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山猫@spoonのブログ一覧

2022年04月20日 イイね!

2001 FORESTER L "HDM"

今回は、今となっては激レアキットとなってしまったウクライナのDiOlex Production製 SFフォレスターを製作しました。

サイドミラー、ルーフレール等も一体のボディ+クリアーパーツのみという簡素なキット構成で、シャーシ&内装はハセガワ製GCインプレッサのものを移植して組み立てるという代物です。

今回は、『HONORURU在住のサーフィンとスバルが好きな若者』を再現する仙台在住のオーナー…という回りくどい設定です(笑)
USDM jamやK-DAYにエントリーしている車両を想定しています。



現地における年式及びグレードとしては、後期型にあたる2001MYの"L"という廉価グレードを再現しています。
ボディカラーは北米らしいシエラゴールドメタリックとし、バンパー類は樹脂無塗装としました。
このカラーリングは北米モデルのみで、国内モデルはバンパー類も塗装済しか設定が無いようです。

ゴールドはタミヤのシャンパンゴールド、樹脂バンパーはつや消し黒にフラットホワイトを混ぜることで、つや消し黒の窓枠やルーフレールとの差別化を図っています。



灯火類は地味に苦労したパートです。
まず、1/43スケールのレジンキットの如くバキューム一体成型のクリアパーツを切り出して使用する為、チリ合わせが非常に難しい点。
そして、レンズカットが無く透明度が高すぎる為、どうしても実車の雰囲気にならない点。
前者は根気で合わせれば何とかなりましたが、後者はヘッドライトはデザインナイフで傷を付け、コーナーマーカーはレンズカット模様をシルバーで印刷したデカールを裏から貼り付けるという技法でそれっぽく仕上げました(;^ω^)
遠くから見ればレンズカットが入っているように見える…ような気がします(笑)
コーナーマーカーにはUSモデルのみ存在するリフレクターも仕込んでいます。

フォグランプにはルーバーが付きますので、こちらも自作デカールで再現しておきます。
また、元々のキットはヨーロッパ仕様のようでヘッドライトウォッシャーが付いていましたので、US仕様にすべく削り落としておきます。



前述した回りくどい設定に合わせて(笑)、RHDながらワイパーの向きはLHD仕様にしています。
グリルもUS後期モデルは縦に3本の仕切りが追加されますので、プラ棒で再現しておきます。
また、US仕様のSFフォレスターは2.5LのNAモデルしか存在しません。キットはターボダクトが付いていましたので、シアノンで埋めておきました。毎度のウォッシャーノズルも別パーツ化しておきます。

生活感を出すため、日本でいうETCのようなFasTrakをダッシュボードに固定(実際はFガラスに貼り付けですが)、ホノルル周辺の施設で実際に使用されているパーキングパーミットをネットで拾ってきてデカール化&貼り付けておきました。




この作品で一番の魅せ所?となるホイールは、私の作品では毎度お馴染みの幻想技研様にて製作して頂きました、15インチSF純正鉄ちんホイールです。ガイアカラーのプレミアムミラークロームで塗装しました。
合わせるタイヤはフジミのアストロ用BF Goodrichです。SF純正に比べて一回り大きいサイズですが、1inchほどリフトアップして履かせているという設定です。大径の方が模型映えしますね。

泥除けはキットでは再現されていなかったので、プラ板で再現しておきます。
サイドのロゴは資料を見ているとステッカーだったりエンブレムだったりするので、今回はエンブレムにしておきました。シルバー一色で貼り付けるとボディカラーと同化してしまったので、下に一回り大きい黒のロゴを貼る事で存在感が出るようにしています。


リアビューです。

GCインプとは違う腰高感がSUVらしさを際立たせますね。



ドアハンドルは一体成型だったので、毎度の如く別パーツ化しておきました。この方が塗装もしやすいですし。
ちなみにドアハンドルが樹脂無塗装なのもUS仕様ならではのようです。

