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ケチおやじの愛車 [日産 スカイラインGT‐R]

整備手帳

作業日:2010年8月26日

エアフロ不調、いんちき修理で克服?

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
1
最初のエアフローメーター交換から今回の2回目の交換まで7万キロ少々で、やはり来たか…と思うにはちょっと早すぎな気がしますが、気分良く乗るためにはどうにかしないといけません。

以前交換した時の最初の違和感は、加速も減速もしていない状態からアクセルをゆっくり踏み込むと一瞬回転が少し遅れてついてくる感じでした。今回はスロットルを積極的に踏んでいる2,000~3,000回転の間でしたが、加速が一瞬もたついて何故?という感じでした。右足の微妙なスロットル操作ができるこの車だからこそ、少しの違和感でも早く気づくことができたと思います。
本格化するとエンジン始動困難やアイドル時に踏んで煽らないとストールしてしまうようになります。そして回転がバラつく、吹けない、加速しないなど顕著な症状が発生しますが、予兆が必ずあります。
前回は訳がわからず、整備書片手にメーターパネルの点灯回数などで色々調べて異常場所を特定しましたが、今回はR-VITを装着しているのでダイアグモードで異常箇所がすぐに分かりました。
2
エアクリーナーのBOXを開けると中の埃や汚れなどは普通の状態でした。エアクリーナーエレメントは恐らく4万キロ程度は使っていますので新品に交換します。ひととおり外したものは洗剤で洗い、エンジンルーム内も小綺麗にはしませんが折角なので掃除します。
3
各部端子や配線を巻いているテープも硬化していますので、テープは巻き直してコネクタは注意して扱いました。コネクタで部品単位で出るものは次回交換の備えに入手しておくのもよいと思います。
4
外したエアフロを分解修理している時に手が汚れるのが嫌なので、まずパーツクリーナーで筒の中や網を洗い、外側を拭いてできるだけ綺麗にします。蓋と本体の間のシール材をカッターでホジホジしながら開けます。実際にはシールのカスがいっぱい出ますので、中に残さないように要注意です。そして銅のカバーを外すと基板が出てきますが、カバーはハンダ一カ所で留まっているだけです。
5
素人の僕にできることはハンダ再溶融くらいしかないので、黙々と一個づつやっていきます。溶融前にルーペで拡大して見てみると怪しそうな部分がいくつかありました。輪っか状に剥離していると思しき部分があります。
また、前回交換した新車時からのエアフロも捨てずに置いておきましたので、そちらも合わせて同様に処理します。
6
どうせ壊れているし、ダメにしてもあと三個(笑)ありますので、どんな構造なのか分解してみました。実にシンプルな構造で、基板上の三本のビスを外すとセンサー部分が抜けます。
外側から網越しに見える橙色のところは成形色ではなく色が塗ってありました。センサーをルーペで拡大して見ても全く怪しいところはわかりません。ともあれ、これが三萬五千圓の正体也、果たして高いのか安いのか…?。
7
ひととおり終えて蓋をします。蓋を元通りにシールしないといけませんが、場所や温度を考慮するとコレがいいだろうと車屋さんが日産純正フルードガスケットを貸してくれました(ありがとうございます)。デフオイルのドレンのシールに使ったりするアレです。ベンガラ色で何やら仕出し弁当の器のような和風な装いになりました(笑)。
8
あとは外した順番の逆で確実に組み戻す、面倒なだけで難しいことは何もない作業になります。タイトな配管にイラつきながらも組んでいきます。
少し注意が必要なのはパワステリザーバータンクの蓋にある配線を引っ掛けてしまわないか、劣化していたら皮膜や中の銅線が硬化して根元から折れてしまうかもしれません。あと、ウインドウォッシャーの蓋の縁のベロをに手の甲が引っ掛かり割れてしまいました。本体はそうでもなさそうですが、蓋はだいぶ硬化しています。

組み上げて早速70kmほど試運転してみましたが、今のところ問題はありません(嬉)。しかし今後どれだけ保つのかはまったくわかりません。僕も先人に倣って同じことをやってみただけですが、やってみる価値はあると思います。あくまで自己責任の範疇で実行下さい。

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この記事へのコメント

2010年8月29日 7:43
一度に4個も大変でしたね、お疲れ様です。
私は2個で嫌気がさしましたよ、細かい作業は途中でだんだん雑になってしまいます。
細かく根気が要る作業は私には向いてません。

