チューニングパーツ取り付け。
取り付けたらチューニング済み?
取り付けるだけだからだれがやっても同じ???
誰が付けても同じだぜ。なのになんで高いお金払ってショップで付けてもらうの?自分でやればタダじゃん。それにショップに頼んだって作業が信用ならないよ。オレがやった方が確実だ!
という、DIY中級~上級者さんは、この先読まなくていいよw
いまさらお前、わざわざプログに書かなくたって常識だろ!って思うと思うからねww
ピロアッパーマウント。
純正ゴムブッシュのたわみを嫌い、金属の支持点にすることで力の逃げや変形による曖昧なフィールを排除し、かっちりとした正確なフィーリングに。
ストラットタイプだと、取り付け点を無段階に移動して、キャンバーを可変、任意のキャンバー角度にセット可能。
車高調整式ダンパーにするとバネ、ダンパーの支持形状、構造の都合でピロアッパーマウントを選択するしか選択肢がない場合も少なくないが、上記メリットが得られるという事でスポーツ方向に振ったダンパー、バネと相まって、より相乗効果が。
確かに、メリットは多いが、そしてこれに限らずチューニングパーツと呼ばれる部品のデメリットはあまり語られないのが常だが。
逃げがなくなってカッチリするということは、振動も、音も逃げない。
つまり、今まで入ってこなかった走行音、ダンパー、バネ、その先のバネ下の音や振動がよりリニアに伝わってくる。
そして何よりピロボールは金属の軸受。僅かな隙間で可動しているものが使用と共に隙間が広がり、音や振動の元になる。これは得られる性能と引き換えの構造上の部分でもあるので、定期交換部品と割り切るしかないが。
性能UP!バンザイ!ではなく、捨てる性能、得られる性能と天秤にかけてよく考えないといけない。
そして見落としがちだが、音と振動以外にも入って来るものがある。
雨水。
そう、物にもよるが、たいていのキャンバー調整式のピロアッパーマウントは隙間だらけというか、穴だらけなのであるw
アッパーマウント取り付け点がトランクルームやカーゴルーム、いわゆる室内であった場合は考えなければいけない事項だ。
例え内装で隠れてしまっても、内装の内側が水浸しでトランクに泥水が。なんてのは出来れば避けたい。
アッパーマウント取り付け点が室内になる場合、純正のはそこまで考えてちゃんと策がとってある。
オレは雨の日乗らないぜ!とか、ナンバー無しだから普段乗らないぜ!とか、泥水上等!ってなら全く考えなくてもよい事項なのだが。
我々が普段接するストリートカーは当然ナンバー付。
ナンバー付って事は晴れた日だけとは限らず、雨の日も、風の日も、スポーツ走行だけではなく、通勤にも買い物にもレジャーにもデートにも使う。
使えなければいけない!?
使えた方がイイだろ?(笑)
アッパーマウントはタイヤの上方に位置し、タイヤが回れば跳ねた水が必ず(かなりの確率で)かかる。
(必ず室内に入って来るほどかと言えば、ホイールハウス形状や位置関係にもよるが。しかし対策なしの純正はまず見ない)
その時に↑の隙間?穴だらけだと・・・・・・orz。。
雨水、泥水に限らす、砂埃でも・・・・・・(--)
というわけで、そういう意味では取り付けるだけじゃデチューンになってしまう恐れがあるので、取り付け前にひと手間w
アルミの板を切りだし、
隙間にフタをw
(アッパープレート(青色)とピロボールホルダ(銀色)の間に切り出したアルミ板を挟んで取り付け)
フタするだけならどうせなら振動や音の伝達が和らぐようにゴムのシートかなんかを挟み込めばいいのに?って?
間にやわらかいものを入れちゃダメなんです。
(柔らかいものの変形量に規制を入れればOKだけどね)
例えばクリームをクッキーで挟んでるお菓子(オレオとか)、上下に強い力をかけるとどうなる?
その1、クリームがはみ出る。その2、おしたところを起点にクッキーが割れる。その3、クッキー2枚が互い違いに滑る。
というわけで、よろしくないw
ネジで締め付けて(キャンバーの)位置決めもしているので間には硬いものしか挟めません。
挟んだ隙間、ピロボールの可動隙間、ボディとアッパーマウント取付面の隙間等々水が伝わる部分は残ってるので、隙間にアルミ板挟んだところで完全に防水にはなりません。。
ボディ側にフタをしてしまうのが簡単?で確実ですが。。
完全防水ではなくともツウツウな部分は無くなったので、跳ねた泥水がジャバジャバ入って来るのは防げるでしょうw
ひと手間かけて、デメリットが一つクリアできましたw
Posted at 2012/10/24 03:31:06 | |
トラックバック(0) |
作業日記 | クルマ