ドアミラーのコーションはデカールで再現しておきます。


テールランプはフロント以上に試行錯誤しました(笑)
元々は実車同様?の仕切りやバルブ形状がしっかり再現されていたのですが、透過率が高いレンズだと逆に仇となり、中身がよく見えすぎて逆に違和感がありました。
インナーは一度くり抜きフラットに造形。ハセガワのミラーフィニッシュを貼り込んでおきました。
その後、レンズカット模様を白で印刷したデカールをインナー側に貼り付け、レンズは実車の写真をデカールに印刷して裏面から貼り付け、さらにクリアーレッドとクリアーオレンジで塗装して取り付け、、とかなり面倒な工順で再現しました(;^ω^)
インナーにはリフレクターも装備して情報量を増やしています。

リアガラスも同様に模様無しの透明塩ビ板だったので、デフォッガ(熱線)のデカールを作成して裏側から貼り付けました。
ちなみに、小ネタですが給油口のフタには凸形状が付くのがUS仕様です。



リアスポイラーの代わりに装着するのは北米ディーラーOP?のダストディフレクターです。プラ板から作成しました。中央にはウォッシャーノズルの逃げを設定しておきます。
リアワイパーは中央から左側に伸びるのがJP、右側に伸びるのがUS仕様です。ジャンクから形状が近いものを取り付けました。

リアバンパーにはバンパーガードが標準で設定されるのでプラ板で作製。
バンパー自体もヨーロッパ規格の幅広ナンバー仕様でしたので、US仕様に作り変えました。
バックフォグも装着されないので、シアノンで埋めておきます。



またまた小ネタですが、リアクオーターガラスのAWDロゴも前期/後期で2種類あるようです。
(有識者様のご指摘により知りました…(笑))

当初はしっかり間違えていた為、差し替えておきました(笑)


ルーフは純正OP?なのか、北米でも付けている個体が少ないですがルーフプロテクトモール(正式名称分かりませんが)を再現しておきます。ちなみに国内では出回っていないのか、装着例がありませんでした。

US仕様では標準装備となる純正キャリアはプラ板で再現し、DAKINEのキャリアパッドも再現しておきました。




US仕様はヒッチコネクターが標準装備らしいので、折角なのでヒッチメンバーも再現しておきました。
マフラーは出口位置を延長してフォレスターの寸法に合うようにしています。

ナンバープレートの地名は仙台にしました。完全に個人的な主観ですが、某USプロショップの影響が大きいのか雪が積もりやすい土地柄なのか、仙台ナンバーのフォレスターはハイレベルな車両が多いイメージです。








内装はバスタブとダッシュボード、コンソール周辺はGCインプを使用しました。
厳密にはダッシュ&コンソールはインプとフォレスターで形状が異なりますが、そこまで拘ると完成しなくなると思ったので割愛しました(;^ω^)
ただしUS仕様の場合、ダッシュボードのグローブボックスには鍵が付きますので、雰囲気で再現しておきます。流石に見えないので誰も気付かないと思いますが…(笑)
トランク周りはGCインプの場合はトノカバーで隠れますが、折角なので再現してみました。閉状態のトノカバーはプラ板で製作しました。

シフトはMT→ATに変更しました。ゲージの文字が左側にあるのはUSコンバージョンの証です。サイドブレーキの向きはJP・US共通です。
ステアリングはGCインプ付属のスポーツタイプではなく、形状が近いジャンクパーツを流用しました。USで設定されるクルコンのスイッチも装着しています。



シートもGCインプのセミバケタイプから、フォレスター純正のコンフォートタイプに変更しました。ヘッドレストには穴が空いています。

リアシートも形状を変更しています。ヘッドレストが3つ装着されるのは後期モデルからの仕様変更です。リクライニングのレバーも再現しています。


元々が3Dプリンタの積層品そのままなので、積層痕が凄まじい・スジ掘り一切無し・割れやすいという非常に扱いにくいキットではありましたが、素性を理解すればインジェクションキット同様に組めるようです。
また世界情勢が落ち着いた後、メーカーが復活してくれる事を願っています。

ちなみにこちらの作品は、実に3年振りに一般公開が決まった 第60回 静岡ホビーショー(5/14~15)のモデラーズクラブ合同作品展にて、1/24MOTORINGブースでの展示を予定しております。

また、5月末には朝霧オートキャンプ場で開催される"TheSUBIE#2"内の企画『USDM/SCALES』でも展示の予定です。



5月は静岡でお会いしましょう。
Posted at 2022/04/20 23:58:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2022年03月02日 イイね!

