトトップよりもハードトップの方が安い。ちなみに、日本では VS RHT に該当するのではないかと思うが、こちらの呼び名は “クーペ” である。

車の購入は、いたって簡単。「この車をください」とお店の人に言う(笑)。契約書はA4一枚、ディーラーが 1分 で作成する。これにサインを行い、5%程度の前払金をクレジットカードで払うと 3日後 には整備を完了して引渡し。私の場合は、銀行の振込み上限を変更する手続きが面倒だったので、“バンク・チェック”という小切手を銀行から発行してもらい、納車の日にお店に持参した。
日本における自賠責に相当する、“サード・パーティ・インシュアランス”が、登録“レジストレーション”に伴い自動的に付加されるが、任意保険はやはり必要。“コンプリヘンシブ・インシュアランス”を、ディーラのお姉さまが進めるままに契約。


今までに乗っていた NRA と比較して違うのは、下のようなところ。

<速度計>
純正で 240キロ まで振られている(街乗りをしていると、針があまり動かないので違和感)たぶん、180とかのリミッターは設けられていないのだろう

<6速ミッション>
5速 に慣れているとギアのつながりに違和感、特にバックギアの入れ方が最初判らなかった...

<タコメータ>
6500min-1で メモリが赤くなりレッドゾーン(あれ、NCって 7200min-1 くらいまでなかったっけ???)まあ、6速ミッションだし?

<DSC>
リアタイヤが滑りにくくなる機能らしい

<足回り>
純正黒色ショック(NRA の黄色いやつではない、普段乗っている MAZDA3 と比較するとそれでも硬く感じる)

<ホイール>
17インチ MAZDA 純正ホイール (生まれてはじめての 17インチ)

<タイヤ>
YOKOHAMA A.Drive R1  205/45-17 (謎のタイヤ)

<ハードトップ>
NRA と比べて 50キロ程重いらしい (まあ、誤差の範囲)
ボタンを押すと、グイーン と勝手に開閉する機構が、昔のロボットアニメの変形機構を彷彿とさせる

<外装>
フロントグリルの縁にメッキのモールが施されている
フォグランプがどうやら標準装備

<内装・その他機能>
革張りシート
シートの後ろの、NRA では 4点 ベルトのアンカーが設置されていた小物入れのような空間が塞がれているが、ハードトップ開閉のための機構が収まっているのか
クルーズコントロール(必須)
BOSEサウンドシステム(スピーカが多い気がする)
エンジンをかけると、勝手にスモールランプが点灯するようだ

(続く)
Posted at 2013/02/02 22:18:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月09日 イイね!

灼熱のクリスマスドライブ

灼熱のクリスマスドライブクリスマス休暇、野生のジュゴンを見るために遠出のドライブをした。片道 900キロの旅。街を離れると、およそ100キロの間 民家すら発見できない区間が続くこともめずらしくない。

途中、休憩を取るために荒野の中で停車し車を降りた。熱気を感じた。2~3分外を歩き、何気なくかけていたサングラスの金属フレームを触り「熱っ!」と手を引っ込める。車に乗り、再び走り出す。外気温度計を見ると 49℃。砂漠気候かサバンナ気候に分類されるこの地域、昼の暑さは尋常ではない。

透き通った透明の空気、減衰されることの無い太陽光は矢のように全てのものを貫き通す。南半球で破壊されたオゾン層は、有害な紫外線を日本の8倍の量で降り注がせるのだという。
そんな中で、車のクーラーは絶大な能力を発揮し、人類が快適に生存できる空間を保ち続ける。社中からガラス窓を触ると熱い。ダッシュボードが日光のふく射で熱せられているのと異なり、ガラス窓は外気温からの直接の熱伝導で熱せられているのだ。

地平線まで続くまっすぐな道。走る車はまばら、時折 対向車がすれ違う。触れば火傷する程に熱せられた路面は空との境界に水面のような蜃気楼を生む。遥か向こうに出現した対向車は、まず 空とも水面とも判別できない空間に点となって現れる。やや時間が経つと車としての形が生まれ、路面の蜃気楼に鏡のように反射して上下対象の映像を生む。こちらに接近する車両の形、その下に上下逆に写る車両の分身。さらに接近すると、蜃気楼は消え確固とした路面、そしてまぎれも無い現実の車両の姿。

