やらずに後悔するより、やって後悔したい、当方です。
さて、数日前の事、
いつもお世話になっているディーラーの某Tさんから電話。
マーチカブリオレの12ヶ月点検いかがしましょというもの。
最近マーチの電動屋根が時々止まる事があって、
信号待ちでドヤ顔で開けようとしたら途中で止まって恥ずかしい目にあったりしたので、
ついでに見てもらおうというわけで。
ここまではなんら変わらない日常の流れ。
Tさんとはもう15年くらいのお付き合いになります。
マーチカブリオレを買ったのが18年前。
数年後、そのときのセールスマンさんが引退されることになり、引き継いだのがTさん。
そのあと、R32を持ち込んだり、R31を持ち込んだりしてお世話になったけど、
新車を買うことはありませんでした。
でもいつでもニコニコしながら試乗させてくれたり、カタログ下さったり、
イベントの時には景品をおまけしてくれたり…
さて、店に入ると矢沢永吉さんがいました。
なかなか良いコピーだと思いますが、
残念ながら個人的には魅力のある日産車が無い…
180SXとリーフの勝負CMも結構だけど、肝心の欲しい車が無い…
昔はショールームに来たらいろんな車が展示してあって
来るたび楽しめたのになぁ
いまじゃ展示しているのは軽自動車とセレナくらいで…ブツブツ…
と思ってたら、店の前にNV350が。

NV350は以前試乗させて頂いたことがあります。
今となっては唯一個人で買えそうなディーゼルの日産車です。
エクストレイルディーゼルは指くわえてるうちに廃止になりました。
未練がましくカタログは持ってますけど…
で、マーチの点検にも時間がかかりそうで暇。
どうせだったら、暇つぶしにNV350の試乗で萌えさせてもらおうかな。
Tさんを呼んで相談して見ると二つ返事でOK。
しかも今日はE-NV200もあるから、両方まとめて乗ってこいやという、大盤振る舞い。
まずはどちらかと言えば保守的なNV350.
グレードはプレミアムGXであり、商用車としてはリアシートが非常に良いです。
ヘッドレストがちゃんとついて、三点式シートベルトもあります。
同様にハイエースにもスーパーGLと言うグレードがあります。
コレのディーゼル、ヨンクって言うのが人気の直球ど真ん中といったところでしょうか。
さて、感触としては当然ながら以前と同じです。
アクセルオフだと静かだけど、アクセルオンでガラガラガラガラとすさまじい音が響きます。
だがコレがいいのです。
四国出身の当方にとって、国鉄は「汽車」と呼んできたし、走っているのは「気動車」なのです。
だからディーゼルが良いのです(ゴリ押し)
トルクもりもりでみなぎってくる加速感がたまらないですね。
それに加えて、目線が高いのがいいです。
助手席の嫁さんにとって景色が楽しめるかどうかは必須条件。
窓が広くて目線が高いので周りを見渡せて楽しそうです。
(いまどきの車は窓の下端が高くて窓が小さいので大体不評)
ひっそりと萌えポイント
フォグランプの奥にあるのは、インタークーラでしょうか?
さて、E-NV200ですが、NV350が気動車なら、こいつは言うまでも無く電車です。
以前リーフにも乗りましたが、そのときより普通に感じました。
日産はハイブリッドはイマイチ(最新のエクストレイルでも)の感がありますが、
電気自動車の作り方はしっかり手の内にした感じを受けました。
それでいて、ヒュイーンと言うかっこいい音を立てながら加速するところなど、
鉄っちゃん、それも電車に萌える人にはいいと思います。
ただ、残念なのが、NV350から乗り換えるとピッチングがものすごく
さらにいけなかったのが、
嫁さんいわく「ジェットコースターみたいで怖い」…
音も無くすーーーーっと進むのはやっぱり違和感があるんでしょうね。
運転手としてはかすかなモーター音で「来た来た」ってわかるんですが。
嫁さんはどうしても受け入れられなかったようです。
リアシートもショボイです。
ヘッドレストが無かったら追突されたら確実に首がおかしくなりますよね。
いくらコストダウンが命題とはいえコレはないでしょう。
(これはE-NV200に限らない)
さて、
待っている間、駐車場を見ると、今は亡きティーダラティオがいました。
ティーダにも乗せて貰って、今考えたらあれ良かったんだよね。
マーチがぼろぼろになる前にあのへんで手を打っておけば良かったのかも知れない…
エクストレイルのディーゼルもそうだ、欲しいと思って指くわえて見てたら無くなった…
当たり前にあると思ってたものがどんどん無くなっていくのが日産。
昔はトヨタ×日産だったのに
いまじゃホンダに抜かれてマツダが後ろから迫ってくると言う構図…。
どうせだったら、NV350の見積もりでも作ってもらおうかな。
ほんのいたずら心でした。
マーチの屋根の不調の原因もわかり、
(ニュートラルでないと稼動しないのだけど、ニュートラルのスイッチがバカになったっぽい)