'77 ECONOLINE "GHETTO GRAFITTI VAN"

今年1台目の完成品は、某SNSにて友人のmatsuさんが企画した"matte2w(2週間でつや消しの作品を仕上げる)"に参加する為に製作した'77 ECONOLINEです。



今回のテーマはずばり『ABCD STORESのショップトラック』です。
ABCD STORESはUSDM FREAK御用達の岐阜・大垣に実在するHAWAII GROCERY STOREで、既にカッコ良いアストロのショップトラックが活躍中なのですが、もしアストロではなくエコノがお店の車だったら…というif設定で製作しています。

タイトルの "GHETTO GRAFITTI VAN"の通り、全体的にウェザリングやグラフィティを入れてスラム風な雰囲気を出しています。


ベースキットはAMTのコカコーラトラックです。
割と最近にバリエーション追加されたキットですが、ベースは相当昔のキットなようで結構苦戦しました(;^ω^)

ヘッドライトはグリル一体でメッキパーツになっていたので、くり抜いてbarchetta製のアルミ削り出しライトインナー&ハロゲン用レンズに置き換えました。
バルブは100均のネイル用ストーンを接着して再現しています。



ワイパーはアメプラでありがちなボディ一体成型だったので、削り落として別部品に置き換えました。

ドアミラーもステーが太くメッキの質感はあまり良くなかったので、ステーを真鍮線で自作してトラックミラーを再現しました。



ホイールはmatsuさんに頂いた、米Fireball Modelworks製の15インチ鉄チンホイール&ハイト高めのタイヤに変更します。
商用バンの野暮ったい雰囲気になりました(›´ω`‹ )

ウインカー・サイドマーカーもボディ一体成型でしたので塗装ではリアルにならないと判断し、メタルック→クリアレジン→ハセガワのクリアーオレンジフィニッシュの順で重ねて再現しました。



屋号に少し掛かる落書きが拘りポイントです(笑)

グラフィティデカールはGreenStuffWorld製の物を使用しました。
初めて聞いたメーカーでしたが、薄い割に頑丈で破れることもなく貼りやすかったです。



全体的に日焼けでクリアー&ボディカラーが落ちてカサカサになっている状態を、下回りに近い箇所はサビで塗装が捲れている状態をそれぞれ再現しています。

ボディ下部の中央部は縁石に乗り上げて凹ませてしまったという想定です。熱したカッターナイフでボディを抉っています。



ルーフラックは真鍮線とプラ棒で再現しました。
商用かつアーリーモデルで装着例の多い、武骨なデザインの物をチョイスしています。

レインガーターはバリまみれでグズグズだったので、エバーグリーンの0.5mmプラ棒に置き換えています。




年式によってフェンダーにアンテナが装着される?のか詳しい事はよく分からないのですが、この位置にアンテナが装備されている個体があったので再現してみました。

アンテナ基部は伸ばしランナー、アンテナ本体は真鍮線、アンテナトッパーはエポパテによる造形です。


五月蠅い感じになるのを避けるべく、助手席側は屋号のみとしました。
これでも十分良い雰囲気ですね。




観音ドアは左側をぶつけてしまい交換しているという想定で、サフ状態にしています。
ドアノブも一体モールドでしたので、削り落として米Fireball Modelworks製の別パーツに置き換えました。

本来であれば岐阜ナンバーをセットすべき所ですが、店名がホノルルの某コンビニのオマージュである事を鑑み、ナンバーはHAWAII州とし、フレームもHAWAIIに縁のあるHilifeを選択しました。単純に日本のナンバーが似合わな過ぎたというのが本音です(笑)
勿論、インスペクションはバンパー直貼りです。



