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イイね!
2017年10月01日

甲冑ボランティア  『小和田哲男氏、現る。』

幸運とは、努力を続けた者にのみ訪れる。

その幸運は、帰りがけに突然やってきた。


昨日は丸一日甲冑ボランティアへ行き、今日は午前中のみ行ってきた。

何故って?

午後~仕事があるからだ。

(ーー;)

今日は風が強かったので地図は持って登らずに、ずっと展望台に居た。

振り返れば、そのおかげでラッキーが訪れた。

もうそろそろ帰ろうかなと思っていたけど、なんかお客さんがたくさん集まったし、ノリもよさそうだったので、最後の気力を振り絞ってガイドしたら、今日初めての拍手喝采をいただいた。

いい気分になったところで、そろそろ帰ろうかなと思った直後の出来事だった。

ドヤドヤドヤッ!!

いきなり物凄い人数の人たちが展望台に登ってきた。

隅っこに縮こまる すた。

(^^;)

すると、前から白髪の初老の男性が現れた。

初老の男性 (O オー 氏としよう。)

O氏は私が首からぶら下げていたワッペンをじっと見るとつぶやいた。

O氏  『・・・甲冑ボランティア。』

そういうと、O氏はニコリと微笑んだ。

どうやらO氏は、甲冑ボランティアを知っている人のようだった。

・・・町の関係者か? それとも県の学芸員さん??

O氏はそういうと、布陣図の方へ向いて、私に背を向けた。

O氏の真後ろに立っている私はまるで落ち武者の背後霊のようだった。

(爆)

O氏は黒いTシャツを着ており、首周りには 『 慶長五年 関ケ原 』 と書かれていた。

随分気合いが入った人だなあと思った。

(笑)

・・・それにしても、どこかで見た事がある顔だ。

というか、何度も見たことがあるような気がした。

すると、もう一人引率らしき男性が私の前に現れ、こう言った。

男性  『後で皆さんと一緒に記念写真撮ってもらってもいいですか?』

快く承諾した。

どうやらバスツアーで来た人たちのようだった。

・・・それにしてもこの白髪の初老の男性は誰なんだろう??

頭の中を空っぽにしていると、 突然  ふ う っ  とある人物が脳裏をよぎった。

まさか!?

衝撃が走った。

しかし、まだ推測だけでは確信が持てない。

なんでも確認が大切だ。

確認もせずに信じ込むやつは馬鹿者だ。

そう思っていた直後、O氏は少ししゃべって布陣図の音声ガイドのスイッチを入れた。

この声、よく聞く声だ。

間違いない!!

・・・なんというシュチエーションなんだろう。

改めて衝撃が走った。

音声ガイドが終わった直後、O氏はバスの中での質問の答えを説明始めた。

これは願ってもないチャンス。

そう思って私はO氏の説明をメモして書き残した。

O氏の説明が終わった直後、さっきの男性が現れた。

なんと、ここで記念写真を撮るという。

みんなが展望台に登って、大きな一枚の写真を撮るのかと思ったが、そうではなかった。

なんと、O氏と私の間にツアーの方々が一人か二人づつ入って写真を撮り続けるというスタンスだった。

正直、そんな立ち位置に、僕が立ってもいいのかなあ? とかなり恐縮した。

^^;

図で言うとこんな感じ。


すた客様O氏
↓ ↓ ↓
△ ○ ◎布   陣   図

展望台の片隅の布陣図の横スペースなので、かなり窮屈。


楽しい写真撮影タイムが始まった。

O氏と私とでどうぞどうぞと、お客様を招き入れ、一緒に真ん中へどうぞどうぞとご案内。


なんだこりゃ。

めちゃくちゃ楽しいぞ。


お客さんを二人で挟み込んで、肩を寄せ合ってポージング。

大一大万大吉のリストバンドを見せるガッツポーズをとり続けたら、それを見ていた男性のお客さんが私と同じガッツポーズを取ってくれて更に面白さ倍増。



数組続いた直後に、後ろで見ていた他の観光客の方が現れこう言った。

『小和田先生!!』

そう、この名前を聞きたかった。

やっぱりこの男性は、小和田哲男さんだった。


歴史に興味がない人にはよく分からないかもしれないが、歴史が好きな人は誰もが知る存在。

静岡大学名誉教授で、NHK大河ドラマの時代考証などをされてて、『知恵泉』とかの歴史TVにもよく出てくるし、講演会をすればあっというまに大勢の人たちを集めてしまう、戦国の本もたくさん書いている、日本で一番有名な戦国史の専門家といっても過言ではないだろう。



いいなぁ、これ。

なんか、夢みたいだ。

てか、本当に僕がこんなポジションに立っちゃっていいのかな?

^^;


そして再び、小和田哲男さんと私とでお客さんを挟んでの記念写真タイムが始まった。

20組ぐらい続いたんだろうか。

ついに途切れて、終わりとなった。


正直、僕も携帯で一緒に写真をとお願いしようと思ったのだが、小和田先生も疲れているだろうと思ったし、お時間を取らせてしまったら申し訳ないと思ったんで、軽くお礼を述べて展望台を去ろうとしたら、引率らしき男性が話しかけてきた。

その方とお話しをしていると、すぐ後ろで、小和田先生がニコニコしながら話を聞いてくれていました。

疲れているだろうに嫌な顔一つせず、すごく優しい人なんだなあと思いました。



帰ってから思い出しました。

以前、小和田哲男さんが、甲冑ボランティアの事を 

『ああいう人たちが古戦場に居て歴史の説明をしてくれるのはありがたい。』

と、言ってくれていた ということを、仲間から聞いた事を。


だからあの時、僕の 『甲冑ボランティア』 のワッペンを見てうなずいていたんだな と思った。

僕たちの存在を認識してもらえるだけでありがたい。


今日は、本当に、甲冑ボランティアへ行ってよかった。

実は前日、おかしな持論を主張する迷惑なおっさんにからまれて、かなり頭にきていたから。

関ケ原合戦公式本の監修をしている小和田哲男さんは、僕にとったら神様みたいな存在だから、本当に会えて嬉しかったし、本当に会えてよかった。


大きなエネルギーをもらった。

関ケ原パワー、満タン!!


・・・よし!!

また来週も、頑張るぞ!!
ブログ一覧 | 甲冑武者ボランティア | 日記
Posted at 2017/10/03 02:28:50

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この記事へのコメント

2017年10月4日 16:11
ついにメジャーデビューできましたね~(笑)
小和田哲男なんて歴史好きなら知らない人はいないくらいの
大看板ですよね~。(笑)
これ見て私もスタ君同様に嬉しくなりましたです~。
これからも応援してるからね~がんばってね~。
コメントへの返答
2017年10月7日 18:14
はい、ついにメジャーデビューしました。
^^w
本当に嬉しくて、数日経った後も思い出したら少し涙が出た程でした。
(笑)
一緒に嬉しくなってくれるのは、とても嬉しいです。
^^
はい、これからも頑張ります。
てつおさんが関ケ原に来る頃には、もっとビッグになっていますよ。
(笑)



プロフィール

旅行が好きで、日本中の戦国時代の史跡を巡っています。 2012年 3月 関ヶ原検定 ≪零≫  2012年12月 関ヶ原検定 ≪壱≫  に、合格しました...
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