制限時速 110キロの道を、お互いに120キロ程度で走っている。相対速度240キロ。地平線の 中に点となって現れた瞬間から、心の中でカウントダウンを始める。すれ違う瞬間まで最高でも 45秒程度。秒速66mとして換算すると、私の視力 1.5程度の人間が遠方から対抗車を目視できるのは、3キロちょっとが限界ということなのであろう。

今回の旅で、目的であった野生のジュゴン、イルカ、そして エミューとも遭遇した。今から20億年以上前に地球上で初めて生まれたという生物「ストラマトライト」の生き残りを見ることもできた。彼らは未だ生物の存在しない地球に生まれ、10数億年という長い歳月をかけて地球上に20%の酸素を生み、生物の存在できる環境を創ったのだという。
Posted at 2013/01/09 02:05:07 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2013年01月07日 イイね!

海外サーキットへの道(その1、ご当地免許証取得編)

海外サーキットへの道(その1、ご当地免許証取得編)海外赴任先でもレースとまでは行かないまでも、スポーツ走行を行いたいと考えておりました。ところが、地元のサーキットの HP 等を見ると、走行するだけでも日本のように免許証だけを持って走行会に参加すれば良いというシステムが無く、サーキットのメンバーになったり、スポーツ走行のライセンスを取得したりと色々と面倒な様子。そして、日本からもってきた国際免許証では、面倒な手続きがさらに難しくなり、そもそも私の達者でない英語力では到底目的を達するにいたらないだろうと考えました。
そのような理由で、まずは当地の免許証を取得する(日本の免許証を現地免許証に書き代える)ところからスタートです。オーストラリアでは、米国と同じように州ごとに強い自治権を持っており、運転免許証も西オーストラリア州 (WA) 発行のものとなります。今後、このような手続きを行う人がいれば参考として頂くため、また本人の備忘録として、記録を残しておきたいと考えます。自分で手続きをして感じたのですが、HP を探してもなかなか詳細を説明してくれているサイトがなかったもので...

<西オーストラリア州における免許の取得方法>
詳しくは、パースの日本総領事館の HP からリンクされています。
http://www.perth.au.emb-japan.go.jp/jp/ryojijoho/news/2309proof_id_drivers_licence.html
Department of Transport の HP にも詳細な記載があります。
http://www.transport.wa.gov.au/licensing/20669.asp

一般的な日本の免許証を保有している日本人の場合、下のA,B,D の書類をそれぞれ 1部、Cの書類を 2部 以上 用意して申請を行うことになります。

【カテゴリーA】
・滞在資格が確認できる書類(移民局発行の書類)
・移民局発行のオーストラリアの査証等(電子査証は認められない)

【カテゴリーB】
・現在有効な他国政府発行旅券(パスポート)

【カテゴリーC】
・現在使用されているオーストラリアの EFTPOS カードあるいはクレジットカード
・現在有効な写真付き学生証明書
・西オーストラリア州年齢証明書
・現在有効な西オーストラリア州子供と接する就労資格証明書

【カテゴリーD】
・オーストラリアの銀行残高証明書あるいは銀行からの文書(発行されてから3ヶ月以内のもの)
・オーストラリアの公共料金請求書(ガス、水道、電気、電話、住民税等の書類で、発行されてから3ヶ月以内のもの)
・申請人の現住所が明記された現雇用主からの手紙 (発行されてから3ヶ月以内のもの)
・申請人の現住所が明記された教育機関からの手紙 (発行されてから3ヶ月以内のもの)
現住所の賃貸契約書

【自動車運転免許証抜粋証明】
また、日本の免許証を WA の免許証に書き代える換えることになりますので、日本の免許証の抜粋証明証(英文)が必要となります。ここで注意しないといけないのは、国際免許証は使用できず、日本の免許証そのものを原本として、これを翻訳したものが必要となる点です。

