社外ステアリングをアリスト用に加工&ウッド部分補修
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
先日ブログでもお知らせしたステアリング裏側形状の違いによるVSC誤作動の件ですが、やはりこのままではいいことはないだろうということで加工してみました
写真左がアリスト純正、右はオクでアリスト用として売られていたステアリングの裏側です
まったく形状が違います
このためステアリングラック側の爪と引っかからず、ウィンカーキャンセルやステアリングセンサーおよびスパイラルケーブルの回転に影響が出ていました
この違いによる動きの差はムービーを見てください
また違うと何が起こるかは、ブログ(関連情報URL参照)を参照してください
右のステアリングが付いている車に左のは取り付きませんが、その逆は取り付きます
小は大を兼ねるというところでしょうか
実はアリスト用として売られている社外のステアリングのほとんどは右側です
購入する際には裏側まで確認することをオススメします
2
ちゃんと対応しているステアリングに買い替えればいいのですが、そんなに安いものではないので勿体ないです
小は大を兼ねるということは、盛り付けて大にしてしまえばいいということで改造です
そのままパテを盛ってもいいのですが、やはりパテだけではどこかに当てた時に欠ける可能性もあるし成形するのも大変です
というわけで大の外周に合うちょうどいいパイプをホームセンターで探してみました
何件か回ってこれと思えたのは、作業現場の足場などを組む時に使う単管パイプでした
外径49ミリ・内径44ミリ
ステアリング側のツバの出てる部分での幅が45ミリでしたから、少し均して叩き込めばちょうどハマる感じです
写真右側はアリストのステアリングとの比較ですが、外径で1ミリしか違わないので、ちょうどおさまります
というわけで、これを購入してホームセンターでカットしてもらってきました
高さは2センチになります
一番短い単管パイプでも1メートルあったので、残り98センチが無駄になります(笑)
それも何だかなので、なんとなく5個切ってもらってきました
必要な方がいましたら、先着で差し上げます(^_^;)
3
凹みを作る位置は、真上と左右の斜め下です
斜め下の位置は45度です
メモリのような出っ張りがあるので、45度は簡単にわかると思います
単管パイプを打ち込むと見えなくなるので、見失わないように線を延長して描いておきます
準備出来たらパイプを打ち込みます
あまり変形させても困るので、キツイようだったら合わさる部分を少し削った方がいいかもしれません
あまり削ると緩くなります
4
パイプとステアリングの間には隙間が出来てしまうので、そこを埋めるのと後に成形するので、対応したパテで埋めます
今回使ったのは金属接着と成形が出来るこちらを使いました
硬化も60分なので、ゆっくり作業が出来ます
60分を超えるとある程度固まってくるので、そのときにはみ出した部分をカッターで削っておけばひと手間省けます
5
硬化させたら当て木をして底面を削りだします
パイプを2.1ミリで切れればちょうどいいのですが、2センチで切ったので足りない高さ分がパテになってます
ステアリング中心の円と水平になるように削れば全体が水平になると思います
この部分はステアリングシャフト側の突起と当たる部分なので、ある程度は水平にしといたほうがいいと思います
面出しが出来たら、次に凹みを作る部分を描きます
前に出しておいた線を中心に幅5ミリの溝です
奥行と深さは5ミリ以上あれば問題ありませんが、幅はあまり広げてしまうとガタの原因になるので、なるべく合わせます
6
あとは描いた部分をリューターなどで削るだけです
単管パイプはけっこう硬いみたいですね
削るのに時間がかかりました
上下でアリスト純正ステアリングとの比較ですが、なんとかいい感じに仕上がったと思います
また本日装着して純正ステアリングと変わらなく動くことを確認しました
これでVSCの誤動作を防ぎつつ、スパイラルケーブルにも負担をかけることがなくなりました
ARSも正確に動いてくれるようになるなら、少しは普段の安定感も増しますかねー
また今までちょっとバラつきがあったウィンカーキャンセルのタイミングも、左右でキレイに揃いました
手間はかかりますが、材料費は全部で千円
パテは4回分ぐらいありましたから、一回あたり250円以下ですね
こんな方法もあるということで(^^)
これで完成したんですが、これならプラスチックで成形すれば変換アダプターを作れると思うんですけど、どこかのメーカーで作りませんかね?
別に接着しなくても挟まれるものなので脱落の心配はありませんし、小のステアリング側には出っ張りもあるので空回りすることはありません
これはビジネスチャンス?(笑)
お礼は第一号は自分にください(*^_^*)
7
あとステアリングは外したついでにウッド部分を補修
割れたとこにウレタンニスを塗ってたんですが、古くなってきたからか他にも割れが入りはじめました
というわけで今回は割れた部分を削ってから塗り直しました
このほうが接触面積も増えて丈夫になるかなぁとやってみたんですけどね
結果は数か月後です
なお水溶性だからか、忘れたころにニスが痩せてたりします
なので削りは均す程度にして、しばらくしてから平らにしようかと思ってます
8
いろいろありましたステアリング周りもようやく落ち着きました
本日からはステアマチックとパドルとのタプルシフトスイッチ仕様です
これでイージードライブも復活です♪
ほんとはもう一つのスイッチは、ATセレクトレバーのところに欲しいんですけどね
元MT乗りだと、そっちのほうがしっくりきます
別車種ですんなり移植できるゲートはないんでしょうか
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