すた☆君のブログ一覧

私は時々、いつもブログを読んでくれている人たちに、私のブログで何が面白いですか？

と質問しているんだが、最近は、

『対応に困ったシリーズ』が面白い

との　なま声を、本当によく耳にするようになった。


いやね、あなたたち。

私、けっこう、　ガチ　なんですけどっ。

・・・。




『振り向くとTVカメラ』

甲冑ボランティアを終えて、車で身支度をしていると、後ろから声がしたので振り向いた。

『どおもー！！』

目の前にノリのよさそうなマイクを持った兄ちゃんがいて、真横にTVカメラとも一人中年の兄ちゃんがいた。

三人とも凄い笑顔でニコニコ笑っている。

後から知ったが、某テレビ局の突撃インタビューだった。

マイクを持った兄ちゃんは、いきなりものすごいハイテンションでしゃべりかけてきた。


いやいやいや、ちょっと待てよ。

カメラに手のひらをかぶせそうになった。

私は甲冑を脱ぎかけていて、後ろにはロードスターが停まっていた。

矢継ぎ早にハイテンションで質問してくる兄ちゃん。

いやいやいや、チョット待てよ。

あんたら、おかしいだろ？

まずは自己紹介して、撮影してもいいですか？　だろ？

この前のBSのインタビュアーの人は、きちんと名乗ってから許可求めてきたぞ？

・・・それにしても、あの時も、ロードスターの前だった。。。

（ーー；）



すた　　　『これ、カメラ廻っているんですか？』

兄ちゃん　　『はい！』

すた　　　　『とりあえず、カットしてもらってもいいですか？』

兄ちゃん　　『はい！』

プロヂューサー　　『私たち、どこにも許可とってないんですよ。』



知らねーよ。

役場に電話しろ。



ちょっとカメラの方向を変えてもらって、きちんと甲冑を着て槍も持ってくると伝えると、兄ちゃんは大喜びしていた。

改めて、インタビューがスタートした。


軽く自己紹介したあと。

兄ちゃん　　『槍、持たせてもらっていいですか？』

私はお客さんで、自分から槍を貸して欲しいと言う人には貸さないようにしている。

というか、基本貸さない。

経験上、ろくな事がないからだ。

大体が友人に突きつけて振り回したり、叫んで私に槍を突きつけて来たりする。

だが、TVカメラだし、断るのもなんなので、兄ちゃんに槍を貸した。


兄ちゃん　　『いやああああーーーー！！』

兄ちゃんは私に槍の先端を突きつけて、大声で叫んだ。


・・・やっぱ、お前もか。


相手が子供とかだと、「そういうことをしちゃダメ」と優しく注意をする。

しかし、相手は大人。

すた　　　　『えやあああああーーーーー！！』

叫び返した。



ああー、これがお茶の間に流れるんだろうなぁ。

それ以上、考えない事にした。

（ーー；）



初めての関ケ原古戦場と言うことで遠路はるばるやってきて、ハイテンションな兄ちゃん。

インタビューにたんたんと答えていると、


兄ちゃん　　『どうしてそんなに落ち着いているんですか？』



どうしてって、そういう性格だからだ。

当然、慣れもある。


すた　　　　　『ここは私の家の庭みたいなもんですから。』

兄ちゃん　　『そこまで言っちゃっていいんですか？』

すた　　　　　『・・・。』

兄ちゃん　　　『・・・。』


なんだかんだで、インタビューは終わった。

これから展望台へ上るというので、一緒に上ってガイドしましょうかと言うと、そこまでしなくてもいいですよと、そこは丁寧な対応だった。

時間に対する配慮もあった。



最後にプロヂューサーさんと名刺交換。

なんだかんだで、面白かった。


お疲れ様。

また来てね。

関ケ原をいっぱい宣伝しといてね。