<具体的な申請の手続き>
1.自動車運転免許証抜粋証明
先に紹介した、パース日本総領事館にて発行してもらうことができます。
http://www.perth.au.emb-japan.go.jp/jp/ryojijoho/certificates/translation/index.html
U22 / Level 2, 111 Colin Street, West Perth WA 6005
場所は、City West駅 から近いところにありますが、CBD(Central Business District、いわゆる米国で言うところのダウンタウン) のウイリアムストリートの周辺からでも、歩いて15~20分程度で付く場所にあります。外観は普通のビルで、防犯対策のためか特に看板も出ておりません。住所を頼りにグーグルマップを駆使してたどり着くと、見た目は普通の小さなオフィスビルの 2F に総領事館があります、初めて訪れた人は、その厳重さににびっくりするかもしれません。エレベータを降りると受付の前に空港で使用されているような金属探知機のゲートがあり、現地採用らしき警備員が入室する前に目的を聞いてきます。英語で答えられる人は OK ですが、答えられない人も実は日本語で言えば通じます(笑)。受付は、分厚いアクリル板で仕切られたウインドウ越しに手元に開いた小さな隙間を利用して書類、手数料の受け渡しを行います。対応頂く方は、おそらく外務省から派遣されていると思われる、お育ちの良いお姉さま的な感じの職員で対応が気持ちよく丁寧です。底抜けに明るいか、もしくはぶっきらぼうな対応のオージーと比べると心が洗われるような気持ちです(爆)。
日本の免許証を渡し、手数料 25ドル を払います、その後、2~3日経ってから同じ場所にとりに行くことになります。A4 一枚に、免許証に記載されている諸々の情報が翻訳された書類を受け取ることができます。


2.カテゴリーA; ビザの取得(スタンプ)
次に、ビザの取得です。私の場合はエンジニアで就労ビザ (457) を取得しています。専用のフォームにこれを記載の上、職歴の証明、就労する業務の内容、大学の卒業証明、戸籍謄本の写しを付けて、オーストラリアの法人から弁護士を通じて移民局へ申請をしてもらいます。日本の入国管理法と同じように、単純労働を目的とした出稼ぎ外国人の流入阻止を目的として、年収金額などについても制約があります。細かく書くと長くなってしまうので先にビザ取得ありきで話を進めたいと思います。
基本的に入国した時点では ETAS という短期間の滞在制限のある電子ビザを取得している状態です。滞在期間のうちに サブクラス 457 を取得して切り替えます。457 を取得した後でも、単純に移民局から e-mail が届くだけで、パスポートには特に証明書もスタンプも付いていません。通常であればこれで特に困らないのですが、運転免許証取得のためにはパスポートに移民局発行のビザを提出する必要がありますで、CBD にある移民局 (Department of immigration and citizenship) へ行って、シールを貼ってもらいます。
場所は、Trans Perth の Wellington Bus Station の少し先(西)です。インターネットを探していると、古いアドレスを紹介しているサイトがありますので要注意です。
Ground floor, Wellington Central, 836 Wellington Street, West Perth WA 6005
http://www.immi.gov.au/contacts/australia/wa-perth.htm
受付に行って、「スタンプをくれ」というと、わずか 1分 で手続き終了です。費用は無料。
ワーホリ、留学で滞在中の方々であれば、何かしらの移民局発行の書類があるか、またはすでにパスポートにビザのシールが貼ってあれば、特にあらためて何かする必要はないかもしれません。


3.カテゴリーB; 現在有効な他国政府発行旅券(パスポート)
これは特にアクション不要ですね。入国した際に持っていたパスポートをそのまま持って行けば良いだけです。

4.カテゴリーC (その1); 現在使用されているオーストラリアの EFTPOS カードあるいはクレジットカード
これは、意外と簡単で、現地に銀行口座を開くためには、まずは銀行に行き、アカウントの新設を申し込みます。必要なのは、パスポートと、現住所(私の場合は ANZ、この時点で住所が決まっていなかったので会社の住所で登録)、そして新規開設にあたってとりあえずの入金(私は 50ドル 入れましたが申し少し安くてもかまいません)です。1週間以内に登録した住所に銀行のカード(デビットカードとクレジットカード兼用)が届きます。申し込み時に届け出たパスワードを用い、電話にてカードをアクティベートします。