今回は時間が無い中での製作でしたが、どうしてもやりたかったのが観音開きの再現です(笑)

ヒンジを自作し、留め具としてネオジム磁石を装着しています。
割とストレス無く開閉可能になりました。



中には実際にABCD STORESで販売されている商品を陳列しています。

左手に見える作業台はプラ板による自作です。



以前製作した'52 T1バーンドアからルーフラックに乗せる小物類を拝借してきた絵です。

過積載が絵になりますね(笑)
イベント出店に向けてポートメッセ辺りに出向く際の一コマ…といった感じでしょうか。






無造作に掛けたTシャツが良い雰囲気です(笑)



ポリタンクやテントはタミヤのミリタリーマテリアルセットを流用しています。

右側にはフレッシュナー等の薄手の商品を掛け、お菓子や歯磨き粉、紙袋などは作業台の上に置いてあります。
手前の黄色い蓋はウエットティッシュです。



内装単体だとこんな感じです。
時間があればもう少しゴチャゴチャさせたかったんですが、製作期間が短くこの辺りが限界でした…(›´ω`‹ )




2週間という短期間での製作でしたが、時短製作やリカバリー術など良い勉強になりました。


それではまた。
Posted at 2022/03/03 00:00:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2021年10月04日 イイね!

m&m's Racing 1303S RSR

以前製作した'74 Beetleの部品取りとなったアオシマ製ビートル1303Sですが、新たな使い道に悩んだ末に完成したのが今回の作品です(笑)


m&m's Racing 1303S RSR




今回のテーマは"ターマック最強のBaja Bug"としました。

Type1のカスタムを模索していたところバハバグを思いつき、詳しく調べてみると
①一般的な寄り目のBug-eyeと呼ばれるモデル(タミヤのラジコン)
②フェンダーにライトが装着されるWide-eye
の2種類が存在する事を知りました。

中でも②は一般的に1303系がベースとして使われる事から、今回はWide-eye仕様のBaja Bugを再現しました。


ボディカラーはNASCARやHotwheelsでもお馴染みのm&m'sを採用しました。

Hotwheelsのデザインを参考に、自作デカールで再現しています。


今回のテーマに合わせて、エンジン&パワートレインはフジミの'85 ポルシェ911のFLAT6をスワップしました。
タービンはホビーデザイン製に置き換え、タービンの取り回しはCB performance製のボルトオンターボキットを参考にしてパイピングを自作しています。

マフラーは0.3mmのプラ板を筒状に丸めて製作しています。



高出力エンジンに対応すべく、シャーシ&内装はフジミの'67 ポルシェ911 RSRを流用しています。
実車で再現しようとすると、事故車のポルシェをベースに外装だけビートルに載せ替える…といった感じでしょうか?(;^ω^)
模型ではホイールベースはほぼ同じでしたので、前後のシャーシをカットして辻褄を合わせました。

また、給油口の位置も911に合わせて右フェンダー→ボンネットへ移設しました。
フューエルキャップはさかつうのメタル製を使い、アルミ感を出すべくWAKOSのメタルコンパウンドで磨いています。


実車のバハバグではエンジン回りをロールケージ風に囲いますが、想定しているステージが砂漠や林道ではない為、そこまで保護する必要はないと判断しドリ車風にバッシュバー形状にしています。

ちらっと見えるプラグコードはダイレクトイグニッション仕様へと変更。
タミヤのフェラーリFXX用プラグを流用して再現しました。



エラの大きく張った旧イマイ製ボディは潔くフェンダーごとカットし、ヘッドライトもFRPキット風に加工しました。
社外ヘッドライトを付けている想定で、純正より一回り小さいレンズを選択しています。

