もっとも有名な草レース。
ルマン24時間耐久。
1年で最も昼間が長いこの季節の、最も長い24時間。
1週間前からレース進行始まり。お祭りの雰囲気の1週間、本番となる決勝レースは土曜の夕方スタート、日曜夕方ゴール。
3、4番グリッドからスタートの自動車大国日本を代表する世界のトヨタ。
順調に周回を重ね(詳細は知らないw)レース折り返しを待たずして2台そろってレースリーダーに。
昔はテレビ放送なんかもしてたけどバブルとともにはじけたようで、市民権得たかに思わせてやっぱり異端なモータースポーツ。
一時期情報が途絶えかけたが、今はインターネットのおかげで必要な時に必要な情報が全世界から取り寄せられる。便利。
Mulsanne
画面で見てるだけだし車体も状況も違うしホントは全然関係ないかもだけどあのタイヤってやっぱりこの血統だな。と思うフィールw
黄旗スロー走行中、タイヤとブレーキその他冷やさないような周回。すんごい参考になる。
リアルタイムでオンボード映像が複数見れてコース上のポジションもGPSで表示されて、順位も現地のピットモニター並みにトリアルタイムな情報を全世界で見れるってすごい。
(トヨタさんポルシェさんばりにリアルタイム映像と情報配信しようよ。そこ敗者のままだよ。。)
さてどんな展開だ?と覗いてみたら、17時間走って同一周回とか5秒差とか(黄旗で詰まったのもあるけど)ものすごい。
どんだけツメて極めてんのよ。と(笑)
追うアウディの3ラップ遅れがもう絶望的に感じてしまうぐらいだがちょっと前ならここで3ラップなんてのは誤差の範囲。十分勝ち狙えるレベルだがなんだか残念にも見えてしまう。
1位2位で引っ張っていければ君が代が流れる可能性が十分あるぞ。さすが自ら敗者でいいのかと問うだけのことはある。と期待して。
しばらくたってまた覗いてみたら
あれ?6号車ドコイッタ?(--)
レース引っ張っていた6号車のスピン?接触で首位転落。間にポルシェ2号車を挟むもトヨタ5号車が首位キープ。
それにしても21時間30分走り続けて同一周回、30秒差とか。
どんだけ均衡してんのよ。と。
耐久なのにスプリントレースみたいだ。っていうんだけど、条件(レギュレーション)を満たして、最も早く到着した人が勝ち。あるいは決められた時間で最も長く走った人が勝ち。ってのは同じで耐久だからと言ってゆっくり走る理由はないのだよ。
短距離用に作られたクルマは長時間走れないからそういうクルマで長時間レースするならペースは落とさないとならないかもだけど、名だたるメーカーが雁首そろえてゆっくり走んないと壊れちゃいますなんてクルマを用意してくるわけないんだから。
そりゃきっちり無駄なく物理の限界で仕上げてくるでしょう。それをまた物理の限界まで使い切るドライバーが操ると、同じタイム、同じ時間で同じ距離になるのは当然。各社きっちり詰めてあります。さすがです。素晴らしい。まさに技術の進歩ってやつですよ。
残り2時間もう目が離せません。
しかしこの時点までに数時間、歴史あるレースで天下のトヨタさんがトップ守ってるというのにヤフーとかネットニュースのトップとかには出てこないのね(出てきたかもだけど長い時間はなかったっぽい)
20年前マツダがピットで止まってるベンツを抜いた時は夕方のTVニュースでも流れた気がしたけど気のせいだったか。
しかし、止まって修理中の間に3周追いついて1位奪取とか、昨今のレース運びからしたらおおらかだったね。
時速300キロで移動する点5に時速301キロで近づいている点2の一時間後のそれぞれの位置を求めよ。的な算数問題w
いろんなライブ画像もあるし、タイムも位置もわかる。チーム監督が在宅で出来そうだね。
ピットと通信用電話で連絡してMulsanneでサインボード出してた時代が懐かしいよ(知らないけど)
(ちなみにみんカラの表題はこれに由来w)
微妙に2号車がうまい事じりじり間を詰め、軽微なワンミスで首位が入れ替わるかという緊張感。
日の丸としてはトヨタだが、長年このレースを見てきているとポルシェにも期待してしまう。
もうどっちに何があっても不思議じゃないねと言うこの時間でこの白熱レース。
追いついて最終ラップが後に語られる伝説の名勝負か?なおさら目が離せん!!
と思ったとたんにパンク?2号車がピットへ。
おお!今年は女神はトヨタに微笑んだか。
君が代流れるぞ。トヨタおめでとう!と思ったらコントロールラインで5号車停止映像。
なんだと!!!!?
あと3分。あと1周。ラップタイム30秒余分にかけても勝てるのに。。
点5は300キロで移動しなかったというまさかの問題不備w
後に語られる伝説の勝負になってしまったよ。
ルマンの神様によほど嫌われてるのか、まだ認められていないのか、
お台場のトヨタ、ルマンのパブリックビューイングが思いのほかこじんまりで人も多くなかったとかで。
念じたアンチトヨタなポルシェファンのほうが圧倒的に熱狂的で思いが届いたのかもしれないが。
いわゆるもってるかもってないかってやつだろうな。
3分余分にいろいろな品質のせてきたポルシェが勝ち。という結果。
後ろからプレッシャーかけてトヨタを3分分前倒しさせたという可能性もあるが。それもレース。
そういう組みたてと最後まで持たせる部分がやっぱりレースの王者の貫禄ってやつなんだろうな。
止まった原因はわからないが、
さすがのトヨタクオリティコントロール 23時間57分。。 まさに敗者のままでいいのか?
カイゼンですね。次回に期待!
それにしてもぎりぎり攻めたねぇ。過剰品質無し。使い切った。素晴らしい。
野球は9回裏からっていう人がいるけど。じゃ9回裏だけやりゃいいじゃんと思うのだよ。
ゴールするまでわからないのがレース。っていうけど。
その瞬間を生かすための積み重ねがないとダメなんだよね。どっちもそうなんだろうけど。
トヨタがコケてきっちり優勝を手に入れるポジションにしっかり居るポルシェはさすがやっぱり違うなぁ。
と、なるなんだけど、
トヨタも6号車はきっちり2位を手に入れてるんだよね。アウディ差し置いて。
着々と積み重なってきてるかもよ。
来年、再来年あたりが楽しみだね。
トヨタ2位おめでとう!