たまたま定休日が祭日で、カタギの人のお休みと合致して。
お友達がお友達とバイクで富士山のほうに行くらしく、一緒にどうか?と声がかかったので行ってきた。積んで(笑)
富士山ぐらいまで自走で行けって?朝晩寒いじゃん。
現地近く朝霧のコンビニ待ち合わせで。
まじか。コンビニでマキ売ってるよ。
さすが聖地!(なんの?)
キャンプ場たくさんあるからね。
道路挟んだ向かいもキャンプ場みたいだし(ドライブインじゃなかったか?)
現地調達。にわかキャンパーがどうとかなんとか、いろんな課題や良し悪しはあるみたいだけど。みんなが何かに興味をもって新しく行動を起こすってのはいいことだと思うよ。
これに限らず先人が自分の居場所を荒らされ追い立てられたくなくて小言も増えるみたいだけど。右も左もわからない人にちゃんとしたお行儀を教えるのが先人の役割だからその役割果たしてから小言言おうね。
さて、キャンプしに来たんじゃなくて、ツーリングね。
積んで運んでるけど。
人里離れた山のふもとでバイクを下ろし、出発。
今日は大沢崩れを目指すらしい。
経験者2名と初心者1名、そしてにわかバイク乗りの私1名の4名編成。
初心者さんはほんとに今日が初めてレベルなので少しずつ様子見ながらゆっくりと。
故障中のジムニーさんがライン上に居たので迂回したり
とっても楽しそうなガレガレなところ通ったり
過去に道だったと思われる斜面を滑落崖落ちにビビりながら通ったり、
水は流れてないが沢渡ったり
過去に道だったと思われる倒木ゾーンを連続丸太超えと迂回で通り抜け
到着
崩れてるねえ。
その崩れがこの川(普段水は流れてない)になるのか。(土石流)
お昼ご飯食べて、さてどうしましょうか?(戻るには時間に余裕がある)
試しにグーグルナビで帰り道を検索すると、
対岸に道があるらしい。
ウソでしょ?
建造物があるんだから工事用とか何かしらのルートはあるとは思うが。
同行者によると以前に対岸からか帰った?どこかに行った?人がいるとの事。
じゃあ探索してみましょ。で、降りてみる。
火山灰砂利でフカフカな急斜面を降りて、川底は巨大な一枚岩。その岩が長年の天然サンドブラスト(岩ブラスト)で削られて、うねりがなかなかにコースとしては非常に面白い(この路面は普通なかなかないもんね)
対岸に上がれる場所を探しつつ、川底を楽しんでいたら、初心者さんが転倒(ここまでも何度か転倒はしているのだが)よりによってここ(帰るに一番遠い)でまさかの捻挫。。
ブーツ履いてなかったからね。
何かを始めるときに「途中でやめて無駄になっちゃったりするから上手になってからちゃんとした道具をそろえればいいよ」っていう人いるんだけど。
にわかでも初心者でも道具は本気のやつをそろえるべき。それが安全と上達の近道。
それはさておき、歩行は困難だが、バイクに座ってしまえば走行はできる。
路面状況が良好な帰り道があれば・・・・。
対岸登ってグーグルナビで示された道を偵察。
砂利ひきの「林道」を期待、いや、希望していたのだが。
残念ながら、過去に道として整備されていた形跡は明らかなのだが、何十年前か?
倒木が本線を塞ぎ。
林道どころか酷道以下「野原」
勾配緩く迂回はできるが本線を見失うのは間違いない。
そして行った先が人里につながっている確証はない。
遭難間違いなし。ギャンブルすぎる。
来た道戻るのが間違いない。
というかそれしか選択肢はない。
行けるはずで行った事ないところに行くのは遭難しかない(たまに街中でもいわゆる方向音痴の人とかで、迷ったらなぜか元に戻るという選択じゃなくて知らない方向にどんどん進んでっちゃう人とかいるけど、それ、遭難だから。街中だけど遭難だから)
元の岸に戻ってさっきビビりながら下ったフッカフカで自力じゃ上がれない坂をバイク担いで上がって(担がないけどロープで引いて3人がかりで上げ)
元のルートへ。
捻挫ロスと対岸の探索と担ぎ上げで時間を相当消費。この時点で日没まであとわずか。
負傷してなければそこそこのペースで移動できると思うが、何しろ負傷者、バイクに座れば走れるが、そもそも初心者なのと左足つけないのでちょっとした障害物でパタパタコケる。
難しいところは代走するも、代走したバイクまでの徒歩が時間がかかる。
もうグダグダ(笑)
歩けないから救援ヘリ呼んでくれなんて言ってたけど。今すぐ死にそうレベルじゃなければヘリは呼べません!車両が壊れても本人がケガしても何しろ自力で下山しなければなりません。
そんなこんなですっかり日も暮れ。
夕焼けはきれいだが路面は見えぬ。
軽く遭難ですよ。
真っ暗闇の中、ヘッドライトだけを頼りに難所を超えて、ガレ場を超えて、
何とかどうにかスタート地点まで帰還。
10時に入って20時に出てきた。長かったw
(走行距離は30キロ程度だから大した距離ではないんだけど)
年越し宗谷岬に行くためにトリッカーを買ったばっかりに、こんな山の中なんぞ無縁の生活だったのにまさか暗闇のガレ場でバイクを押す羽目になるとは(笑)
今回の教訓
・道具はガチ本気をしっかり準備
・帰り道を探すために知らない方面にはいかない。
・新規探索は時間の余裕がある時に帰り道方面で。
・秋冬は活動可能時間が短いので注意。
・近くまで軽トラが横付け出来る環境が理想。
・自然の野山の楽しさはあるが練習やチャレンジはパークやコースがおすすめ。
いやー大変だった(笑)
帰り道最後の最後で泥路面。なんてこった。
ステップワゴンが泥だらけだよ。
後日洗車して、ツーリング完了
ちなみに今回、アタマ振る時に倒しかけてギリ持ちこたえたのが1回あるけど無転倒。転ばなきゃ偉いってわけじゃないけど。庭での超基礎練習の効果出てるか?
ユーチューバー的な題名付けるなら
「林道ツーリングに行って遭難した結果」とか
「富士山に行って死にかけた件」とかかな?
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Posted at
2022/11/12 02:43:43