ボンネットはFRPでカウル風に外れる想定で、四隅にキャッチピンを設けました。


ホイールは15インチのミッキートンプソンにアオシマの族車引っ張りタイヤを合わせました。
ブレーキはアオシマのGr.A R32 GT-Rより流用です。

ビートルだとPCDも穴数も合いませんが、911の足回りを流用することでPCD変換スペーサーで対応できるようになっているのでしょう…という脳内設定です。。



ルーフキャリアは1.6mmのプラ棒で自作し、m&m'sチョコ風に塗装したライトポッドカバーを取り付けています。

キャリアに載せる小物類はタミヤのミリタリーマテリアルセットから選択しました。
ベルト類の塗り分けとウォッシング塗装を行っています。



レインガーターは元々のキットが金型の関係でヨレヨレになっていた為、エバーグリーンの角棒に置き換えました。

ドアハンドルも911用に変更しています。



テールランプは、本来73年式の場合は所謂"ビッグテール"という形状になりますが、仕様的に小径の方が似合うと判断しハセガワの63年式のテールを流用しました。

エンジンルームのルーバーはHIGHLIGHT MODEL製のエッチングパーツに置き換えました。



ナンバーは元々の穴は使用せずに左右にボルトで固定している状態を再現しています。

エンジンルームのパイピング類は、初めてMrメタルカラーのアルミを使用してみました。
磨くと金属並みの光沢になる…という代物ですが、手間は掛かりますがかなり良い質感になったと思います。





ダッシュボードやステアリング類は911純正を使用し、シートのみHIGHLIGHT MODELのボンバーシートを使用しました。




以前製作したType1と並べた写真も紹介していきます。
それぞれ年式が異なる為、意匠の違いも散見できて面白いですね。

奥の深緑は以前製作した'74です。







カスタムの振れ幅がここまで広いのは、個人的にはシビックとビートルくらいでは?と思います。
それだけ長い間、多くの人々に親しまれてきたという証なのかなと思います。




過去に制作したタミヤの'66とも比較してみましょう。

1303S特有の湾曲したフロントガラスが目立ちますね。
ちなみに、ガラス類はキットのものがウェルドラインが入っていたため、ヒートプレスした透明塩ビ板に置き換えています。










久々にセミスクラッチレベルの大加工作品でしたが、作りごたえがあってなかなか楽しかったです。
Posted at 2021/10/24 17:09:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2021年07月08日 イイね!

セコハンwith GT WORKS 男気LEVIN

古くからの模型仲間には『AE86ばかり組んでる人』とよく言われますが、最近はめっきり組んでませんでしたね。
久々のAE86は実車再現です。


2004年頃までD1GPに参戦し、寺崎源選手がドライバーを務めた『セコハンwith GT WORKS 男気LEVIN』を製作しました。
当時は植尾トレノ、マエケントレノ、日比野レビンなど様々なチームがAE86で参戦していましたが、個人的に特に印象に残っている寺崎号を再現しました。

ベースキットはアオシマのAE86レビンです。
比較的新しめのキットで特に注意するポイントもありませんので、実車に倣った改造箇所をメインに紹介していきます。


ボディカラーは実車に合わせてソリッドの黒にしています。
黒単色はレビンには設定されませんでしたが、案外似合っていますね。

外装の変更箇所は、
RunFree アルファスタイルフルエアロ
RunFreeフロントフェンダー
リアフェンダー叩き出し
サイドモール除去
RunFreeカーボンボンネット
RunFreeリアスポイラー一体型テールゲート です。



バンパーはウインカーレス状態を再現し、見難いですがウインカー固定用のボルト穴も再現しておきました。



フロントフェンダーは0.75mmのプラ角棒を接着して土台にし、エポパテで成形しました。
実車換算で20mmワイドになっています。

牽引フックは0.3mmプラ板で再現しました。年式的に若干サビのウォッシングを追加しています。


フロントグリルは実車同様、レス仕様を再現しました。
フォグランプが剥き出しの状態になるので、キット余剰パーツのトレノ用リトラクタブルライトのレンズを加工して再現しました。フォグランプ固定用のステーも自作しています。
ちらっと覗くラジエターはARC製です。

また、アオシマのハチロクはエアロバンパーを装着することを前提として作られていない為、バンパーを開口するとボディ受けが露見してしまいます。
実車には無い構造で結構目立つので、ボディ受けを切除してクロスメンバーをプラ板にて自作します。(写真ではほとんど見えませんが…)
合わせてラジエターコアサポートのディテールアップを行い、ボンネットキャッチ、ホーンはプラ板で作製します。
実車に合わせてオイルクーラーも装着しておきます。