そんじゃ後日修理…という流れになったときに、
せっかくなんで、見積もりでも・・・と。
すでに19時ぐらいで、ダメかなーと思ってたんですが、
Tさんはいいですよぉーって感じでホイホイと…
希望はディーゼル、リアシートにヘッドレストがあること、
4WDはいらない…撥水シートもいらない…となるとグレードはプレミアムGXしかない。
最初の見積もりはフルオプション状態で持ってきたのでクッソ高くて。
それをアレもいらない、コレはいる、とか話してたらどんどんヒートアップ。
そのつど見積もりを印字しなおしてきてコレでどうかな?って
そのうち値引きが入ってきて、CY31を下取りにして…
D-op付けてくれたらと金利を下げますよとか話がどんどん進む。
そこそこ話が煮詰まってきたところで、
Tさんが今ならコレも付けますよとか、言い始めました。
じゃ、定番はオプションカタログから選択だよなと思って見ようとしたら、
ちょっと待ってくださいねーと店の奥から別のカタログを。
奥さん、この中から好きなもの選んでくださいよー付けますよーと
くまさんのぬいぐるみとか、トートバッグとかのおしゃれ系グッズを見せて…
おそらく一般的な家庭の車購入のキモは奥様
そんなわけで「将を射んと欲すればまず馬を射よ」で
奥様の気をひきつけて味方にしてしまおうという
セールスマンのキメ技なのかもしれませんでしたが。
「えーどうしょうー」とか言いながら嫁さんが選んだもの…
…にTさんと二人でのけぞった。
http://shop.nissan.co.jp/product/detail/2511
まさかの初代ダットサンのモデルカー(限定品)
極道の妻は極道ですよ
コレ限定なんで取れるかどうかわからないなぁ…と苦笑いするTさん
第二希望は…と聞かれ、
じゃこれっと指したのが
http://shop.nissan.co.jp/product/detail/428
これは自分の入れ知恵を否定しない(笑)
さらにTさん大爆笑。
(もちろん自分がR31前期乗りなのは知っているから)
結局両方付けて頂ける事になり
さらにリアのマットも付けてもらう事になり、最終判断。
2種類の人間がいる。
やりたいことやっちゃう人とやらない人。
オレはこれからもやっちゃうよ。
あんたは、どうする?
希望ナンバーは2500でお願いします。
あはぁ〜ん
やっちまったですよ。
もちろん休職と不妊治療で貯金なんかろくに無いから鬼ローンですよ。
でも15年からお世話になっているディーラーのTさんから
車を買わせてもらうことができたのは、感無量ですね。
なんせ自分の担当になってからというもの
アレしてコレして試乗させろカタログよこせ言うだけで
何の儲けにもならん客でしたから…
商談が終わったのはおおかた22時ぐらい。
よくもまあこんな遅い時間までと言ったら、
「いやー24時ぐらいまでやった事ありますから〜」
Tさんもまさか試乗一発で成約まで行く事にすごく意外だったようですが、
最高のクリスマスプレゼントですと。
そんなわけで、月間自家用車?とかにあるような値引きバトルもなく
スカッと即断即決したというお話でした。
さて、忘れてはならないのが、CY31を下取りに出すという話。
本当はヤフオクとかで売れば高く売れるのかもしれないですが、
いつ売れるのか解らんと言うのもメンドイ話だし
なにせ自分にとって前に乗ってた車のトラウマがある。
(売れるだろうとたかをくくっているうちに干からびてヤードの緑ゴケになってる)
安くてもいいからスカッと処分してくれたほうがすっきりする。
そんなわけで、下取りはお義理で1万円でした。後悔はしてないです。
とはいえ、車検もまだ1年以上残ってるし、オークションに出すと言っている。
そもそも冗談半分にTさんが欲しいといっている(笑)
きれいだったら少しは興味を持って買ってもらえるかもしれない。
そんなわけで、少しだけ本気出して磨いてみました。
普通に洗車した後、
煮込んでやわらかくしたトラップ粘土で表面がつるつるになるまで何度も何度もこしこしして
最初はカサカサ言っていた表面がだんだんすべすべになります。
次にノンシリコンのコンパウンド(自分が愛用しているのは3Mのハード2)で
エンブレムやボンマスの周りみたいな細かいところから歯ブラシでこしこしして
これで部品の境界がすっきりして見た目がシャキッとしますね。
あとはコンパウンドをスポンジに付けて直線的に磨く
最後にコンパウンドを洗い落として水分をセームで拭いて
CCウォーターゴールドを布にどぶどぶケチらず付けて、
さらに塗装面にもスプレーして満遍なく拭きあげます。
CCウォーターは個人的に眉唾ものばかりと思っている
洗車ケミカル業界の中では効果があるほう、かも?
半日格闘した結果がコレ
屋根の映り込みがはんぱないです。
あと少ししか時間はありませんが、CY31も最後まで大事に乗っていきます。