私のは現在4000kmで不具合はありません、7万円が浮いたとなるのか出費を先延ばしにしただけなのかは判りませんが、私もストックを準備しておく必要はありそうですね。
少しでも長く持ってくれると良いのですが。

私のウォッシャータンクの蓋のベロもそうですが、繋いである部分も切れてしまい蓋を外すと取れちゃいます。
コメントへの返答
2010年8月29日 12:08
こんにちは。
ハンダを一カ所ずつ溶かしていると、そのうちハイな状態になってきます(笑)。ハンダを溶かす為に3〜4秒コテを当てるとジュルっと液状になりますが、こんなにコテを当てて基板の半導体は大丈夫なのか心配です。
それと下側のLSI?がついている基板は単体で外せないのでコテが当てられず、スルーしました。

エンジンルーム内はあれこれ熱害を受けていますね。機能的に問題なければ見た目は気にしませんが、コネクタなどは破壊すると具合が悪いので、単品で部品が揃う内に用意しておこうと思います。
2010年8月29日 10:02
>ケチおやじ御大    @山田です

 次回、「魁ケチおやじのエアフロ修理道場」開催よろしくです。レポを拝見しているととても参考になります。

 製造原価はおそらく数千円レベルではないかと推測します。あと年々品質がダウン?しているような感じは気になるところです。部品を構成している回路の製造品質が落ちているのかどうかは定かではありませんが・・・。
 70年代の車は電子制御ではないので90年代の車はここがネックになりますね。エアフロが製廃になるともう車は動きませんからね。
コメントへの返答
2010年8月29日 12:28
こんにちは。
こんなインチキ修理に道場なんぞ必要ないですよ。お金のある方、心配性の方は素直に新品をお求めになるべきだと思います。

今回新旧エアフロを比較して、新車時からの93年12月製造のものと、今回悪くなった03年6月製造のものとでは、古い方がハンダづけが丁寧に見えました。
仮にこのエアフロを中国で作らせたら980円くらいで店頭に並んでも不思議ではない気がします。製造原価や日産への卸価格が幾らかは想像できませんが、こういうものの“時価”的価格設定は結局流通数なんでしょうね。
とりあえず今回は03年製造の方を装着しましたが、いつまで保つかも含め、あくまで実験です。

部品の製造廃止でメーカーに見放されても、この車を楽しみ続けるために、必需部品のストック等、個人での備えがいよいよ必須になりつつある気がします。
2010年8月30日 20:45
こんばんわ。
エアフローは、まだ、不具合が発生していないので、私の未知の世界です。
不具合時の症状および、修理方法まで、参考になりました。
電子部品は、高温に弱いので、私のも何時まで持つか・・・・・。

ウォッシャータンクの蓋が割れましたか、やはり熱の影響でしょうか。
私のは、リザーバータンク本体が硬化しひび割れを起こしてたので先日交換しました。

最近は、部品の製廃数が増加しているのでしょうか。
Rは、人気車種であり、主要部品の部品供給は継続して欲しいと願う今日この頃です。
コメントへの返答
2010年8月31日 1:03
こんばんは。
僕の車の場合、新車時からのものが17万キロ程度は保ちましたので、大事に乗られているお車ですとそれくらいは大丈夫だと思います。また、エアフロ不調には必ず前兆がありますし、R-VITもお使いですから有事の際には発見しやすいはずです。
エアフロは供給が絶たれたとはまだ聞きませんが、安いものではないので、おおらかな気持ちで、まぁ、これでしばらく乗れるからいいか…と構えられる方には最善の修理方法だと思います(笑)。

それにしても熱と経年によるプラ製品の変質は困ったもんですね。僕もウオッシャーとラジエターのリザーバータンクは早期に入手しておくつもりです。

経年車の純正部品供給は、メーカーとしては恐らく最もやりたくない事業の一つだと思いますが、純正部品の供給を止める前にHPで必要とするユーザーに情報公開してくれると、備えへの判断に役立つのにと思います。

他車部品流用でも走りが変わらないのなら、最悪それもアリかと思いますが、コレがないと本来の味で走らないし流用も効かないというこの車に絶対的に必要な部品とは何か?熟慮して備えておくべしですね。

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「[整備] #V-MAX ファイナルギアオイルを交換しました https://minkara.carview.co.jp/userid/606567/car/1381808/6403048/note.aspx
何シテル?   06/05 00:14
ネットで情報はチェックしたりはしますが、車の本は面白いと思うものがなく買いませんし、新車や業界にも特に興味をそそる出来事が残念ながら相変わらず殆どありません。
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