ボディ受けは新たにライト裏に新設しておきます。


リアゲートはスポイラーと一体型になるので、TRD N2仕様に付属のリアスポイラーを薄く削り、装着した上でエポパテで表面を均します。

マフラーはフジミのボーダータイプメタルマフラーを選択しました。


デカール類はD1GPのハチマキとスポンサーゼッケン以外は全て自作です。
このデータ作成が一番大変なパートでした(笑)

ドリ車故にシーズン毎にロゴのフォントやステッカーの位置、種類が微妙に異なるので、雑誌『ドリフト天国 2005年5月号』の特集・SUPER D-MACHINEに掲載された当時(最終戦後?)のステッカー配置を参考にしました。
ネットで拾える情報だと、ルーフが映っている写真が少なくてORCロゴだと判るまで苦労しました…(;^ω^)



ホイールはfactory141製のTE37 15インチです。
アオシマのTE37用デカールとTUNER MODEL MANUFACTORY製のバルブキャップを追加しました。

アオシマの15インチは何故かグラベルでリム形状が異なるので、素のTE37に変更すると随分印象が変わりますね。
タイヤは毎度のオレンジホイール製です。今回はキャンバーを付けないのですり鉢状になっていない方を装着しました。


ナンバーは装着した状態の写真がネットにありましたので、当時の番号で再現しました。

当時のD1GPはナンバー付きの車が参戦していたんですね。今のD1からは想像も付きません…(笑)


細かいマーキングの話をすると、運転席側のみドアノブ上の白文字RECAROステッカーが貼られませんので、実車再現される方は注意して下さい。(いませんよねw)
シーズン途中は貼ってあるようなので、最終戦前後で剥がれてしまったようです。

RunFreeのカーボンボンネットは、エンジンルームの熱を効率的に排気する為に後端が反り上がっています。


内装は資料が少ないので、分かる範囲で再現しています。

ステアリングはKEY!S RACING Φ35なので、ジャンクのステアリングに自作デカールを貼り付けて再現しました。
ロールバーはTRD N2に付属のものを流用し、Bピラーのガセットプレートと斜行バーのボルトをプラ板で製作してCUSCO製9点式を再現しました。
シートは左右ともRECARO SP-Gになるので、手持ちで形状が近かったHobbyDesignのRECARO SP-G Ⅲを装着しました。
ダッシュボードや計器類はノーマルなのが拘りだそうです。



ウィークポイントの少ないアオシマAE86ですが、リア回りでは2箇所ほど改修ポイントがありますので紹介しておきます。
1点目。リアの牽引フックはキットでは再現されていないので追加しておきます。
ここは比較的ネットの作例を見ても皆さん実施されていますね。

2点目。ウインカー下のパーティングラインが通る所は実車ではボディパネルの合わせ目になる部分で浅い溝になっているので、追加しておくと良いと思います。
…といいつつ、今回は掘るのを忘れていました(笑)

あと全体的な話をすると、アオシマのキットは全般的にそうなんですがボディのエッジが角ばりすぎているので、全体的に角を#400ペーパーで落としておきます。
その他にサイドシルの再現やフロントフェンダー分割ラインの追加もありますが、今回はサイドステップが装着されて隠れるので割愛します。



TRDリアスポは左右端が凸形状になっていますが、ランフリーのリアゲートは平面なので形状を変更します。

リアフェンダーは実車換算で20mmになるように叩き出しを行いました。









最近のD1GPはあまりよく分かりませんが、個人的にD1というと2000年代前半の印象が強いです。
これ以外の車両も作って並べてみたいですね。。ということで参加者を募集しております(笑)
Posted at 2021/07/08 16:25:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2021年06月01日 イイね!

