すた☆君のブログ一覧

妻木城の次は、北に６キロ進んだ「織部の里公園」へ行きました。

ここにある、巨大な登り窯　を見る為ですが、織部という名前にも惹かれます。

なんせ私、古田織部が大好きなので。

アニメと漫画の「へうげもの」面白かった。

織部の里公園　ロド

矢印の緑の建物を入ると、登り窯の頂上部に着きます。

緑の建物　横から




ワクワクしながら中へ入ると、期待を裏切らない巨大さに驚きました。

下に伸びる巨大な登り窯

これは凄い。

来てよかった。



この木造の階段も凄い。

登り窯　下から

今は穴はふさがっていますが、従来は右側のあちこちに横穴があって、そこから焼き物を入れていたそうです。

同じ温度で焼く工夫などがあり、一度に同じ品質のものを大量に作れば安くできますんで、たくさんもうかります。

これは現代の工場と同じです。

電気もガスも機械もない時代に、人間は途方もない事を考えるんですね。

先人たちの知恵と工夫と情熱に、感動しました。


これで、この日の史跡巡りは終了です。

二日続けてロードスター車中泊は自信がなかったんで、今夜はホテルを予約しました。




大好きなTV番組「カンブリア宮殿」でやっていたので、興味がありました。



ホテルというより、アパートです。



夕食は、近くのコンビニで買いました。



お昼はあんパン一個だったんで、今度はゴージャスに、なるべく栄養のあるものを。

デザートはリッチにハーゲンダッツにチョコシューまで買ってみました。

といっても、全部で２０００円ぐらいなんですけどね。

夜明け

今夜は広いベッドで快適快適と思っていましたが、ベッドが合わなかったせいか、５時間しか眠れませんでした。

ロードスターは７時間眠れたので、そちらがぐっすり眠れました。

ロードスター車中泊の２連泊、できると確信しました。

よし、今度やってみよう。
（爆）


「虎渓山永保寺」

P　ロド

ここは、観光本で写真が美しかったので、寄ってみました。



想像以上に美しい庭だったので、極楽浄土に来たのかと思ってしまいました。

池

かなり大きなお寺で、どうしてこんな田舎にと思っていたら、時の権力者たちに人気があったそうですが、この辺の権力者と言えば、土岐氏ですよね。

はい、ここで繋がります。





１３１３年　この寺を開いた無想疎石は門下三千余名で、政治経済に強い影響力を持っており、室町時代最盛期には可児、土岐、養老、本巣、不破　等に広大な寺領を持っていました。

建造物

その創建の時に、土岐頼貞が深く関わっていたそうです。

土岐頼貞は足利尊氏の元で戦い、室町幕府初代美濃国守護となり、二百年以上続いた土岐氏の礎を築いた人物です。

苔

ここにこんなに美しいお寺があるとは知りませんでした。

旅は、寄り道するから、面白いです。

これでもう、多治見には未練はありません、と言いたいところですが、ワタクシ的に岐阜県で一番おいしいと思われるケーキ屋さんの「シェ・シバタ」行きたかった。

絶品ケーキ屋さんを振り切って、最終目的地の可児市へと向かいました。

今回はあくまでも、「明智光秀の史跡巡り」ですので。


続く♪

朝から怒涛の勢いで、　西保北方城跡⇒和泉城跡⇒稲葉・池田一族の墓所⇒本郷城跡⇒揖斐のれきみん（一鉄の甲冑・前に揖斐城の山城）⇒一鉄の墓所⇒清水城跡と廻ってきました。

時計を見るとお昼は大きく回っており、近くのラーメン屋へ駆け込みました。

腹が減っては戦は出来ぬ・・・です。

（笑）


清水城跡から東へ数キロ行ったところに、古田織部の生誕地があります。

ここに来たのは２回目ですが、今回は城下町を散策する事にしました。

道の駅　織部の里　もとす



古田織部は、ちょうど今週の月曜日、アニメ　『へうげもの』　の再放送が終了したばかりで、その直前に行ってきました。




旗



アニメの最後のシーン、感動して、涙が出てきましたよ。。。



道の駅入口の城



岐阜といえば、織田信長や岐阜城や関ヶ原の戦いとかが有名で、岐阜出身の武将といえば、森蘭丸、竹中半兵衛、明智光秀などですが、古田織部もそうだといえば、それは誰？　という人が殆どでしょう。


