つらかった、暗黒時代を、思い出す。

自分が一番性的エナジーに満ちていた年頃、
現実は、女性のぬくもりにふれることは全く無かった。

マライアキャリーの「恋人たちのクリスマス」が鳴り響いている夜
自分は寒い実験室で、一人ぼっちで、徹夜で、基礎実験をしていた。
助けに来るといっていた先輩はこなかった。裏切られた。

そして一人ぼっちでクリスマスを過ごしていたころ、
街はこんな曲であふれていた。






一人ぼっちだった自分は、クリスマスは大嫌いだった。
マライヤキャリーも、山下達郎も、ワムも、みんなみんな嫌いだった。


あれから10年、20年…。

きょう、嫁さんと携帯で話しながら買い物をしていると、
中山美穂が「HAPPY　MERRY　Chiristmas♪」と歌っていた。


懐かしさとともに過去の記憶がフラッシュバックしたけど
今は、割と素直に受け入れられた。理由は言うまでもないだろう。