'74 VW type1 "Neu flava"

今年1作目ですが、お世話になってる友人のtype1を再現します。




実車が'74なので年式的にはアオシマの'73がピッタリなのですが、旧イマイ金型のボディ造形がイマイチなのでハセガワの'67をベースにレイトコンバージョンを敢行しました。





バンパー、テール、ミラー、その他内外装の細かい年次改良を行いましたので、順に説明していきます。



フロント周りは年次改良による変更として、バンパー形状、ドアミラー取り付け位置(ドアヒンジ→Aピラー根元)、右フェンダーの給油口追加の変更を織り込んでいます。
また、ウインカーの高さは短縮加工されているようなので下半分を削りました。
OPパーツ?のバンパーポールも付いているので、プラ棒で再現しました。

バンパーは鉄道線路バンパーと呼ばれる角ばったタイプになるので、アオシマのビートル用を真ん中で切断し、幅詰めして流用します。
少々角ばりすぎているのでペーパーで落とし、中央のモールはプラ板で再現します。
オーバーライダーは2mmのプラ板で、ステーは0.5mmのプラ板でそれぞれ自作しました。



再現にさんざん悩んだボディカラーですが、ガイアカラーのビリジアングリーンが近そうだったので採用しました。

屋内では深めの緑、自然光では明るめの緑になる独特な色で、純正色ではないそうです。
肉眼と写真でも色味が随分変わる色で、実際はもう少し暗めです。






ホイールは友人に3Dデータ&積層品を作成して頂いたリビエラを履かせました。
リムはオレンジウィールズのA-style用浅リム、ハブ&ボルトも同社のマイスターS1に付属するものを組み合わせています。
ディスク部はガイアカラーのミラークロームで塗装しています。
個人的にはメッキ塗装の決定版だと思います(›´ω`‹ )

組み合わせるフロントタイヤはフジミの356用です。ハイトと細さが絶妙ですが、なかなか入手できないので悩み所ですね。。



リアタイヤは更にハイトの高いタミヤのモーガン4/4用を使用しました。
若干リムに被るくらいの車高が良い雰囲気です(›´ω`‹ )

年式がかなり古いので、飛び石で一部塗装が剥がれている部分も再現しておきます。
また、年次改良でCピラーに三日月型のルーバーが追加されるのも'73の特徴です。こちらはアオシマボディより移植しました。




サンバイザーはHIGHLIGHT MODELのエッチングパーツを使用しました。
厳密には実車と若干形状が違いますが、金属ならではの質感重視です(;^ω^)

三角窓の窓枠も同社のエッチングパーツを使用し、開き状態を再現しています。
アンテナは真鍮線で再現しました。



リア回り最大のポイントはビッグテールと呼ばれるランプ形状です。
低年式ビートルは小さいテールですが、視認性向上の為に大型になったそうです。

レンズ自体はアオシマ製を流用し、ライトインナーはプラ板で自作しました。
メタルックで反射板まで再現しています。



リアバンパーもフロント同様に鉄道線路バンパーに改修済です。
また、リアウインドウのブラインドもプラ板で再現します。
当時はオプションパーツでもラインナップが存在したようです。

ライセンスランプ上の凸凹プレスラインは年次改良?よく分かりませんがキットには存在しなかったので再現しておきました。
写真では隠れてしまいましたがボンネットにはルーバーが備わる為、アオシマボディより移設し、実車で装着しているアルミのダクトカバーをプラ板で再現して装着しています。




ドイツエンブレムもHIGHLIGHT MODELのエッチングパーツを使用しています。
こんなニッチなパーツがキット化するなんて、良い時代になりましたね。。









フロントのナロー具合は実車同様に合わせてみました。
356タイヤだから出来る雰囲気だと思います。

ツライチだけがカッコ良いスタイルではないというのが、カスタムカーの奥深さですね。



内装もEMPIシフトノブ、911カレラシート加工でヘッドレスト付きシート再現&皮シートの表皮破れ再現、ダッシュボードの年式違い意匠再現など、色々手を入れましたが殆ど見えませんね(;^ω^)






年次改良の考察をしながら製作を進めるのは楽しいですね。
それではまた。
Posted at 2021/06/01 19:47:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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