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関ヶ原合戦の１年ほど前の１５９９年９月１９日。

前田利長が、大野治長、浅野長政、土方雄久と共謀して、家康の暗殺計画を企てたが、増田長盛が家康に告げた事によって発覚した　という事件が起こりました。

これを「家康暗殺未遂事件」と言いますが、この中の人物　土方雄久の息子　雄氏の住居跡　『菰野（こもの）藩邸』　へ行って来ました。


全体


土方雄久は、事件発覚後、佐竹義宣の下へ流罪となりましたが、関ヶ原合戦では家康に従い許されました。

息子の雄氏は、菰野藩１万２０００石をもらい、ここ（滝川一益の代官所跡）に居を構え、２７０年間土方氏の居城となりました。


説明


さて、ココで気になる、家康暗殺未遂事件の共謀者たちの共通点について調べてみました。


前田利長＝前田利家の跡取り

大野治長＝豊臣秀頼の側近

浅野長政＝息子・幸長の正室は前田利家の娘

土方雄久＝芳春院（まつ・前田利家の妻・利長の母）の甥



こうみてみると、秀頼と前田家に縁のある人たちばかりで、家康の策略なのでは？　とも十分に考えられます。





近く



ちょっとした史跡ですが、行ってみると、色々と調べるキッカケになるんで、結構面白いですよ。

＾＾



所在
三重県三重郡菰野町菰野１４０９番地