すた☆君のブログ一覧

鬼武蔵の墓から大きな道路を一本越えて西へと進むと、ここにやってきます。

長久手城址


小牧・長久手の戦いのとき、ここに住居があった人物が、ある城（岩崎城だったと思う）の留守を預かっておりました。
城の兵は、２００～３００名ぐらい。
その時、少し横を秀吉隊が横切っていきました。
彼らは大軍勢で、数千人はいたと思われます。
彼らは先を急いでいたので、その城を素通りしていこうとしました。

彼らは、家康がいる小牧城を素通りして、今はがらあきの家康の岡崎城を攻めようとしたのです。

城を預かっていたその人物は、どうして秀吉隊がこの横を通っていくのか、なんの連絡も貰っていないので、その理由はかりませんでしたが、敵を素通りさせるわけには行かないと、少人数ながらも果敢にこの大部隊に鉄砲を撃ちかけ、戦争を挑みました。

その時、壮絶な戦いが繰り広げられ、城の兵士は全員戦死。
彼も壮絶な最後を迎えました。

しかし、その果敢な足止めが功を労し、そのおかげで家康隊は秀吉隊と退治することができ、家康はこの戦に勝利することができました。



秀吉隊は、先陣池田恒興隊６０００．二隊森長可（鬼武蔵）隊３０００、三隊堀秀政隊３０００、四隊三好秀次８０００

ざざっと書いたので、興味のある人は、是非調べてみてください。
ｗ



血の池公園


戦で勝利した家康隊が、ここにあった池で武具を洗ったので、その血で真っ赤になった事より、それ以来この池は『血の池』と呼ばれるようになりました。

しかし現在は池は埋め立てられ、公園になっています。
写真の赤い線が書かれている窪んでいる部分が、昔の池のあった場所です。





血の池公園から少し北に行くと、とても大きなマンションがありました。
その真下の交通量の多い道路の面したところに、小さな森みたいな一角がありました。

あれは怪しいぞと思い行ってみると、予測的中、木下兄弟の塚でした。


木下兄弟は、三好秀次（秀吉の甥。後の関白豊臣秀次。）が馬をなくして命からがら敵から逃げていたときに、殿を逃がす為に、自分の馬を貸しました。

秀次はその借りた馬で逃走、彼らはここで果敢にも戦いましたが、戦死してしまいました。

ちなみに秀次は先に、可児才蔵に馬を貸せといいましたが、才蔵はそれを断り、逃走しました。

後に才蔵は関ヶ原合戦でたくさんの首を取り、大活躍をしました。



あちこちまわっていると、あっという間に時間が来たので、妻を迎えにフルート会場へと行きました。

長くては、リニアモーターカーの駅もあり、しかし畑もありで、近代都市と田舎とが混在した、不思議なアンバランスな町だなあと思いました。



おわり