エアコン モード切替用ダンパサーボ清掃

数年前に内外気切替用のサーボモーターの清掃をやりましたが、今回はモード切替用です
モードというのは、どこから吹き出すかの切替用ですね

普段はストレートの吹き出ししか使わないのですが、夏の間にエアコンをオートで使っているとカタカタという音が聞こえてくるようになりました
たまにしか使わないから接触不良が起きたみたいですね

というわけで前回同様、取り外して清掃です
もとろん交換するのがベストですが、ほとんどの場合は清掃で直ってしまうので、買うのはもったいない気がします

モード切替用のダンパサーボは助手席側のこの位置にあります
純正ＣＤチェンジャーが付いてる車では、取り外した後側というか横側です

こいつがモードを切り替えているモーターユニットになります
ビス３本で留まっているので、緩めて取り外します
１ヶ所は狭いスペースでの作業となるので、短いプラスドライバーが必要です

あとこのサーボモーターですが、２本のアームと連結されるので、取り外すのは簡単ですが、戻すのは結構面倒です
表側からは見えない部分でハマっていますが、どう取り付いていたのかよく覚えておいてください

こちらは取り外したユニットの蓋を開けたところです
爪でハマっているだけなので簡単に開くのですが、爪は簡単に折れてしまうので無理に力をかけないようにしてください

一番大きな歯車の裏側に位置検出用の接点があります
この接点が接触不良となり、目的の停止位置があやふやとなるため、ずっと動き続けてしまうのがこの現象です
接触不良のまま放置し続けると、モーターの寿命到達が早まり、いずれ全く動かなくなります
カタカタという音を聞いたら、早めの対処がイイですね

綿棒を曲げて歯車の裏を擦るとこのように汚れがついてきます
黒いものが汚れたグリース、黄色っぽいものは劣化したグリースです

この歯車は取り外せないようなので目視しながらの清掃は出来ません
何回か拭き取って汚れが付かなくなったらＯＫです
綿棒で新しいグリースを同じようにして接点に塗りこんでやります
自分はシリコングリースを塗りこみましたが、付けなくても大丈夫だと思います
摩耗が気になる方は、ぜひ塗りこんでください


あとは元通りに組み直せば完成です
でもやはりモーターとアームの連結が上手くいかず、おさらく１時間ぐらい格闘してたんじゃないかと思います
何にしても無事作業も終わり、カタカタといっていた音も止みました

残りは温度調整用のサーボ２つが残っていますが、これも動きが悪くなってからやるつもりでいます

構成図です