5.カテゴリーC (その2); 西オーストラリア州年齢証明書
457の就労ビザで入国している場合、カテゴリーCの2つめの提出書類に困ります。留学で滞在している場合は、「現在有効な写真付き学生証明書」があるので良いのですが、私の場合は下に2つのうちの1つを事前に取得する必要がありました。
・西オーストラリア州年齢証明書
・現在有効な西オーストラリア州子供と接する就労資格証明書

1つ目の「西オーストラリア州年齢証明書」は、バーなどのお酒を飲む場合に警備員に提示して、入場資格をアピールするために使うものです。また、2番目の「現在有効な西オーストラリア州子供と接する就労資格証明書」は、どうやら保育師など子供と触れ合う職種に携わる人物が、子供に無害であるという証明を行うものらしいのですが詳細は良くわかりません。必然的に前者を申し込むことになります。
申し込み先は、いよいよ WA の免許センター (Driver and Vehicle Service Center) です。免許センターは、Perth にもいくつかあり、先に紹介した Department of Transport の HP に記載されています。
http://www.transport.wa.gov.au/licensing/20324.asp
私の場合、会社の事務所から近い Morley で手続きを行いました。
63 Russell Street, Morley WA 6062
入り口を入ると、順番待ちの発券機があり、適当に ライセンス関係の項目を選んで順番を待ちます。自分の番号が呼ばれ、窓口に行きます。WA の運転免許証を取りたいが、カテゴリーC に該当する書類を取得するために、年齢証明 (Aged Proof) を取得したい旨伝えます。ややうろ覚えですが、必要な提出書類はパスポートのみ、専用のフォームに住所などを記載します。少し離れた壁際に立たされて、ここで証明書用の写真を撮影します。1週間以内に、「Proof of Aged Card」が指定の住所に郵送されてきます。費用は25ドル。


6.カテゴリーD:何でもよい
銀行からのステートメントがあればこれを持参、また自分で賃貸の契約を行っていれば契約書または自分名義の電気・ガス等の請求書、会社員であれば所属する会社から現住所を証明するレター、学生であれば学校から現住所を証明するレターを発行してもらいます。私の場合は、何でも良かったのですが、とりあえず 1枚 で済む 電気 (Synergy) か、ガス (Alinta) の請求書を持参したと記憶しています。

7.免許証の申請
すべての書類がそろったら、いよいよ運転免許証明の申請です。5.項で紹介した免許センターに再び行き、申請書に必要事項を記入、日本の免許証、翻訳(抜粋)証明、事前に準備した書類を併せて提出します。手数料は、1年だけであれば 37ドル、さらに5年間有効な免許証として申請するとプラスで 119ドルです。再度、壁際で写真撮影を行い、1週間以内に免許証「が指定の住所に郵送されてきます。


さあ、これでいちいち ID としてパスポートを持ち歩く必要がなくなりました。お財布に入る免許証は、車を運転する以外でも大変役に経ちます。

(続く)
Posted at 2013/01/07 00:29:27 | コメント(11) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「5年間の海外駐在を終え、6月に帰国しました。」
何シテル?   08/24 18:29
2009年 から 3年間 NCEC NR-A (44号車)で Party Race に参戦していました。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

春爛漫 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/27 06:59:07

愛車一覧

トヨタ ハリアー トヨタ ハリアー
海外向けに販売されている、Lexus RX-330ですが、国内ではこのエンジンサイズは販 ...
マツダ ロードスター マツダ ロードスター
海外では、ロードスター は オープン・2シーター の一般名称ですので、「MAZDA MX ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
オーストラリアでは、MAZDA車が国産 ホールデンを抜いて売り上げ一番を達成するなど、M ...
日産 ティーダ 日産 ティーダ
豪州でファミリーカーとして購入しました。子供を後席のベビーシートに乗せるたり降ろしたりす ...

過去のブログ

2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation