ハスラーにリアフォグランプを取付けよう（準備編）

先日はフォグライトをいろいろとやったばかりですが。。。


あっちこっち出かけると霧の中も走るだろうなぁ、そうすると追突防止でリアフォグがあった方がいいよなぁなんて前から考えてました
ハスラーはというか日本車では付いてる方が珍しいので、やるなら自分で回路を作って灯器を取付なければなりません

やりたいと思ったときにスイッチが手に入らないと困るなぁとリアフォグの絵が入ったスズキ用のスイッチを買ったのはだいぶ前です

手に入れていたスイッチはこのメクラ蓋がされた部分に収まる仕様になっています
なので取りつけても後付け感がありません
価格は1,500円くらいでした

今日は一日雨でやることがなくなったのでスイッチをバラして仕様変更しました

このスイッチは押してオンでロック、もう一度押してオフになります
しかしこのオンでロックされてしまうスイッチでリアフォグを点灯させると法律上はアウトになります
・ライトが点いてないときは点灯してはダメ
・ライトが消えたら一緒に消える
・次にライトを点けたときはボタンを押すまで点灯しない
・点灯中は動作ランプを点灯させ運転手に見えるようにする
簡単に言うとこんなルールになっています

ロック式スイッチで点灯させるとライトを消したときに一緒に消えたとしても次にライトを点けたときには一緒に点いてしまいます
それでは違反となってしまうのでロックをしないスイッチのほうが都合がいいわけです

なのでロックをしないように変更します

こちらはスイッチ部のアップですが、このスイッチの中に見える針金がロックさせるための機構です
スイッチによっては外から見えない場合もあるかもしれませんが、このスイッチは確認できるタイプでよかったです

構造は省きますが、この針金を取ってしまえばロックしないスイッチになります

というわけでミニドラで引っかけて上から強引に引っこ抜きました
針金なのでさほど力はいりません
上手く抜けてよかったです

赤矢印の先の金物が引き抜いたものです
こんな簡単なものでロックが成立しています
考えた人は頭いいですよね

これでロックしないスイッチの出来上がりです

このスイッチにはイルミ用のＬＥＤの他に動作用のＬＥＤも付いていました
調べたところ、リアフォグランプの動作インジケーターはスイッチ部に表示でもいいようなので、こちらをインジケーターとして活用することにします

基板の回路を見てみると単純にスイッチがオンの時にだけ点灯するようになっていました
今回はロックしないスイッチにしてしまったので、指で押してる時だけしか点かないランプになってしまいました

そこで基板上の回路を削り取って配線を直接繋ぎ、リアフォグのインジケーターとして点灯するようにします
電源から接点を抜けてくる回路を切り離し電線を接続し、別電源が来た時だけ点灯するようにしました

コネクターからは配線を出せなかったので、スペースに余裕のある縦方向に穴をあけて配線を引き出しました
この配線を点灯時に電気が流れるランプ回路に繋げれば動作ランプとして点灯するようになります
マイナス線はイルミ線と共用なのでそのまま使います

仕様変更でロックしないスイッチになりましたが、これでは押してる間しか点灯しない回路になってしまいます
そこで必要になってくるのがフリップフロップリレー回路です
フリップフロップ回路はスイッチから入力が入るとオンの状態を保持し続けます
次にスイッチから入力が来るとオフになります
この動作を繰り返します
そして電源がなくなるとリセット（オフ）するので、次にスイッチから入力が来るまでオンになりません
さらにこの電源をイルミ線からもらうとライトが点いている時しか動作しない回路になるのです
（実際はポジション点灯でも動作するので厳密にはアウトかもしれません）

以前はエーモンから商品が出ていてアリストの時には使ったのですが、現在は廃盤となっていたので今回はヤフオクで売っていた自作のものを購入しました
灯器をこの接点で直接点ける予定なので１０Ａ接点のものを探していたのですが、なかなかなくて探すのに苦労しました
２Ａ接点の製品はけっこう多かったんですが、それだと容量的に点灯用のリレーが別に必要になる場合もあります
ＬＥＤなら容量的に足りるような気もしますが、余裕をみての選択です
説明書や配線図などが付いて送料込み2,000円でした

各配線にギボシ端子を取り付けてスイッチとリレーを接続しました
この状態で電源装置を繋いで動作確認しました
ワンプッシュで動作、再度押してオフ、電源がなくなってもオフと動作確認が取れました
動作ランプもランプに電気が流れると点灯します

これを車に取り付けリアフォグの電源線をスイッチからリアフォグまで敷設すれば点灯させることが出来るはずです

リアフォグの灯器への電源はドラレコ用に購入して使わなかったヒューズ分岐線があったので、これを使って取り出す予定です

と、ここまで作ったのですが、実はまだ肝心の灯器を買ってなかったり…ｗ


候補に考えているのはリアのリフレクターにＬＥＤを仕込んだものです
これならリアの外観を変えずにリアフォグを装備することが出来ます
調べた感じではここをリアフォグとして光らせても法律には違反しなさそうですが、光ってるときに反射機能がなくなってしまうとアウトなようですね
とはいっても光っててその明かりが届いているなら反射も何も関係ないような…
最悪は反射機能が車検を通過できるレベルなら、車検の時は光らないようにスイッチを取り外しておけばバレないとは思いますが…

ちなみに高額な純正加工品は別として、安いのと高いのが売ってますが、安いののほとんどはリフレクター機能（反射）がありません
リフレクターは反射板なので、反射機能がないと違反となります
別で取りつけるという方法もありますけどね
車検通過を保証するものではありませんが、通すことを前提に考えているならば、購入前に商品の説明文をよく確認した方がいいと思います

あとインジケーター（動作表示灯）を取り付けないと車検は通らないようですよ
スイッチ部のランプが動作表示灯でも問題はないようですが、規則については確認をしてください
自分の場合は霧の中で自己防衛がしたいというのが第一目的であまり車検のことは考えていませんでした
とはいえ取り付けるならば規則に沿った形で取り付けたいなとフリップフロップ回路を導入しています
リアフォグを取り付ける場合はよく調べて自己責任でお願いします

【追記】
いろいろと検討しREIZのLED入りリフレクターを購入しました
こちらはリフレクター機能アリの商品になります
コーキングしてくださいと書いてあったので、さっそくマスキングしてシリコンパッキンを合わせ目に塗っておきました

こちらの商品は一つあたりLEDが60個入っていますので、点灯してもLEDのツブツブ感は少なく均一に光ります
ただ手前に反射機能付きのレンズがあるため、光が散ってムラのある点灯に見えてしまうかもしれません
仮点灯させてみましたが問題なさそうでしたけどね

少し安いＬＥＤ24個入りに妥協しようかとも思いましたが、やはり点灯にツブツブ感があるのでこちらにしておいて良かったです

あとはリアバンパーを外して取り付けるだけです
時間が出来たら取り付けます
こちらの価格は送料込7,700円でした