そういう意味では、このアニメはとてもよかったと思います。



織部の里マップ全体



地元もこんなに盛り上げているんだから。。。



織部の里マップ拡大




マップを元に、城下町へ歩き出しました。






織部駅　裏側




駅の名前はそのまんま、織部駅（おりべえき）。


（笑）




織部駅




ちょっと殺風景な駅ですが、駅の名前にすると地図にも載るのでその辺はグッド！




織部駅　プラットフォーム



道の駅に巨大な野菜などの産地直送店があるので、その為に造られた駅のようにも思われました。




山口城主館址の石碑


山口城とは、古田織部が過ごした城で、道の駅を挟んですぐ東側にあります。

この城主の館跡は、そのすぐ西側にあります。




石碑の裏側　古織


石碑の裏側を見ると、古織（ふるおり）という文字が見えました。


アニメ『へうげもの』を観ていると、『ふるおり様』という言葉がよく聞こえてきましたが、その時は

『洒落たアニメなので、今風に短縮して言っているのかな？』

と思っておりましたが、石碑にもふるおりと書かれていることからして、

『もしかしたら戦国時代にも実際に、　ふるおり様　と呼ばれていたのかな？』

と想像を覆され、

『これはとてもユニークだなぁ・・・。』

と思いました。








舘の線路側（東側）


線路と住居跡の間の川はもしかしたら、お堀でしょうか・・・？



住居跡の藪の真ん中の道


住居跡はこんもりした幅１００メートル四方ぐらいの林でした。

林の真ん中辺りに道があったので、お寺か何かあるのかな？　と思って進んでいくと、そこはなんと民家でした。

こんなところに住んでいるって、凄いですね。

もしかしたら、古田一族の子孫でしょうか。。。



鋳物氏住居跡の石碑

住居跡をでて少し西へ行くと、なにやら住宅の裏の広い場所に石碑があるのを発見しました。


近寄って見ると、鋳物師の住居跡だと書かれていました。

そういえば、マップに載っていたなぁ。。。

昔はここで、刀を作ったり、生活必需品を作ったりしていたんですね。。。





石碑を観てからもとの道に戻ると、作業着を着たおっちゃんがしゃべりかけてきました。

どうやら近所の人で、いろいろ話をしていると、やはり山口城主の住居跡の中には、今でも誰かが住んでいるとの事でした。



道に謎の石





おっちゃんと別れて、さらに少し西へ行くと、交差点に不思議な石が埋まっていました。


なんなんでしょう。。。


・・・昔の道しるべをそのままの状態で保存しているのでしょうか。。。







古田家菩提寺

みちしるべの石碑のある交差点で曲がって、山口城主の舘址の林に沿ってくるっと北側へと進むと、古田家の菩提寺がありました。





菩提寺の石碑


お寺の塀にはたくさんの線が横に引かれていて、ここは位の高い寺なんだなあと思いました。

石碑を見ると、古田織部の事が書かれていました。

ここには織部のお墓は無いんですが、この石碑からして、織部は古田一族で一番出世した人物のように思えます。






道の駅に帰って、古田織部の城の入口にあたる、文殊の森公園へと行きました。


手前の柿畑は広大でした。

ここは柿の名産地で、大野町とともに、『富有柿（ふゆうがき）』が全国的に有名です。




山口城跡の説明


ココに来て初めて、斎藤道三の山城があることを知りました。

今回はあまり時間が無かったので、麓から山を見上げて終わり。



山口城のあった山







また今度、山を登ってみたいです。

今回は、花粉も無くていい歴史散策日和でした。



帰りにまだ時間があったので、こちらへ立ち寄りました。

もとす歴民

こちらは、公民館の受付で開閉してもらいます。

この日は休みだったんですが、知らずに行ったら親切に開けてくれました。

入場料無料にもかかわらず、当時の織部焼きなど貴重なものがたくさん展示されており、とても見ごたえがありました。


歴民を出たあと、まだ少し時間があったので、最後にもう一つだけと、ちょうど帰り道にあった城跡

『相羽（あいば）城跡（斎藤道三に攻められた城）』へと向かいましたが、手前の橋がとても細く、危険を感じたのでやめて引き返して、帰ることにしました。




合計約７時間の長い長い地元の史跡めぐり。

天気も良く、なかなか楽しかったです。

＾＾