CL1ミッションOH vol.72（メインシャフトクリアランス点検）

vol.71からの続き。

さて、メインシャフトの仮組みができたんで、ミッションをひっくり返して、クラッチケース側から、メインシャフトを引っ張ってどれくらい動くか？を調べて、クリアランスが適正値か？どうか？調べていきます。

っで、メインシャフトを引っ張って、どれくらい動くか？を調べる為に、メンシャフトを引っ張る専用工具を取り寄せました！！

ここは、手抜きせず、きっちり正確に見ておきたかったので、少々お値段高いですが、ケチらず手配です。

因みに、メインシャフトホルダーが¥8030,土台が¥2420と合計¥12870なり。。。（滝汗）

今後、いっぱい使って元を取らなくては。。。もう使わない気もしないでもなきけど。。。（苦笑）

っで、ベースをメインシャフトにセットして、・・・

シャフトホルダーをメインシャフトにセットするのですが、シャフトホルダーの向きに要注意です。赤丸箇所のつばがある方が下側に来るようにセットします。

こうですね。

画像では分かりにくいですが、メインシャフトのスプライン下のくぼみに、ホルダーのツメを引っ掛ける感じで固定です。

っで、マイクロメーターセットして、ホルダーのボルトを慎重に締めていき、マイクロメーターの針が止まったところの数値を見ます。

マイクロメーターの針が止まってからは、あまり締め込まないようにしましょう。マニュアルでは、60度以上は回さないように！！とのことです。ベアリングやら何やらを傷めちゃいますからね。

っで、数値は締め込みボルトがスルスル締まっていき、結果0.4mm。。。

はいっ、クリアランス広過ぎです。。。

標準値が、0.1〜0.16mmとの事なんで、全くですね。。。やはり、ミッションケース側でクリアランス測った際、テキトーな定規使って測ったので、正確な数字は出ませんね。。。

仕方ないんで、再度スラストシムを発注して組み直しです。

因みに、現状のスラストシムが1.35mmで0.4mm動いたんで、クリアランス0.1mmを目指すとして、計算では1.65mmくらいでいけるんでしょうか？？とりあえず取り寄せてみますかね。

ってか、元々組まれてたシム厚が1.68mmか？1.71mmだったんで、元々のシム厚で良かったんじゃね？？って話しのようです。。。（苦笑）

vol.73に続く。